電動インパクトドライバー が欲しいけど、どれを買ったらいいかわからない。
そんな方のための記事です。
電動インパクトドライバー 用途別におすすめ機種を紹介!
電動インパクトドライバーは、用途により色々なものが選べます。
メーカーや機能によっても価格帯がかなり違うので項目別に分けました。
- 1、価格重視のDIYモデル(出来るだけ安く買いたい方へ)
- 2、バランス重視のDIYモデル(良いものをより安く欲しい方へ)
- 3、品質・性能重視のDIYモデル(性能や使い心地を重視したい方へ)
- 4、性能も使いやすさも最高の機種が欲しい方へ。
- 5、他の電動工具もセットで揃えたい方へ。
このような視点でおすすめの電動インパクトドライバーを紹介します。
とにかく安い電動インパクトドライバーが欲しいならコレ!
アイリスオーヤマの10.8Vの電動インパクトドライバーです。
スペックは以下の通りです。
- 定格電圧:DC 10.8V
- バッテリー:リチウムイオン二次電池
- バッテリー容量:1,500mAh
- 充電時間:60分
- ビットチャック:6角軸(2面幅6.35mm)
- 無負荷回転数:0 - 2,000回転/分
- 打撃数:0 - 3,500回/分
- 最大締め付けトルク:80N・m
- 質量(バッテリー含む):1,020g
この電動インパクトはとにかく安い!
価格:6,000円以下です。
これは電動インパクトドライバーの最安値クラスの価格です。
しかもアイリスオーヤマブランドです。
あやしい中華系の電動インパクトドライバーよりも安心感があります。
ビットが10種類付属しています。
バッテリーは1本のみ。
トルク80N・mですので、大工仕事にはちょっとパワー不足かもしれません。
でもDIY用の木材なら大丈夫です。
初めて電動インパクトドライバーを買う初心者にはイチオシです。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
⇒ ホームセンターで買える安いインパクトドライバー!おすすめ4選!
品質と価格のバランスが良い電動インパクトドライバーならコレ!
HIKOKI(旧日立工機)の電動インパクトドライバー(14.4V)です。
スペックは以下の通りです。
- 定格電圧:DC 14.4V
- バッテリー:リチウムイオン二次電池
- バッテリー容量:1,300mAh
- 充電時間:35分
- ビットチャック:6角軸(2面幅6.35mm)
- 無負荷回転数:0 - 2,600回転/分
- 打撃数:0 - 3,200回/分
- 最大締め付けトルク:140N・m
- 質量(バッテリー含む):1.3kg
メーカーとしては一流で申し分ないHIKOKIです。
充電器とバッテリー2本が付属しています。
プラスチックのしっかりしたハードケースに入ったセットです。
この電動インパクトドライバーのメリットは以下です。
- 一流メーカー&ミドルスペックなのに12,000円程度で買える。
- DIY用ではあるが、HIKOKIのプロ用モデルとの間にバッテリーの互換性がある。
- 充電が早い(急速充電35分)。
- 最大トルクが140N・mとDIY用では強め。
DIY用といえどもメーカーや価格帯により性能に差があります。
そのなかでもこの電動インパクトドライバーは、性能面では心配がないスペックです。
どこに出しても恥ずかしくない電動インパクトドライバーです。
こちらの記事でさらに詳しく書いています。
⇒ FWH14DGL 2LEGKはバッテリー(BSL1415S)の互換性が高い!
DIY用であっても高品質で高性能な機種が欲しい方にはコレ!
マキタは世界シェア2位の一流企業です。
日本よりむしろ海外での評価の方が高いくらいの人気ブランドです。
マキタとHIKOKIは電動工具界のトップを争う一流企業です。
DIY用の電動インパクトドライバーでも、やはり鎬を削るライバル同士です。
電動インパクトドライバーに関しては、基本的に「マキタ」か「ハイコーキ」を選べば後悔する事はほぼありません。
この電動インパクトドライバーは、HIKOKIのDIY用電動インパクトと競合する製品です。
こちらがマキタのDIY用インパクトです。
スペックは以下の通りです。
- 定格電圧:DC 14.4V
- バッテリー:リチウムイオン二次電池
- バッテリー容量:1,500mAh
- 充電時間:35分
- ビットチャック:6角軸(2面幅6.35mm)
- 無負荷回転数:0 - 2,700回転/分
- 打撃数:0 - 3,000回/分
- 最大締め付けトルク:145N・m
- 質量(バッテリー含む):1.2kg
こちらのマキタのDIY用インパクトは、価格はちょっと高く、ネット通販で15,000円くらいします。
またバッテリーはプロ用との互換性はありません。
但し、他の10種類くらいのDIYモデルとの互換性はあります。
この電動インパクトの一番のウリはその性能の高さと使いやすさです。
前述のHIKOKIのモデルと比べて、以下の部分で優れています。
- 本体がコンパクトで取り回しがラク。
- 重量が軽いので疲れにくい。
- トルクはさらに強い。
- バッテリー容量も少し大きい。
DIY用としてはメチャクチャコンパクトです。
パワーがあるのにコンパクトで軽いという、プロモデルに近いコンセプトで作られています。
「DIY用だけど使用頻度が高い」
そんな方にとってはちょっとの使い勝手の差がとても大きな差に感じます。
そんな方にはこのマキタのDIY用電動インパクトドライバーがおすすめです。
⇒ マキタ MTD001DSX DIY用インパクトドライバーの大本命!
最高の電動インパクトドライバーが欲しい方へ。高価で高品質!
「価格が高くても良いから、一番性能が良いインパクトが欲しい!」
そんな方におすすめなのは、プロ用の電動インパクトドライバーです。
これはマキタの最新フラッグシップモデル(看板商品)です。
18Vの最上級電動インパクトドライバーです。
価格はバッテリー2本のフルセットで50,000円くらいします。
スペックは以下の通りです。
- 定格電圧:DC 18V
- バッテリー:リチウムイオン二次電池
- バッテリー容量:6,000mAh
- 充電時間:80%まで27分、フル40分
- ビットチャック:6角軸(2面幅6.35mm)
- 無負荷回転数:0 - 3,600回転/分
- 打撃数:0 - 3,800回/分
- 最大締め付けトルク:180N・m
- 質量(バッテリー含む):1.5kg
こちらのマキタのDIY用インパクトは、価格はちょっと高く、ネット通販で15,000円くらいします。
しかしDIY用の電動インパクトドライバーと比べて、すべてにおいて優れています。
具体的に挙げると以下のような点で優れています。
- トルクは180N・mと超パワフルで作業が早い。
- サイズは全長114mmと超コンパクトで取り回しラク。
- バッテリーは6.0Ahと超大容量で電池切れの心配なし。
- 大容量バッテリーなのに実用充電(80%)が27分で可能。
- 大容量バッテリーなのにフル充電(100%)が40分で可能。
- パワー切り替え(4段階)が出来る。
- 材料に合わせたモードで締め付けを自動制御してくれる。
- 防塵・防滴機能があるので、ホコリや水(雨など)に強い。
- ブラシレスモーターなのでカーボンブラシの交換が不要。
他にもありますが、大きな特徴はこんな感じです。
自動車で例えるなら、性能は「スカイラインGT-R」でサイズや小回り性能は「フィット」といった感じです。
これを買えばもう後悔する事はありません。
詳しくはこちらで書いています。
⇒ TD172DRGX マキタ 【2021新型 徹底レビュー!】限定色は人気!
電動インパクトドライバーと併せて、他の電動工具もセットで揃えたい方へ
電動インパクトドライバーを購入後に他の電動工具も購入するつもりがある方におすすめの機種があります。
とりあえずは安い電動工具セットで揃えたい!
安さ重視の電動工具セットならコレです。
ブラックアンドデッカーの電動工具セットです。
このフルセットにソフトケースなどが付いて20,000円位の価格で売られています。
上記のセットには電動インパクトドライバーも含まれています。
この電動インパクトドライバーのスペックは以下の通りです。
- 定格電圧:DC 18V
- バッテリー:リチウムイオン二次電池
- バッテリー容量:1,500mAh
- 充電時間:40分
- ビットチャック:6角軸(2面幅6.35mm)
- 無負荷回転数:0 - 3,100回転/分
- 打撃数:0 - 4,000回/分
- 最大締め付けトルク:140N・m
- 質量(本体+インパクトヘッド):600g + 600g = 1.2kg
18Vインパクトとしてはトルクはそんなに強くないですが、DIY用としては十分なトルクです。
とりあえず一番長い125mmのコーススレッドビスも打ち込めるパワーがあります。
価格は高いですが、電動インパクトドライバー以外にも、電動ドリルドライバーと電動サンダーと電動丸ノコ(小さめ)が全部セットになっています。
木材の切断や研磨なども出来るので、一通りのDIY作業がすべてこなせます。
頑丈な袋に放り込んで収納できるのでとても便利です。
こちらの記事で詳しく書いています。
⇒ ブラックアンドデッカー マルチツール【レビュー動画あり!】おすすめ電動工具セット!
いずれは本格的に電動工具をセットで揃えたい!
「最初は電動インパクトドライバーだけを買うけど、そのうち色々としっかりした電動工具を揃えていきたい」
こう考えている方は、最初からプロモデルを買って揃えていった方が良いです。
理由はバッテリーが共通で使えるからです。
特にマキタの14.4Vや18Vのプロ用バッテリーは100種類以上の電動工具で使うことが出来ます。
中でもプロ用の18Vバッテリーは200種類以上の電動工具で使えます。
数年前は150種類の電動工具で使えるとされていました。
でも最近では245モデルになっています。
プロ用バッテリーは「コードレス高圧洗浄機」や「コードレスクリーナー」にも使える。
例え本格的な電動工具は使わない方でも、
・高圧洗浄機
・ブロワー
・クリーナー
など、家庭内で使う便利な家電もたくさんあります。
マキタのクリーナーなんて、いまでは日本中で使われています。
主婦もJRや商業施設のお掃除の方も使っています。
大型のブロワーなどは枯葉掃除に大活躍しますが、18Vバッテリーを2本差しで使っても最短15分程度で電池切れになります。
プロ用の6.0Ahバッテリーなんかいらないと思っていても、電動工具によっては6.0Ahじゃないと使い物にならない物もあります。
なのでマキタのプロ用の6.0Ahバッテリーは、職人さんじゃなくても普通の主婦でもとても役に立つんです。
マキタのバッテリーがあれば、高圧洗浄機がコードレスになっちゃうわけですから。
ちなみに専用のアダプターを付ければスマホの充電にも使えます。
スマホ10台分位を余裕で充電できますよ。
災害時にも絶対役に立ちます。
電動インパクトドライバー まとめ
電動インパクトドライバーを選ぶときに、特に基準にする要素は以下の点です。
1,トルクは?(80N・m~180N・m)
⇒ 長いビスや太いボルトを締められるか?
2,バッテリー本数は?(1本~2本)
⇒ 交換しながら連続作業できるか?
3,バッテリー容量は?(1.3Ah~6.0Ah)
⇒ 作業中にバッテリー切れにならないか?
4,バッテリーの互換性は?
⇒ バッテリー互換性のある電動工具は他に何種類あるか?
どの項目についてもプロ用に近づけば近づくほど数値が高くなります。
特にマキタやハイコーキは同じバッテリーが使える18Vや14.4Vの電動工具が100種類以上あったりします。
長い目で見るとプロ用の方がコスパが良くなる場合もあります。
プロ用だからDIYには不向きというわけではなく、あくまでもコストの問題です。
DIY用途であっても価格を無視して良いのなら、マキタかハイコーキのプロ用を買うのが一番おすすめです。
以上です。