穴を空けるためにドリルビットを買う方は多いでしょう。
でもいざ買おうとすると「六角軸」と「丸軸」という種類がある事に気づくと思います。
今回はその違いについて簡単に書きます。
ここではインパクトドライバーやドリルドライバーで使用するドリルビットについて説明します。
※ハンマドリルなどで使うようなデカくて太い六角軸の話は今回はしません。
ドリル ビット 丸軸と六角軸の違いとは?
一般的なDIYや大工仕事ではインパクトドライバーやドリルドライバーで穴あけを行います。
その時に使う先端工具(ビット)には大きく2種類があります。
- 六角軸 6.35mm
- 丸軸
六角軸 6.35mmはインパクトドライバー用の規格
「六角軸 6.35mm」はインパクトドライバーで使用するビットです。
根元が六角形になっています。
差し込むだけで簡単にセットできます。
六角軸 6.35mm
六角軸ビットはインパクトドライバーなどでおなじみに主流派ビットです。
ビットの根元が六角形になっていて、根元1cmあたりにくびれた溝があります。
インパクトドライバーのスリーブも六角形なのでぴったりと合います。
「六角軸 6.35mm」をインパクトドライバーのスリーブ部に置くまで差し込むとカチッと音がします。
スリーブの中にある金属の玉が、カチッとビットの溝と噛み合って抜けないように固定してくれます。
上記の写真はプラスビットですが、ドリルビットも同様に使えます。
六角軸 6.35mmはドリルドライバーでも使える。
「六角軸 6.35mm」はインパクトドライバーの規格と言いましたが、ドリルドライバーにも問題なく装着できます。
ドリルドライバーは基本的にチャックスリーブという形式です。
上記はキーレスチャックスリーブというものです。
充電式のドリルドライバーはほぼすべてがこの形式です。
キーレスチャックスリーブの先端には3本の爪があります。
スリーブの周りを手で回すとこのツメが前に突き出しながら閉じていきます。
そこに「六角軸 6.35mm」を差し込んで締め付ければ、問題なく固定できます。
丸軸はドリルドライバー用の規格
「丸軸」はドリルドライバーで使用するビットです。
丸軸ビットは根元が円柱形でストレートです。
チャックスリーブに差し込んで使います。
チャックスリーブをぐるぐる手で回すと、上の写真のようにツメが奥に引っ込んで広がります。
ココに丸軸のドリルビットを差し込んで、逆に絞っていくと3本の爪でしっかりホールドして固定してくれます。
ちなみに丸軸のドリルビットはインパクトドライバーには使用できません。
丸軸
丸軸は基本的にドリル系の電動工具で使います。
昔ながらの王道の形です。
丸軸はチャックスリーブに入りさえすれば、太さを気にする必要がありません。
そういう点では色々なビットが使えます。
ドリルビットを買うなら丸軸と六角軸のどっちが良い?
ドリルだったら丸軸でしょ!と思ってしまうところですが、最近は六角軸のドリルビットの方が多く流通していると思います。
ホームセンターでも圧倒的に六角軸のビットの方が多く売られています。
その理由は2つあると思います。
1つ目の理由は汎用性の高さでしょう。
メモ
丸軸:ドリルドライバーでしか使えない。
六角軸 (6.35mm):ドリルドライバーでもインパクトドライバーでも使える。
⇒ 六角軸(6.35mm)の方が汎用性が高い!
2つ目の理由はインパクトドライバーでも穴あけ作業が出来る点でしょう。
メモ
木材への穴あけはインパクトドライバーで可能。
インパクトはトルクもあるし、作業が一台で済ませられる。
そういう点を加味すると、
六角軸 6.35mmの方が使い勝手が良い!
と言えるでしょう。
まとめ
一言でまとめるとこんな感じです。
丸軸はチャックスリーブ式のドリルドライバーでしか使えない。
六角はインパクトでもドリルドライバーでも使える。
六角軸 (6.35mm)の方が圧倒的に品揃えが多い。
ドリルドライバーは穴あけじゃなくてネジ締めに使うことも多いです。
その時に使うプラスビットやマイナスビットは基本的に六角軸 (6.35mm)です。
基本的に六角軸のビットを買えば問題ないと思います。