目次
電動ドライバーを買う前に、各メーカーの特色を知っておこう!
「電動ドライバーが欲しいからホームセンターに行こう!」
そう思ってホームセンターに来てみたものの、どれを買ったら良いかさっぱりわからない。
「まっこれでいいか!」なんて適当に買うと後で後悔するかも・・・。
そんなあなたのために、まずはメーカーとその特色について書きます。
今回は主にインパクトドライバーを例に挙げてみます。
インパクトドライバーの主なメーカー
電動工具にはいろんなメーカーの商品があります。
今回は充電式インパクトドライバーの主なメーカーと特徴を書いてみます。
主要メーカー
・マキタ(日本)
・日立工機(日本)
・パナソニック電工(日本)
・ボッシュ(ドイツ)
・RYOBI(日本)
・ブラック&デッカー(アメリカ)
プロ向け?それともDIY向け?
各メーカーはそれぞれターゲットが異なります。
大きく分ければ2種類です。
・プロ向け(職人さん)
・DIY向け(素人さん)
それぞれについて説明します。
プロ向け電動工具を製造販売しているメーカー
職人が使う工具は主に以下のメーカーが製造しています。
日立
マキタ
パナソニック
いわゆる国内三大メーカーです。
これについては電動工具業界では常識となっています。
一番の特色は「大工さん、電設工事屋さんなどが使うプロモデル」を提供していることです。
別の言い方をすると、最新の技術を持っているメーカーとも言えます。
耐久性やアフターメンテナンスを考えるとこの3社が良いです。
プロの多くは上記3社のインパクトドライバーを使っています。
プロ向けメーカーは品質が良い!
ハイエンドモデル(高級機)は機能・パワー・品質・耐久性・・・すべて最先端技術です。
バッテリーも長時間使えます。
一度購入したら10年以上使えるイメージがありますね。
「軽量でパワフルなのに壊れにくい」
使いやすさも追及されており、とても使いやすいです。
初心者にもおすすめです。
プロ向けメーカーはバッテリーを共通使用できる製品が多い
マキタ、日立工機、パナソニック電工の充電式電動工具はラインナップが豊富です。
しかもプロモデルはバッテリーが共用できます。
最初は下図のようなフルセットを買います。
「本体+充電器+バッテリー2個」です。
充電器は1台あればok。
予備のバッテリー1本を別の本体に差し込めば2台分になります。
下図のように本体だけを追加購入すれば経済的に工具を揃える事ができますね。
さらにプロモデルは充電電動工具のラインナップが豊富です。
以下の写真はマキタの18Vの工具です。
この150種類の工具がすべて同じリチウムイオンバッテリーで動作します。
互換性が良いのでバッテリーが無駄になったり、充電器で場所を取ったりしません。
プロモデルは初期投資が高いです。
でも今後電動工具を追加購入するつもりがあるなら絶対プロモデルです。
上記の国内3大メーカー(マキタ・日立工機・パナソニック電工)のプロ仕様モデルの購入は、実はコスパが良いのです。
例えば、Amazonで今バカ売れのマキタの掃除機もこのバッテリーで共通使用できます。
※マキタノ掃除機には18V・14.4V・10.8Vなど電圧が異なるシリーズがあるのでご注意下さい。
カラーラインナップが豊富
マキタ・日立工機・パナソニック電工の3社のプロモデルには色んな製品色がそろっています。
自分の好きな色を選ぶ事で個性を出せるのがうれしいですね。
これは日立のあるモデルのカラーラインナップです。
おしゃれですよね~。
ちなみに一般的にDIYモデルにはこういったカラーバリエーションはありません。
プロモデルならではです。
マキタのインパクトの場合でみると、伝統の「マキタ色」から白・黒・黄色・ピンク・ライムといった派手な色まで豊富にそろっています
最近では「オーセンティックレッド(amazon)」といった渋い色もありますよ。
※限定色です。
アフターサービスが充実
プロ向けの国内メーカー3社はアフターサービス網が整備されています。
営業拠点や代理店が日本全国にあります。
「売ったら終わり」の2流メーカーとは違います。
特にマキタはアフターサポートが充実しているようです。
プロ向け電動工具のデメリットは価格が高い事
プロ向けメーカー製品の唯一のデメリットは価格が高い事です。
ハイエンドモデルは基本セット(本体+充電器+バッテリー2本)で4万円程度はします。
とはいえDIYモデルも販売しています。
出費を抑えたい場合はそちらを選択するものありです。
プロ用モデルはホームセンターでは買えない所が多いようです。
代理店やネットで購入する事になると思います。
※私もネットで購入しました。
セミプロ向け電動工具を製造販売しているメーカー
ボッシュ
プロ向けもDIY向けもあります。
総じていうなら「セミプロ向け」といった感じでしょうか。
プロ向けのインパクトドライバーなら、上記3社とほぼ変わらない性能かもしれません。
ハードなDIYにも十分対応できると思います。
アフターメンテナンスの点では若干見劣りするかもしれません。
まぁ素人が使って違いを実感する程ではないと思います。
私は見た目がカッコいいので好きです。
7~8年は使えるイメージがあります。
価格は少し安めです。
「本体+充電器+バッテリー2本」の基本セットで2~4万円程度かな?
国内3大メーカーの製品よりの2/3~半額位で購入できると思います。
DIY用なら1~2万円程度でホームセンターで購入できます。
DIY向け電動工具を製造販売しているメーカー
リョービ
DIY向けを製造販売する国内メーカーです。
プロ向けのインパクトドライバーもありますが、どちらかというとDIYメインのようです。
ホームセンターでも良く見かけます。
DIYで使うならこれが良いかも知れません。
性能とコストパフォーマンスのバランスが良いです。
ハードなDIYでの使用に問題はないと思います。
物によってはオーバースペックの物もあるでしょう。
5~6年使用するイメージです。
「本体+充電器+バッテリー2本」といった基本セットで2~3万円程度で買えるのではないかと思います。
DIY用のインパクトドライバーなら1~2万円程度。
ホームセンターで購入できますよ。
ブラック&デッカー
DIY向けです。
週末にDIYを行うような方で、故障したらまた別のを買えばいいというような方には、コストパフォーマンスの面でオススメです。
最大締め付けトルク170N・mというプロ仕様に匹敵するモデルもあります(しかも2万円程度)。
グレード次第で色々と幅がひろがります。
耐久性は4~5年?というイメージです。
「本体+充電器+バッテリー2本」といった基本セットで1~2万円程度で買えそうです
特にこだわりが無い方なら、お財布にやさしいです。
ホームセンターで購入できます。
でもやはりブラデカで最強のパワーツールといえばこれでしょう!
ブラックアンドデッカー マルチツール 18V
これさえあえあれば他の工具を買う必要がありません。
テレビでもシューイチで中丸君がDIYに使っていました。
DIYの初心者にはうれしいセットです。
父の日や彼の誕生日にプレゼントしたらきっと喜ばれるでしょう。
こちらの記事でも紹介しています。
⇒ DIY初心者にはブラックアンドデッカー【マルチツール】がおすすめ!
インパクトドライバー。おすすめのメーカーは?
メーカーの違いが分かるだけでも、ホームセンターでのインパクトドライバー選びが楽になると思います。
私ならマキタか日立
「価格が高くてもOK。とにかく良いものを買いたい!」
そんな方にはマキタや日立がおすすめです。
パナソニック電工もプロ向けです。
しかし一般的には電気屋さんが使うというイメージが定着しています。
配電盤とか制御盤関連の作業とかでペンインパクト(amazon)を使うイメージです。
なので通常使用ならマキタか日立で良いと思います。
マキタのホームセンター仕様(DIYモデル)ってどうなの?
プロ向けメーカーの製品の方が性能や耐久性などは高いと思います。
ですがDIY向けだからパワー不足かというとそうでもありません。
どのメーカーの製品でも上位モデルならかなりのパワーがあります。
最大締め付けトルクが、90N・mの商品もあれば、170N・mのものもあります。
DIYでの使用程度なら120N・m~130N・mの締め付けトルクがあれば十分でしょう。
一流メーカー品でなくても満足いく作業が可能です。
初心者で予算が少ない方は、まずはDIY向けの廉価モデルを購入してみれば良いと思います。
メーカーは違っても、使い方はほぼ同じです。
インパクトドライバーがあるのとないのでは大違いです。
最初は安物でも良いので、まずは使ってみましょう。
コチラの記事でDIY用のおススメ電動ドライバーを紹介しています。
⇒ 電動ドライバー【おすすめは?】必読!初心者が知っておくべき知識!
インパクトとドリルの違いが分からない人へ!
まだ電動ドライバーを1台も持っていない方。
インパクトドライバーとドライバドリルの違いが分からない方。
そんな方はまずはこちらの記事を読んでみてください。
インパクトドライバーとドリルドライバーの比較【違いと選び方!】
プロ用とDIY用の見分けがつかない方へ!
マキタや日立はプロ用の電動工具を提供していますが、DIY用も販売しています。
ホームセンターに売られているインパクトドライバーはDIY用が多いです。
ちなみに冒頭の載せている写真に写っているmakitaのインパクトはDIY用です。
この見分けがつかない方も多いと思います。
見分けるヒントは「色」です。
詳しくはこちらの記事に詳しく書いてあります。
インパクトドライバーの選び方 プロ用とDIY用の製品色の違い(各社)
最後に
まずは、インパクトドライバーを使ってDIYする楽しさを味わいましょう。
まぁDIYが好きな人ならプロモデルに憧れますよね~。
その気持ちもわかりますよ。
では。