日本でインパクトドライバーを買おうと思えば、真っ先に出てくるメーカー名はマキタでしょう。
今回はそんなマキタが製造販売している「DIY向けインパクトドライバー」を紹介します。
マキタの最新型DIYインパクト「MTD001DSX」です。
マキタは世界のメジャー企業です。
「車ならトヨタ」
「電動工具ならマキタ」
その品質で世界中で愛されているマキタのインパクト。
そのマキタのDIY向けインパクトといえば「MTD001DSX」です。
マキタ MTD001DSX 「コンパクト!軽い!」本格派DIY用インパクト!
バッテリーが2本付属したフルセットなのでタフな作業でも安心です。
ケースもしっかりしていて頼もしい限りです。
マキタの最新型DIY用インパクト「MTD001DSX」
「MTD001DSX」はM697DSXの後継機です。
MTD001DSXは他社のDIY用インパクトと比較しても高性能!
このMTD001DSXの魅力は何といってもそのスペックの高さです。
- サイズがコンパクトで使いやすい!
- 重量が軽くて使いやすい!
- 締め付けトルクが強く、作業が早い!
- 耐久性が高く壊れにくい!
他のDIY用インパクトを凌ぐ性能です。
コンパクトさも軽さもパワーも、他のDIY用インパクトドライバーと比較するとすべてが勝っています。
耐久性も抜群です。
「DIY用インパクトだけど、少しでも性能が良くて使いやすい物が欲しい!」
そんな方にピッタリのインパクトドライバーです。
マキタ MTD001DSX 性能と作業量
マキタMTD001DSX 性能
性能は以下の通りです。
- 全長:143mm
- 最大締め付けトルク:145N・m
- ネジ締め能力:コーススレッド22~125mm、高力ボルトM5~M12
- 回転スピード:0~2,700回転/分
- 打撃数:0~3,000回/分
- 質量:1.2Kg
- 4極モーター搭載(小型・軽量・高出力を実現)。
軽くてコンパクトでパワフルという、すごくバランスの取れた優良機です。
マキタMTD001DSX 作業量
フル充電したバッテリーが空っぽになるまでに行うことが出来る作業量です。
太さ4.3mmで長さ65mmの木ネジ:130本
メモ
2×4材(ツーバイフォー)の接合などで一番使われるのが65ミリのコーススレッドビスでしょう。
この65ミリのコーススレッドビスが、一回の充電で130本打つことが出来るわけです。
DIYなら十分でしょう。
太さ5.4mmで長さ90mmの木ネジ:75本
メモ
90ミリのコーススレッドビスになると、かなり負荷が高くなります。
65ミリより25ミリ長いだけなんですけど、その25ミリを追加で木材の奥まで打ち込むためにはかなりのパワーを使います。
90ミリのコーススレッドビスを75本打ち込むことが出来るという事は、かなりの作業量です。
120mmの木ネジは打てる?
MTD001DSXは125mmのコーススレッドも打ち込むことが出来ます。
125mmが打ち込めるとなると、ほぼすべてのコーススレッドがカバーできるという事になります。
125mmのコーススレッドの打ち込みは非力なインパクトではなかなか難しいです。
インパクトの説明欄に「125mmのコーススレッドもOK」と書いてあれば「パワーは十分ある」と思って間違いないです。
マキタ MTD001DSX ユーザーの評価(口コミ)は?
私自身、MTD001DSXは軽量コンパクトの優れたインパクトだと思っています。
個人的にはめちゃくちゃ評価が高いです。
基本的にマキタ自体が高評価ですからね。
私がというより世界中で高評価です。
今回はまずネットの評価についていくつか見てみたいと思います。
最後に私自身の評価も書きます。
「MTD001DSXは使いやすい!」というレビュー評価
使いやすい
今まで、コード式の電動ドリルを使用していたが、外の電気のない所での使用だったため購入した。
使用してみるとドリルの回転力が歴然と強く、購入して良かった。バッテリーの充電時間も短かった。
購入して良かったと思っています。
出典:Amazonレビュー
これまでコンセント式(AC電源)の電動ドリルを使っていた方が、MTD001DSXとの比較を書いてくれています。
MTD001DSXはコードレスですから、コンセント式に比べれば圧倒的に便利ですよね。
回転力については、MTD001DSXはトルクが145N・mあります。
そもそもドリルのトルクはせいぜい50~60N・mですので、回転力(パワー)という意味ではインパクトドライバーの方が圧倒的に強いと思います。
さらにバッテリーの充電時間については、これはマキタ製の強みでしょう。
他にもDIY用インパクトドライバーは沢山ありますが、35分でフル充電できるインパクトはなかなかありません。
「MTD001DSXはダメだ!」というレビューを否定しての高評価レビュー
ステマに騙されないでください
やたらとステマ(ネガキャン)が多いいのでレビュー投稿致します。
DIYやるには充分かと思います。
まず、そこそこのDIYやるにはバッテリー2個が必要、理由は交換しながら使えるから。
無くなる時は一気にです。
締めつけトルクは充分あるかと思います。
今時は普通であたり前しょうがネジ元照らしてくれるしヘッドも小さいし満足度は高いかと思います。
購入の際、プロユースとDIY用とでは電圧同じでもバッテリーが異なるので要注意です。
またプロユースとDIY用の大きな違いはバッテリーの持ちなので、家庭用なのか検討して決めて頂けたらと思います。
出典:Amazonレビュー
MTD001DSXはバッテリー2個付きなのですが、その点を評価されているようです。
DIY用インパクトの中にはバッテリーが1個しかついていない物もあるからです。
パッと見た感じは安いように思いますが、やっぱりバッテリー2個あった方が後々後悔がありません。
マキタのバッテリーは単品で買うと結構割高です。
MTD001DSXのトルクは十分あるという評価をされています。
たしかにDIY用のインパクトの中ではかなり強力な方です。
というか一昔前のプロ用インパクトと大して変わらないトルクです。
ヘッドが小さいという点も評価されています。
実はこれはMTD001DSXの最大の魅力でもあります。
DIY用とは思えないコンパクトさですよ。
「MTD001DSXは軽くてパワフル!」というレビュー評価
コスパ良い入門インパクトドライバー
安くて軽くてパワフル!バッテリーも2個付きで大満足です!
日曜大工入門のインパクトドライバーならこれ一択だと思います。値段や性能はもちろんのこと、重量が同クラス他社製と比べ軽量なのがgood。
軽量と言いましたがDIY初心者の自分には正直この商品でも、状況によっては重く感じます(上向きにビスを打つ時など)。なのでDIY初心者、特に女性の方は、他のインパクトと迷っている場合は、是非重量を見比べていただくことをオススメします。軽いは正義です。
この商品の唯一の欠点は他のマキタ製品とバッテリーの互換性がないことです。今後マキタ製品を揃える予定がありそうなら上位モデルの購入を検討した方がいいかもしれません。
自分の考えでは日曜大工だけならあとは丸のことサンダーくらいあればいいと思うので、マキタ製品で揃える必要はないかなと思っています。出典:Amazonレビュー
この方はこのMTD001DSXの良さを良く理解されている方だなぁという印象です。
このインパクト自体を初めて購入した方は、もしかしたら「重い」と感じるかもしれません。
でも冷静に他の商品と比べればかなり軽量でコンパクトなんです。
バッテリーの互換性については確かにそこまで多くありません。
でも10種類程度の電動工具との互換性はあります。
これについては下の方で解説しています。
バッテリーの互換性を考えたらフルセットで4万円以上するプロモデルのインパクトの購入がベストです。
でも1万5千円程度で買えるこのインパクトは、初めてのインパクトしてはとても良い製品だと思います。
私のMTD001DSXに対する評価(実際に使ってみて)
以下のような感想です。
- 本体の造りがしっかりしている。
- やっぱりマキタの電動工具は質感が良い(安っぽくない)!
- ヘッドが短い!(DIY用とはおもえない)
- グリップが持ちやすい(ラバーグリップ)
- バッテリーが軽い!
- ケースがしっかりしている!
評価で言えばもちろん です。
プロ用のTD172Dなどと比べれば、ちょっと大きく感じますが、それでも他のDIY用インパクトと比較すればメチャクチャコンパクトです。
質感が高いしマキタ製なので、どこで使っても恥ずかしくない製品だと思います。
このインパクトで納得できない方は、価格が高くても最初からマキタのプロ用インパクトTD172DRGXを買った方が良いでしょう。
マキタ MTD001DSX 旧型機 M697DSX との違を比較してみた。
「MTD001DSX」は「M697DSX」の後継機です。
両者は基本的に似たスペックで似た外観です。
しかしよく見ると進化しています。
- さらに小さくなった!
- さらにパワフルになった!
- さらにバッテリー持ちがよくなった!
確実に進化してますよ。
MTD001DSX 全長 「143mm」
インパクトドライバーは高級機になればなるほど全長が小さくコンパクトになります。
DIY用インパクトは通常はあまりコンパクトではありません。
でもマキタは違います。
全長143mmにまでダウンサイジングしました。
もう見た目はプロ用に近いくらいです。
ココがポイント
旧型のM697DSXより全長が7mm短くなった!
旧型は全長150mmでした。
さらにその前の旧型は全長173mm。
この進化は凄いですね。
ココがポイント
DIY用と思えない位のコンパクトさ!
インパクトドライバーはいくらパワーが強くても、デカすぎると使い物になりません。
いざ使う時に狭い隙間に入らないからです。
さらに持ち運びや保管の事を考えると出来るだけ小さい方が良いです。
DIY用なのにここまでこだわるのは凄いです!
さすがマキタといえます。
MTD001DSX 最大締め付けトルク 「145N・m」
インパクトドライバーは高級機になればなるほど最大締め付けトルクが大きくなります。
ココがポイント
旧型のM697DSXより最大締め付けトルクが5N・m増えた!
サイズが小さくなったのにパワーアップしているという驚きの進化です。
DIY用インパクトはトルクが80N・m程度のものから売られています。
DIYとはいえ、トルク100N・mをした回るとちょっとパワーに不安が残ります。
ですが、DIY用インパクトでトルク145N・mは十分なパワーです。
コンパクトさとパワフルさを両立できるところがマキタの凄いところです。
MTD001DSX バッテリー容量 「1.5Ah」
インパクトドライバーはバッテリー容量が大きい方が長時間作業が出来ます。
ココがポイント
旧型のM697DSXよりバッテリー容量が0.2Ah増えた!
バッテリー容量を0.2Ah増やすことで、その分連続作業時間が長くなりました。
「でもその分重くなったんでしょ?」
そう思う方は次をお読みください!
MTD001DSX 重量 「1.2Kg(バッテリー装着時)」
インパクトドライバーはパワーが大きくなれば重さも重くなります。
さらにバッテリーの容量が大きければバッテリーも重くなります。
しかし、MTD001DSXは前モデルと同じ重量です。
ココがポイント
トルクもバッテリー容量もアップしたのに、重量はそのまま!
しかもDIY用インパクトとしてはかなり軽い1.2Kgです。
スペックはDIY用インパクトの中では群を抜いているのに、この軽さ!
これが他のメーカーにはまねできないマキタの超一流たるゆえんです。
マキタ MTD001DSX 価格について
MTD001DSXの価格についてみてみましょう。
MTD001DSX メーカー希望小売価格
MTD001DSXのメーカー希望小売価格は以下の通りです。
メーカー希望小売価格:27,500円
税別25,000円です。
MTD001DSX 市場価格と最安値は?
2021年7月初旬時点での価格を調べてみました。
- ビバホーム 実店舗:17,380円(税別15,800円)
- コメリ オンライン:14,800円(税別13,455円)※送料無料
- カインズ オンライン:15,800円(税別14,364円)※送料無料
- アマゾン:14,949円(税別13,590円)※送料無料
上記から考えるとだいたい以下のようになります。
MTD001DSXの市場価格:約16,000円
MTD001DSXの最安値:約14,800円
基本的にはネット通販で購入した方が安く買えます。
MTD001DSX と M697DSX(旧モデル) アマゾンでの価格比較。
アマゾンで調べたところ、結果は以下の通りです。
MTD001DSXはM697DSXより安い!
下が旧モデルである【M697DSX】です。
下が新モデルである【MTD001DSX】です。
在庫が無いからなのか、旧型のM697DSXの価格が3万円とか4万円になっています。
ちょっと意味不明な価格です。
スペックの劣る旧型を倍以上のお金を出して買う人がいるとは思えません。
間違って購入しないように気を付けて下さい。
価格を見てみたい方は上記のリンクからどうぞ。
新しくて高性能なのにそっちの方が半額だなんて・・・。
どう考えてもMTD001DSXを買った方が得ですね。
さらに注意!
MTD001DSXの2代前の旧型「M695DS」という型番のインパクトもまだ売られています。
価格が安いのでつい買ってしまいそうになると思いますが、M695DSはバッテリーが1個しか付属していません。
ぱっと見は分からないので注意してください。
素直にMTD001DSXを買うのが一番です。
MTD001DSX バッテリーの互換性について
MTD001DSXはライトバッテリという、マキタのDIY向けバッテリーを使用しています。
互換性のある電動工具は
ライトバッテリーシリーズ(14.4V)
全11モデル
となります。
カタログでは以下のような感じです。
赤線で囲んだ内側の電動工具がバッテリーを共通で使える電動工具です。
18Vと14.4Vのバッテリーの間には互換性がありません。
MTD001DSX ライトバッテリーシリーズ(11モデル)と互換性あり!
MTD001DSXはM697DSXの後継機です。
MTD001DSXはバッテリー容量が1.3Ahから1.5Ahに変更になりました!
ですがバッテリーの種類は同じライトバッテリです。
これまで通り「マキタ ライトバッテリシリーズ」の工具との互換性がありますよ。
マキタ MTD001DSX 互換バッテリーは売られているか?
MTD001DSXで使われているバッテリーは「ライトバッテリ」です。
「ライトバッテリ」はマキタのDIY電動工具専用バッテリーです。
プロ用の互換バッテリーはたくさん売られていますが、この「ライトバッテリ」の互換バッテリー(社外品)は売られているのでしょうか?
MTD001DSX 互換バッテリー アマゾンで発見!
ライトバッテリーの型番はBL1415Gです。
互換バッテリーがあるか調べてみました。
そしたら・・・マキタのライトバッテリ「BL1415G」及び「BL1413G」と互換性があると表記されている商品を1つ見つけました。
ちなみに容量は1.5Ah、2.0Ah、2.5Ah、3.0Ahの4種類あります。
12カ月の保証付きと書いてあります。
容量3.0Ahのモデルがあるのには驚きました。
もっと容量が大きいバッテリーが欲しい方には朗報です。
レビューも1件ありました。
問題なく使用出来ました。
インパクトドライバー、充電器とも問題なかったです。
純正のバッテリーと形が違う為インパクトドライバーのケースにバッテリーが収納できないのが残念。
問題なく使用できたと書いてあります。
但し形が違うとの事です。
確かに前方が出っ張っているので形が変です。
たくさんのセルが入るように大きめに作ってあるのかもしれませんね。
でも、どこのメーカーかもわからない中華系の怪しいバッテリーです。
返品交換をする覚悟で注文してください。
もっと互換バッテリーが増えれば選択肢も増えるんですが。
MTD001DSX 互換バッテリーはあるけど大して安くない。
2021年5月現在、互換バッテリーの価格は1.5Ahで4,800円でした。
ちなみに純正バッテリーの価格は6,180円です。
1,000円ちょっとの価格差だったら純正品を買った方が良いでしょう。
まとめ
M697DSXからさらなる進化を遂げた後継機「MTD001DSX」、おすすめです。
DIY用インパクトであっても、性能や質にこだわるのであればやっぱりマキタです。
マキタ 充電式インパクトドライバ 14.4V MTD001DSX 緑