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ナイロンカッター おすすめはどれ?草刈り機の効率アップに!

ナイロンカッターという画期的な商品の存在を知っていますか?

草刈り作業の初心者の方はあまり知らないかもしれません。

でも絶対持っておいたほうが良いコスパ最高のアイテムです。

ナイロンカッター おすすめ 3選!

手差し巻き込み式ナイロンカッター (ナイロンコードを自分の手で繰り出すタイプ)

丸山製作所 BIGM マニアルローターパッケージ_R

丸山製作所 BIGM マニアルローター

このナイロンカッターの特長はコレです。

【メリット】

  • 安い!
  • 軽い!
  • 構造がシンプル。
  • ナイロンコードの使い方が直感的にわかる!
  • 金属製で頑丈!壊れにくい!

 

【デメリット】

  • ナイロンコードがすり減ったらエンジンを止める必要がある。
  • 自分でコードを出し直す必要がある。

このナイロンカッターは、とにかくシンプルで頑丈なつくりになっています。

丸山製作所 BIGM マニアルローター2

上の写真が表面です。

地面に接する面です。

角を無くして丸みを帯びています。

丸山製作所 BIGM マニアルローターー裏側

上の写真が裏面の写真です。

空を向く面です。

8枚刃やチップソーなどの金属刃と同じように、草刈り機の先端にこの穴の部分を合わせてセットします。

草刈り機と同じ要領でボルトで固定します。

自動や半自動でナイロンコードを繰り出すものは構造が複雑で、複数の部品を組み合わせて作ってあります。

このマニアルローターは、一切分解の必要がありません。

コードを巻く時も、使う時もこのまま使うだけです。

ネジもなければフタもありません。

「フタの爪が折れた」等の故障とは無縁です。

重量は288gです。

400g前後のものも多い事を考えると比較的軽量タイプになります。

作業時も疲れにくいです。

頑丈さ、壊れにくさではナンバーワンだと思います。

他のナイロンカッターが壊れた時の予備としても使えるので、一家に一台あると心強いですよ!

叩き繰り出し型ナイロンカッター(ナイロンコードを半自動で繰り出すタイプ)

高儀 斬丸 草刈用 ナイロンコードカッター 叩き繰り出し式 強靭 T-E パッケージ_R

高儀 斬丸 ナイロンコードカッター 叩き繰り出し式 強靭 T-E

高儀(タカギ)は「EARTH MAN(アースマン)」というブランド名でも販売しています。

どちらも高儀製です。

いろんな電動工具も製造販売している、ホームセンターではおなじみのメーカーさんです。

高儀 斬丸 草刈用 ナイロンコードカッター 叩き繰り出し式 強靭 T-E 表_R

上の写真は地面に設置する表面です。

地面をたたくポッチの部分が金属製になって壊れにくくなっています。

それが「強靭」という商品名の理由です。

高儀 斬丸 草刈用 ナイロンコードカッター 叩き繰り出し式 強靭 T-E 裏_R

上の写真は裏面です。

草刈り機(刈払機)にセットした時には空の方向を向く面です。

このタカギの「斬丸」は、銀色のでっぱりの部分を地面に叩きつけるとナイロンコードが出てきます。

高儀 斬丸 草刈用 ナイロンコードカッター 叩き繰り出し式 強靭 T-E 使用方法_R

半自動のタイプで、「叩き繰り出し式」と呼ばれています。

トンと叩くと中のナイロンコードが少し繰り出され、あとは遠心力でナイロンコードが外に引っ張られて出てくる仕組みです。

【メリット】

  • 自分の好きなタイミングでナイロンコードを繰り出せる。
  • 回転を止めずにナイロンコードを繰り出せるので作業効率が上がる。
  • 特に障害物の多い場所ではコードの消耗度が高いので効率的。

 

【デメリット】

  • 地面に叩きつけるので、故障しやすい。
  • 構造が複雑になるので壊れやすい。
  • 内部でコードが詰まる場合がある。

 

手差しタイプと比較すると高価だし、壊れやすい構造ではあります。

しかし作業効率や人件費なども含めて考えると、草刈りへの費用対効果は高いと思います。

効率重視で本格作業をする方にはおすすめです。

また、手動式と半自動式(この製品)は繰り出すナイロンコードの長さを好みに合わせて調節することが出来ます。

「ナイロンコードはちょっと長めに出すのが好きなんだ!」

そんな方にはこちらの半自動タイプの方が良いと思います。

フルオート式ナイロンカッター(ナイロンコードを自動で繰り出すタイプ)

山善 フルオートナイロンカッター パッケージ_R

山善(YAMAZEN) 刈払機用 静音 全自動繰出し式ナイロンカッター GA-01

これは評価の高い売れ筋商品です。

何もしなくても、すり減った分のナイロンコードが自動で出てくるタイプです。

山善 フルオートナイロンカッター 表面

上が表面の写真です。

こちらが地面と接地します。

一瞬裏面に見えますよね。

山善(YAMAZEN) 刈払機用 静音 全自動繰出し式ナイロンカッター GA-01_R

こちらが空の方向を向く裏面です。

丸みがあるので一瞬こっちが地面を向く面だと思いそうですよね。

この面の中心の穴部分を草刈り機にはめ込んで、反対からボルトで固定する感じです。

この山善のフルオートナイロンカッターの中身は、こんな構造になっています。

山善 フルオートナイロンカッター 構造_R

このように「半自動式」や「自動式」のナイロンカッターは構造が複雑です。

使用中にナイロンカッター本体が分解してしまう事あります。

そのようなときは中の部品が飛んでなくなったりします。

部品の名前(型番)を覚えておけば、別途部品だけ調達する事も出来ます。

山善(YAMAZEN) 刈払機用 静音 全自動繰出し式ナイロンカッター GA-01(部品の品番)

ハウジング:本体

ボビン:ナイロンコードを巻きつける部品。

アイレット:コードが出てくる所(コードが折れないようになっている)

スライドブロック:ボビンを抑えるブロック。

スプリング:ばねの力でスライドブロックを押す。

この辺りの部品名を覚えておくと修理の時に役に立ちますね。

草刈り機(刈払機)装着するとこんな感じです。

山善 フルオートナイロンカッター 装着例

このフルオートナイロンカッターは、繰り出すナイロンコードの長さは自動で決まります。

常に一定の長さのナイロンコードが出ている状態を維持してくれますが、その長さは調節できません。

【メリット】

  • ナイロンコードの繰り出しが自動なので、一切何もする必要が無い。
  • 作業が止まらないので作業効率は最高。
  • コードの消耗度が高い環境では効率的。

 

【デメリット】

  • ナイロンコードの繰り出し長さを自分で決められない。
  • 構造が複雑になるので壊れやすい。

 

値段と耐久性だけ見るとコスパが高いです。

ですが消耗品として割り切れるなら作業効率はかなり高いと思います。

アマゾンの口コミも多く人気があります。

ナイロンカッターと一緒に使う!おすすめアイテム!

ナイロンコードでの草刈りは、金属刃に比べ小石や細かい草のくずが大量に飛んできます。

特に砂地だと小さい小石や砂がバシバシと飛んできて痛いです。

大きな砂利は動く程度で飛んだりはしませんが、小石や砂を巻き上げるので目に入れば作業を中断することになります。

金属の刃での作業時に飛んでくるかけらに比べれば威力も危険性も低そうですが、飛んでくる量に関してはナイロンカッターの方が圧倒的に多いです。

目や顔を守る草刈り機・刈払い機用フェイスシールド

どちらにしても目の保護は必要です。

最低でもメガネはかけましょう。

私は普段からメガネをかけているのでそれで代用?しています。

しかし、汗と草の屑でビックリするくらい汚れます。

まぁ、石鹸で洗えばすぐきれいにはなりますが・・・。

でも顔にビシッっと小石が飛んでくると、一気にブルーになります。

顔のガードはあるに越したことはないですよ。

セフティー3 草刈機 刈払機用 防災面 補強シールド KB-15

顔全体を守るシールドです。

普段眼鏡をかけない方はこちらの方が良いかも。

草刈り機 飛散防護用カバー

ナイロンコードでの草刈り作業時には草のクズが大量に飛んできます。

作業が終わった後は、靴とズボンのすそから太もも辺りにかけて細かい草のクズがびっしりくっつきます。

ちょっとした迷彩服です。

草くずでケガはしませんが、作業後にしっかり屑を取り除かないと洗濯機が大変なことになります。

さらに屑が取れても屑が付いた場所は草の色が染みついて緑色になります。

飛散防止のシールドやエプロンなどを使わずにナイロンコードで作業をするのであれば、汚れることを前提で作業着を選んでください。

使い古しのジーパンなどでもいいと思いますが、以後は洗濯をしても緑色の汚れは取れませんのでそのつもりで。

草刈機・刈払機にも標準の飛散防止カバーが付いていますが、小さめのカバーではナイロンコードで草刈りをする場合にはカバーしきれません。

作業着を汚すのが嫌なら、大きめの飛散防止カバーやエプロンを装着した方が良いです。

飛散防止に評判の良い「ドデカカバー」などが良いです。

山善(YAMAZEN) 草刈機用 飛散防護カバー ドデカカバー BBK-1

草刈り機に付属している標準のカバーはナイロンコードでの作業を想定していません。

小さいので、草や小石の飛散をあまり防げません。

下記の「ドデカカバー」など、ナイロンカッター用のカバーを購入すればかなり防げます。

草刈り機 刈払作業用 汚れ防止サロペットパンツ

飛んでくる草くずや泥や小石から体を守るサロペットパンツです。

主に汚れ防止です。

草の屑が飛んでくると作業着が緑色になって洗濯しても汚れが取れなくなります。

対して高くないので、お気に入りの作業着が台無しになる前に準備しておきましょう!

草刈機に装着して使うナイロンカッター。いったいどんなもの?

改めて説明します。

ナイロンカッターとは?

ナイロンカッターとは、草刈り機(刈払機)の先端に装着して使用する道具です。
今や草刈りの必須アイテムです。

金属刃の代わりに装着するアタッチメントのようなもので、ナイロンコードを高速回転させて草を刈り取る器具です。

ナイロンコードは何でできている?

ナイロンコード_bigm

ワイヤーと呼ぶ方もいますが、金属の撚線(よりせん)などではありません。
テニスのガットのようなナイロンの紐です。

そのコードをナイロンカッターと言われる器具に巻き付けて、草刈り機の刃として使用します。

ナイロンコードどんな場所で使う?

コンクリートや岩、石垣などの障害物が多い現場で使用します。

入り組んだ場所でも草刈りが可能で、作業効率が抜群に高くなります。

草刈り界に革命を起こした画期的な商品だと思います。

隅や際の雑草を刈る場合は必須アイテムです。

安全性が高いのもウリです。

ナイロンカッターはどの草刈機でも使えるの?

ナイロンカッターは、基本的にどの草刈り機にも使えます。

今持っている草刈り機の先端についている金属刃を外して、ナイロンカッターに取り換えるだけです。

家庭用の充電式草刈機の場合は、最初からナイロンカッター専用の草刈り機もあります。

電動草刈機(AC電源コード式)の場合も同じです。

ただしパワーが大きい草刈り機の方が、使えるナイロンコードの太さも太いです。

さらに回転数やトルクも大きいので、本格的でハイパワーな草刈り機ほど作業効率も高いです。

金属刃とナイロンコードはどちらが良い?

金属刃かナイロンカッターのどちらが良いという事ではありません。

それぞれに長所と短所があります。

できれば両方を準備しておき作業環境によって使い分けるのがベストです。

金属刃とナイロンコードの使い分け

  • 柔らかい草は、金属の4枚刃や8枚刃を使う。
  • 硬い草や茎・竹には、金属のチップソーを使う。
  • 障害物の多い場所では、ナイロンコードを使う。

 

もしあなたが草刈り機の初心者ならナイロンコードをすすめます。

やっぱり金属の刃は見た目も怖いし、石とぶつかって火花が散った時にドキッとしますからね。

大ケガのリスクも減ります。

敢えて言えばナイロンカッターの方がおすすめかも。
※もちろんプロなら金属刃もおすすめです。

ナイロンコードの切れ味は?

切れ味はどうかというと、新品の8枚刃やチップソーのようには鋭く切れません。

どちらかといえば「ちぎっていく」、「粉砕していく」といった感じです。

刈った草をそのまま放置して枯らす場合には、細かく粉砕してくれるナイロンコードの方が便利ですよ。

ナイロンコードの耐久性は?

ナイロンカッター-マニアルロータ

使う場所により全然違います。

私が買ったナイロンカッター(後述)は最初からナイロンコード4m分が付属しています。

やわらかい草ばかりを刈り取るのであれば、ほとんど消耗しません。

4mのコードで数か月は取り替えずに使えます。

でももしコンクリートや石垣だらけの場所で使うとどうなるか?

この4mのコードが1~2時間ですり減ってなくなります。

要は使用環境しだいです。

ナイロンカッターのメリット!

使い方は簡単。

メリットがたくさんあります。

ナイロンカッターならこんな場所もラクラク!

フェンス際の草刈り-国民生活センターより

金属刃では難しい以下のような場所の草刈りが、超簡単にできます。

ナイロンカッターが活躍する場所

◆コンクリート周り
◆岩や石のある場所
◆建物の基礎や塀の立ち上がり部分
◆石垣や生垣、フェンスなどのきわ

ナイロンカッターならキックバックが起きないので安心!

「キックバック」って知ってますか?

回転する刃が障害物にガツンと当たり、こちら側へ向かってはじかれる現象です。

刃が回転する電動工具全般で起きる現象です。

一番危険なのはチェンソーでのキックバックです。

あと電動丸ノコなども非常に危険です。

キックバックでの死亡事故は、年に数件発生しているようです。

負傷事故はその10倍は起きていると思われます。

ココに注意

キックバックの怖さを知らない方はここを参考にして下さい。
⇒ 森づくり安全技術・技能全国推進協議会

キャッシュバックなら喜んで受け取りますけど、キックバックは受け取りたくないですね。

国民生活センターでもナイロンカッターを推奨!

実は「国民生活センター」でもナイロンカッターの使用を推奨しています。

ナイロンコードはキックバックが起きないからです。

キックバックとは回転刃が弾かれて自分の方に向かってくることです。

ナイロンカッターがおすすめな人

・初心者や女性。

・力のない高齢の方。

・怖がりの方。

・安全にこだわる方。

チェンソーや丸鋸では重大事故になる場合もあります。

草刈り機でも弾かれたら周りにいる別の人にあたってしまう恐れもあります。

回転する刃がある機械では必ず注意喚起されます。

また、チップソーや8枚刃などの金属刃だと、硬い障害物とぶつかると結構衝撃があります。

すごい音と共に火花が飛びます。

さらに砕けた石やコンクリート、刃のかけらが飛んでくる恐れがあります。

ケガの事例

エンジン式の刈払機で田んぼのあぜ道の草を刈っていたところ、
金属製の刃がコンクリートに当たり、欠けて飛んできたコンクリート片が右目に入った。
保護メガネは着用していなかった。
目に傷がつき出血し、視力も低下してしまった。(60歳代 男性)

※出典:国民生活センター(気をつけて 刈払機(草刈機)の使用中に大けがをすることも)

その点、ナイロンカッターはキックバックがありません。

コンクリートや石を砕くほどの威力はありません。

そして刃はナイロン製ですから、ちぎれても危険性はほとんどありません。

雑草のクズ砂や小石はいっぱい飛んできます。

でも重傷・致命傷になるケガをする心配は少ないです。

ナイロンカッターを実際に使用した感想(体験レポート)

レビューを書きます。

私が購入したナイロンカッターは「マニアルロータ」!

ナイロンカッター-マニアルロータ

私が購入したのは、とても安価なシンプルタイプです。
マニアルローター」という商品です。

【マニアルローターの詳細情報】

商品名 ロータリーカッタ【マニアルロータ】
製造元 スターテング工業株式会社
ロータリーカッタ型式 G200306
刈払機 回転方向 左回転用
標準ナイロンコード コード径:φ2.4mm、コード長:4m
標準適用機種 エンジン式刈払機
エンジン排気量 20cc ~ 40cc
価格 1,000円程度
購入先 コメリ

ナイロンカッターの効果に懐疑的だったので、ハズレても良いように安価でシンプルな商品を買いました。

価格は1,000円ちょっとです。

amazonでも買えますよ。

構造がシンプルで使い方も一目で理解できます。

ナイロンの取り付けも簡単です。

初めての購入ならこれで十分ではないでしょうか?

以前は金属刃でやっていた。疲れが激しかった!

従来の金属の刃で火花を飛ばしながらの草刈は、緊張で背中や腰がガチガチになります。

ミリ単位で石やコンクリートの際ギリギリを狙って、草を刈るのはとても効率が悪い上に、ものすごく疲れます。

目を見張り、歯を食いしばり、腰や肩を緊張させての作業です。

慣れない人間は、特に神経を使います。

この緊張で精神的に疲れると、なんだか作業が億劫になります。

気付いたら奥歯をかみ締めていて、あごが疲れ頭痛がするときもあります。

金属刃は危険と前述しましたが、実際にはこの緊張感が一番体に悪い気がします。

緊張した状態で作業を行うと、腰や背中をいためやすいです。

ちょっとしたケガなら治りますけど、腰痛・ヘルニアになると一生後悔します。

現在はナイロンカッターを使用。腰や背中がめっちゃラクだった!

私にとっての一番の魅力は、腰や背中への負担が軽減されたことです。

腰痛持ち(手術歴あり)の私にとっては、かなり負担が減りラクになりました。

金属の刃と比較して、身体も気持ちもすごくラクです。

それは障害物があればあるほど顕著に感じます。

コンクリートブロックやフェンスにコードが当たっても、大した危険はありません。

心身ともにリラックスして作業ができるので、作業後の疲れが少ないです。

ナイロンカッターを使いエンジン出力を調整しながら、楽しく草刈りが出来ています。

でも疲れは残さないで!身体のメンテも必要!

刈払機を使うと身体へのダメージが大きいです。
機械と同じで、あなたの身体もメンテナンスが必要です。

個人的にはウォーキングと水泳(プール)が超おすすめです。
特にプールが良いです。

部分的にガチガチになった筋肉がほぐれ、体のダメージをリセットしてくれます。
長いスパンで良い仕事をしようと思うなら、自分の心身も大切にメンテナンスしましょう。

ナイロンカッターだと作業効率が大幅UPしました!

円盤の金属刃(鋼製刃物)では入り込めない狭い場所の雑草は、手で抜くしかありません。

しかし、ナイロンカッターの場合はローターの直径が小さいので、ナイロンをちょっとしか出さないように調整すればかなりコンパクトな直径となります。

狭い場所にも差し込んで草を処理できます。

これは大変便利です。

ナイロンカッターに向いている場所・草

◆コンクリートの隙間から生えている草
◆塀の立ち上がり部分
◆鉄柱
◆電信柱
◆フェンス周り
◆石垣の立ち上がり部分
◆やわらかめの草
◆芝
◆背丈の低い草

上記のような場所は、ナイロンカッターにすることで作業効率が10倍アップします。

大げさではありません。

本当にメチャクチャ早いです。

作業時間も短縮され、仕上がりも抜群にきれいになります。

ナイロンカッターが適さない作業は金属刃で!

ナイロンカッターでの作業を覚えると、ものすごく楽しくなってあちこちの雑草を刈りました。

でも、実際に作業をしてみるとナイロンカッターでは作業がはかどらないパターンも出てきました。

ナイロンカッターが向いていない場所・草

◆砂や乾いた土の多い場所・・・砂や土を巻き上げてほこりが凄い
◆小石が多い場所・・・小さい小石はバシバシ飛んでくる。
◆ツタやツルが多い場所・・・切れずに絡まる。
◆背の高い草・・・切れずに折れて絡み付いてくる。
◆幹の硬い草・・・切れない、皮だけ剥けていく。

砂地ではホコリが舞って目に入ります。

小石の多い場所だと、ナイロンコードが小石を弾き飛ばすため「イテッ!イテテテテッ!」といった感じになります。

コードの回転する円のどのあたりで刈るかで、飛んでいく方向はコントロールできます。

しかし周りに人がいたり、車が通る場所ではかなり気を使います。

蔦やつるが多い場所では、ナイロンコードが絡まり、作業がはかどりません。

背の高い草を刈る場合は、刈った草が倒れてきてナイロンコードの回転の邪魔をします。

また金属刃のように背中に乗せて草を集めるような刈り方が出来ないので、かなりてこずることになります。

上の方から何回かに分けて細切れに刈っていく方法もありますが、草のボリュームが大きいのでやはり苦労します。

幹の堅い草は、なかなか切れてくれません。

「草刈り」ではなく「ウチ打ちの刑」になってしまい、全然はかどりません。

という事で上記のような場所は、大人しく8枚刃やチップソーなどの金属刃で刈りました。

すべてをナイロンカッターで対処するのではなく、状況に合わせてナイロンカッターと金属刃を使い分けるのがコツですね。

そうすればメチャクチャ作業スピードも上がるし、仕上がりも奇麗です。

ナイロンコードは経済的である!

磨耗したら、ナイロンの紐をちょっと伸ばすだけでまた使えます。

私の購入したマニアルローターには、最初から直径2.4mmのナイロンコードが4m巻かれていました。付属していたナイロンコードで数ヶ月は持ちました。

ナイロンカッター-マニアルロータ

その後、追加でナイロンコードを購入しました。

ナイロンコード_bigm

このナイロンコードは一番シンプルなタイプです。

15mで数百円です。

4mずつ使っても約4回分あります。

個人の宅地の庭の管理なら1年は十分持つでしょう。

ナイロンカッターの使い方

ナイロンカッターを草刈り機にセット

ナイロンカッターのユニットには、あらかじめナイロンコードを巻き付けておきます。

詳しくはこちらの記事で書いています。

ナイロンカッター_巻き方2
草刈り機 ナイロンコードの巻き方・交換方法

草刈り機の先端に装着して使うナイロンカッター。 一番最初の仕事は、ナイロンカッター本体にナイロンコードを巻き付ける事です。 ではどうやっても巻き付けるのでしょうか? 草刈機へのナイロンコードの巻き方 ...

続きを見る

ナイロンカッターの準備が終わったら、草刈り機についている金属刃を取り外してください。

金属場を取り外したら、その代わりにナイロンカッターのユニットを草刈り機に装着します。

作業準備(ナイロンコード出し)

草刈り機に装着したらナイロンカッターのユニットの穴からナイロンコードの両端を引っ張り出します。

長さは一般的に10センチ~20センチ程度です。

あまり出し過ぎると良くありません。

外に出たコードが長ければ長いほど回転させるためにパワーが必要です。

それだけでエンジンに負荷がかかります。

特に低排気量の草刈り機だと回転数がすぐに落ちてしまします。

エンジン音や回転の様子を確認しながら、ナイロンコードの長さを調節してください。

使い方(草刈り作業)

ナイロンコードが消耗して擦り切れるとどんどん短くなります。

短くなると切れなくなるので、その都度コードを伸ばしながら使用します。

経験上、コードがちぎれて飛んでくるという事はありません。

いつの間にかすり減って無くなっていきます。

すり減ると負荷が減ってエンジン音が軽くなるのですぐに分かります。

やってるうちにコツが分かってきます。

とりあえず使ってみましょう。

ナイロンコードの補充

コードが残り少なくなったら、ナイロンコードを新たに巻き付けます。

コードのスペアがなくなったら新たにナイロンコードを購入します。

ナイロンコードにも色々あります。

基本的な丸いコードのほかに、四角いコード、ねじってあるコードなど、草が切れやすいような工夫をしてある物も売られています。

色々と試してお気に入りを見つけてみて下さい。

ナイロンコードは太さにも違いがあります。

太さについてはナイロンカッターユニットによってサイズが指定されているものもありますし、刈払機の排気量によっても推奨サイズが異なります。

この辺はナイロンカッター本体やナイロンコードの説明書をよく読んで、持っている草刈り機、刈り払機のパワーと比較して検討してください。

草刈り機とナイロンカッターの組み合わせ・選び方!

草刈機、仮払機にも排気量による違いがあります。

例えば自動車だと「軽自動車」・「コンパクトカー」・「スポーツカー」・「高級車」などそれぞれ排気量によってパワーが違いますよね。

またナイロンカッターも使うナイロンコードの太さなどによって違いがあります。

太いナイロンコードの方が威力がありますが、それを回転させるには草刈り機本体のパワーも必要になります。

なので、草刈り機本体とナイロンカッターやナイロンコードの組み合わせのバランスが重要となってきます。

草刈り機本体のパワーと動力の関係。(充電式・AC電源・エンジン式)

草刈り機(刈払機)は、その動力によってパワーが違います。

一般的には以下のような特徴があります。

草刈り機の動力源とパワー

【エンジン式】:パワー大(排気量による)

【AC電源式】:パワー中

【バッテリー充電式】:パワー小(電圧による)

ちなみに現在の動力式工具は、どの世界でも一番パワフルなのがエンジン式です。

次が家庭用電源で最後に充電式バッテリー工具です。

草刈り機のパワーについては、さらに排気量や電圧によってもパワーに差があります。

以下のような感じです。

動力 排気量or電圧 用途
充電式 7.2V 正直、おすすめしない。非力すぎると思われる。
充電式 10.8V 軽量にこだわるならコレ。
充電式 14.4V 実用的なパワーがある。
充電式 18V 14.4Vより少しパワーは上。
充電式 36V 充電式では最強。マキタではエンジン25ccと同様のパワーとうたっている。
家庭用電源 AC100V 充電式18Vより上だが36Vには負けるかも。
エンジン  21cc エンジンでは最弱だが、実用には問題ない。実は私もコレ。
エンジン  25cc  農家、林業、セミプロが使うパワー。安心の大パワー!
エンジン  30cc  プロ用。小枝や茂みもパワフルに払ってくれる!最強パワー!

ナイロンカッターを使うのであれば、25cc程度以上の排気量がおすすめです。

ちなみにガソリン式の草刈り機の価格はこんな感じです。

排気量  価格 用途
 21cc  2~3万円 DIY、初心者、女性
 25cc  4~6万円  農家、林業、セミプロ
 30cc  7~8万円  プロ、仕事で頻繁に使う

ちなみに同じエンジン式でも2ストロークより4ストロークの方が若干パワーがあります。

21cc程度の排気量の場合

排気量が小さいと、パワーMAXで運転しないとすぐにナイロンカッターの回転が弱くなります。

またナイロンコードの直径も2mm程度の物を使うことになります。

コードが太すぎると、抵抗が大きいのでエンジンに負荷がかかる為です。

金属の円盤刃に比べてさらにパワーが必要なので、常に回転数を回復させながらの使用になります。

25cc以上の排気量の場合

排気量が大きければ大きいほどパワーが安定して効率もいいです。

ナイロンコードの直径も3mmなどの太いものが使えるので、作業効率が上がります。

「雑草が生い茂った場所」の本格的な刈払いや「家畜の飼料」の牧草を刈り取り等の作業には大排気量のエンジン式の刈払機(草刈機)が使用される事が多いです。

排気量の小さい刈払機を使用する場合のコツ

色々と書きましたが、恥ずかしながら私の使用している刈払機はゼノアの21.7CCです。

普段は8枚刃やチップソーで草刈りを行い、入り組んだ場所でナイロンコードを使用します。

ちなみに21cc程度の小排気量の刈払機でも、ナイロンコードは使えます。

実際に使っているので大丈夫です。

でも、力不足であることは自覚しているので、それなりに工夫しています。

負荷がかかっているかどうかは、エンジンの音でもある程度わかると思います。

以下のような工夫で乗り切りましょう。

◆ ナイロンコードは細めの直径(2mm)程度の物を使う。
◆ ナイロンコードを通常より短めに出す。(回転時の負荷を減らす為)
◆ 一気に刈らず、回転数を確保(回復)させながら使用する。
◆ プラグの掃除、交換をきちんと行う。

◆ エアクリーナーの掃除、交換をきちんと行う。
◆ 軸受部のギアボックスに摩耗防止のグリスを注入(補充)する。

◆ 硬い草や刈りやすい場所は予め金属刃で作業して、ピンポイントでナイロンコードを使う。

色んな工夫をすれば20㏄程度の刈払機でもナイロンコードで作業ができます。

逆に、いくら大排気量でもメンテナンスを怠たればエンジンの出力も低下してパワーが落ちます。

愛情をもって接すれば機械も応えてくれると思いますよ。

小排気量だと使えない?

21.5ccだからといってまったく使えないといった事はありません。

DIYとか庭の手入れなら十分です。

しかし、山林・田畑の管理やプロとして草刈を行う方には力不足でしょう。

草刈機 おすすめはどれ?

ゼノアの25ccクラスなんかはおすすめです。(個人的な見解)

赤色が好きな私は、デザインも結構気に入ってます。

旧モデルだと、数万円の割引もありますよ。

amazon、楽天のショップで比較すると、お店によって価格がかなり違います。

農家などプロが使うゼノアは鉄板!

ゼノア(コマツ)は信頼のブランドですよね。

農家ならメンテナンス性も考えてこういうメーカーを使います。

プロはエンジン式を使います。

「ババババッ、ブイーーン」と大きな音がしますが、パワーと携帯性は申し分ないです。

エンジン式は鉄板ですね。

排気量は25ccくらいは欲しいところです。

⇒ ゼノア 刈払機 ジャストシリーズTRZ265W両手ハンドル

「ゼノア」は現在は「ハクスバーナ・ゼノア」という企業名になりました。

「ハクスバーナ」といえば、チェンソーで有名なスウェーデンのメーカーですね。
やっぱりチェンソーならハクスバーナですよね。
私には手が出ませんが・・・。
でもあのデザイン、男なら絶対あこがれますよ!

⇒ Husqvarna 562XP 24"inch Bar

マキタの電動草刈り機(充電式)もおすすめ!振動や騒音が少ない!

エンジン式の一番のデメリットは「音がうるさい」です。

  • 都会の住宅地などで騒音が気になる。
  • エンジン式の振動で手がしびれる。
  • エンジンの迫力が怖い。
  • ガソリンとか混合油とか怖くて使えない。

こんな方は「マキタの充電式草刈り機」の方が良いです。

プロ御用達のマキタなら充電式でも信頼できます。

静音振動が少ないので、女性におすすめです。

インパクトドライバーやドリルなどの18vの電動工具を持っていれば、バッテリー(BL1830)や充電器(DC18RC)を共通で使うことができます。

「電動草刈機の本体」のみ購入で使用できるので凄く経済的です。

MUR367DPT2(ハイパワー型)

エンジン式に負けないパワーを望むならこれです。

価格は約10万円(実勢価格7万円余り)です。

充電式なのに、エンジン式25ccクラスと同等のパワーです。

これなら騒音も排気ガスもなく、振動も少なく、混合ガソリンの給油も必要ありません。

口コミで「マキタの充電式の草刈り機を使ったら、もうエンジン式に戻れない」という方がいました。

早朝や夕方の草刈りがめっちゃ静かです。

「シュィィィーン」という音。

あまりの上品さにビックリしました。

お店の駐車場で初めてプリウスに遭遇した時くらい驚きましたよ。

騒音が気になる方は電動式草刈り機です。

そして品質と使いやすさも考えたら、断然マキタの充電式草刈り機がおすすめです。

マキタ製の充電式工具は壊れませんからね。

雑に扱ってもタフですから頼りになります。

MUR182UDRF(ミドルパワー型)

もう少し安くという方にはこの機種がおすすめです。

参考価格6万円程度(実勢価格4万円余り)です。

軽くて静かなのに十分なパワーを備えています。

男性用・女性用、どちらとしてもおすすめです。

お年寄りにもOKです。

うちの近所の60歳超えた奥さんもマキタの充電式刈払機を使っています。

マキタの充電式電動工具(特に上位機種)は本当に良いです。

「パワフル・軽い・使いやすい・長持ちする」とメリットしかありません。

私のインパクトドライバーも4万以上しましたが満足度は最高です。

さらに充電器やバッテリーは100種類くらいの電動工具と共用できますからね。

初期投資は高いですが、長く愛着をもって使える本物が欲しいならマキタです。

なんといっても業界シェア日本一ですから。

ちなみに世界2位です。

プロ向けに限れば世界1位ですね。

但し、付属の3.0Ahのバッテリーだと20分位で電池がなくなります。

最新の6.0Ahのバッテリー(1万5千円程度)を追加購入すれば充電しながら連続使用できますよ。

⇒ マキタのバッテリーや電動工具を安く買う方法!

マキタのナイロンコード専用草刈機が売れている!

自宅の庭を静かにナイロンコードで草刈りしたい方にはMUR181DRFがおすすめです。

こちらの記事が参考になると思います。

⇒ マキタ草刈機-おすすめは【MUR181DRF】人気の理由は5つ!

リョービの草刈り機(AC電源用)

家庭用のコンセントに刺して使用するタイプです。

延長コードは必須です。

エンジン式は嫌だけどパワーは欲しい。

でも安く買いたい。

そんな方にピッタリです。

メリットはズバリ「安さ」!

デメリットはコードでつながっている分取り回しが大変というところです。

自宅の庭の草刈りで使用するだけだからたまにしか使わない。

故障したら買い替えればいい。

そんな方には魅力的な商品です。

AK-1800

家庭用電源式ですので静音でかつパワーがあります。

人気商品です。

◆参考価格:17,000円

ネットの最安値だと10,000円台前半で購入できるようです。

AK-3000

さらにパワフルなタイプです。

ナイロンカッターも使えます。

こちらも人気商品です。

◆参考価格:21,000円

ネットの最安値だと15,000円程度で購入できるようです。

都会の一戸建てで、自宅の庭だけの草刈りなら、これで十分かもしれません。

肩掛けのベルトは絶体に着用してください!

刈払機を使用するときの最大の注意点です。

運転時は必ず「肩掛けのベルト」を装着してくださいね。

ベルトをしていないと、転倒したときなどに刈払機の刃が体に当たって大けがをします。

ベルトの長さをきちんと調節して装着していれば、このケガを防げます。

ナイロンコードでも手に負えない場所には除草剤

これは覚えておいた方が良いです。

砂利だらけとか、ゴミが絡まって作業ができないなどの特殊な場所だとナイロンコードも使えません。

そういう場所にはズバリ除草剤です。

草刈り機と除草剤は合わせて使えばより効果的です。

安く済ませたいなら ⇒ グリホエース

品質重視なら ⇒ ラウンドアップマックスロード

除草剤だと枯れるまでに時間がかかり見栄えも悪いです。

しかし場所によってはかなり有効です。

根まで枯らしてくれるのでその後の管理はラクになります。

上手に使い分けましょう。

最後に

これまで一度もナイロンカッターを使ったことの無い方は、是非一度使ってみてください。

効果は抜群です!

1000円ちょっとで除草作業効率が劇的に向上します!

一昔前にはなかったのに、メーカーの努力もすごいですよね。

脱帽です。

今まで苦労していた分、草刈りが楽しくなりました。

私はお試しのつもりで購入しましたが、今ではもう手放せません。

「刈払機・草刈機を持ってるけど、ナイロンカッターは使ったことない」なんて人には絶対おすすめです!

草刈りって、林業・農家や高齢者には切実な問題です。

土地を荒らさないように、つらい体に鞭打って一生懸命に保全している方も多いと思います。

本当に大変ですからね。

人生の楽しい時間がどんどん奪われてしまいます。

ナイロンカッターは作業時間も短縮、作業もラクになります。

1個買ってみてください。

あるのとないのでは雲泥の差ですから。

余った時間と体力を好きな事に使いましょう。

人生もっと楽しくいきましょう。

ではまた!

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