マキタのAPTとは「防塵・防滴」機能の事!
マキタのプロ用インパクトドライバーには「APT」という機能が備わったモデルがあります。
「APTっていったい何だろう?」
そう思う方は多いと思います。
「APT」とは、防塵防滴機能を指します。
防塵防滴機能とは?
- 「防塵」・・・塵(ちり)を防ぐ。
- 「防滴」・・・滴(しずく)を防ぐ。
分かりやすく言えば、
- 塵とは小さいゴミの事(木くずが舞う現場での作業)
- 滴とは水滴の事(雨やちょっと水が掛かったなど)
こんな過酷なシチュエーションでも、インパクトドライバー内部に「チリや水が侵入しないような造り」になっているという事です。
インパクトドライバーとしての締め付け機能に関するものではなく、電動工具の「耐久性」「壊れにくさ」に関わる機能です。
インパクトドライバーでは穴あけ作業も多い!
板や木材にビスを打ち込む場合、気を付けないと割れてしまうことがあります。
それを防ぐために、あらかじめドリルで下穴をあける場合があります。
またインパクト用ドリルで穴をあける事も多いです。
その時はかなりの木くずが舞います。
あたりは木くずでホコリだらけです。
インパクトドライバーはホコリを吸い込む!
丸ノコで木材を切断したりサンダーで研磨したりすると、思っている以上に作業場は埃だらけです。
そして、インパクトドライバーはドリルドライバーに負けず2,000回転/分以上の高速回転をします。
インパクトでコーススレッドビスを打ち込む時も、インパクトドライバーはかなりホコリを吸い込みます。
インパクトドライバーのお尻部分に手を近づけるとわかりますが、インパクトドライバーは側面の排気孔からすごく風が出てきます。
モーターが高速回転しているから風が起きるわけです。
その風は出るのと同じだけ、風を吸い込んでいるという事になります。
防塵機能はこういう風と一緒に侵入してくる細かいゴミを防いでくれるわけです。
愛用のインパクトドライバーを5年、10年と永く使いたければ、このAPT(防塵防滴)機能はとても頼もしいと思います。
突然の雨や、うっかり置き忘れでも安心!
外で作業している時に雨が降ってくる時もあります。
「もうちょっとなのに!」という時は、ちょっと雨にぬれても作業をしたくなります。
そんな時にはこの「防滴」機能があると頼もしいです。
また、インパクトやドリル、丸ノコなどを色々と使い分けながら作業しているうちにインパクトを雨の当たる場所に置き忘れる事もあります。
「あっしまった!」となるわけです。
インパクトってずっと手に持っているわけじゃないですからね。
そんな時もAPT機能付きのインパクトだったら安心ですよね。
私もマキタのAPT付きインパクトドライバーを購入しました。
丁寧な仕事をするには下穴が必須だし、一回一回掃除なんてしていられません。
こんなタフな状態で工具を使っているとつくづく、「防塵タイプを買っておいてよかったなー」と思います。
もしかしたら、防塵機能が無くても簡単には壊れないのかもしれません。
でも、もし壊れたらきっと思うでしょう「防塵にしとけばよかった・・・」と。
大丈夫かなぁ?と思いながら使うのと、安心して使うのでは、精神衛生上かなり違います。
だから作業もはかどります!
絶対に、防塵タイプの工具を買ったほうがいいと思います。
以上、使用感でした。
但し、マキタのAPT「防塵防滴」はプロ用の上位機種のみ!
長く使うなら絶対に選びたい「APT」機能。
ですが、マキタのDIYモデルにはAPTは付いていません。
もちろん安物のインパクトドライバーにも付いていません。
付いているのはマキタのプロ用電動工具です。
でもプロ用電動工具は価格が高いです。
これをどうとらえるかです。
マキタのプロ用インパクトはおすすめ!
ちなみに私は迷わず最上位機種を買いました。
理由は最小、最軽量、最強とスペックが突き抜けているからです。
小さくて使いやすいし、軽いし、トルク不足とは無縁です。
それにAPTも付いているわけです。
マキタのプロ用インパクトは、最上位機種だと通販の最安値でも4万5千円くらいします。
でも実は半分以上はバッテリーと充電器の値段なんですよね。
バッテリーが単品1本で14,000円くらいの価格ですからね。
しかもバッテリーと充電器は、他の500種類くらいの電動工具で共通使用できるわけです。
だから、インパクト本体だけを考えれば1万5千円くらいの価格なのです。
私はインパクトをフルセットで買いましたが、その後振動ドリルドライバーやマルチツール、ブロワー、バリカンなどいろんなマキタの電動工具を使い購入しました。
それらはすべて本体だけ買えば、インパクトについてきたバッテリーを使いまわせるわけです。
という事で、実はマキタのプロ用電動工具は「耐久性が高い」、「性能が良い」、「電動工具を揃えるにはコスパが良い」というのが実感です。
最後に
マキタのフラッグシップ(最上位)モデルのインパクトドライバーは、数年に一度モデルチェンジしています。
2021年時点の最新モデルはこれです。※参考記事あり。
⇒ TD172DRGX マキタ 最新インパクト【2021新製品】徹底レビュー!
もちろんAPT機能付きです!