電動工具は製品ラインナップの豊富なバッテリーを選択すべし!
充電式の電動工具を購入する際に、非常に大切な注意点(コツ)があります。
それは電動工具とバッテリー・充電器の互換性です。
これから他の電動工具も揃えていくお考えなら、出来るだけ汎用性の高いバッテリーを選びましょう。
そうすれば複数の電動工具同士でバッテリーや充電器を共通で使いまわすことが出来るからです。
私の結論から言えば、おすすめは「リチウムイオンバッテリーの14.4vか18v」です。
工具本体よりも「バッテリーと充電器」の価格の方が高い!
電動ドライバーなどの工具を初めて購入する方は、「本体+バッテリー2個+充電器+専用ケース」といった内容のセットでの購入が普通です。
「インパクトドライバー」や「ドライバードリル」を購入したとき「充電式の電動工具って高いなー」なんて思う方も多いと思いますが、何にどれだけお金がかかったか理解している方は案外少ないのかもしれません。
そこで重要なポイントがあります。
実はお金が掛かっているのは、工具本体ではなくバッテリーや充電器なんです。
ざっくり内訳を言います。
4万円のフルセット(本体・充電器・バッテリー2本)の価格を単品に分けると、以下のような割合です。
- 工具本体 :1万円×1台
- バッテリー:1万円×2台
- 充電器 :1万円×1台
セット内容の半額以上がバッテリーや充電器の価格です。
これに早めに気づかないと後々後悔しますし、早く気付くほど高品質で高性能の電動工具を安く購入し長く使うことができます。
他にもメリットがありますので、具体的に説明しましょう。
互換性の高いバッテリーを使用した場合のメリットは何か?
いくつか理由がありますので、それぞれ挙げてみます。
安く買う事が出来る!
仮にあなたがインパクトドライバーとドリルとディスクグラインダーを購入するとします。
バッテリーと充電器を共通化するつもりで以下のように購入すると、かなりの節約になります。
- インパクトドライバー(本体+バッテリー2本+充電器)を1セット購入。
- ドライバードリル(本体のみ)を購入。
- ディスクグラインダ(本体のみ)を購入。
バッテリーを共用するのであれば、これでOKです。
本体3台に対してバッテリーは2本なので、必要に応じて脱着して交換する必要はあります。
ですが、バッテリーはスライド式なので簡単に脱着できます。
DIYで使用する程度なら全然問題ないと思います。
もし必要ならバッテリーのみを追加購入すれば良いだけです。
バッテリー4個と充電器2個の金額を節約できます。
収納場所をとらない。
上記のような買い方をすると、バッテリー4本と充電器2台を減らしたことになります。
余計な物が増えないので省スペースになります。
考えてみてください。
3台の充電器をコンセントに差して、3つの予備バッテリーを保管する場面を・・・。
工具が増えるたびにこれらの付属品が増えたら、それだけでストレスです。
充電器用の棚をDIYで作るハメになりますよ。
工具だけなら大したことないですけど、充電器とバッテリーの入ったハードケースは結構デカいです。
収納場所をあっという間に圧迫します。
上記の共通化で、作業場所へ工具や充電器を運ぶ場合や車に積んで移動する場合にも、荷物が少なくて動きやすいです。
故障しても補いあえる、長く使える!
規格の違うバッテリーを使っていた場合、もし工具本体が故障したらバッテリーも充電器も無駄になります。
しかし、バッテリーを共通化しておけば他の工具で使えるので、無駄になりません。
また、作業中に1台のバッテリーがなくなっても、最後の1台のバッテリーの電池がなくなるまで使いまわすことができます。
新たな電動工具や便利ツールを気軽に買うことができる!
マキタや日立などの充電式の製品には、工具だけではなくライトやラジオなどいろいろなものがあります。
これらも工具と同じバッテリーを使うので、すでにバッテリーセットを持っている方はセット購入の必要がなく、本体のみを気軽に購入して試すことができます。
面白い工具や災害時に役に立つツール等もたくさんありますので、絶対おすすめですよ。
インパクトドライバーのセット価格の具体例
一例を挙げます。
マキタのTD137DRMX(4.0Ah)のセット購入の場合
参考価格 59,000円(税別)
※バッテリーは計2個と充電器とハードケースがついています。
マキタのTD137DRMX(4.0Ah)の単体購入の場合
参考価格 20,900円(税別)
標準価格なので、実際の小売価格はもう少し安いです。
でも、セット価格の2/3近くが本体以外の金額です。
マキタ電動工具セット(コンボkit)もおすすめ!※並行輸入品
バッテリー2本と電動工具をセットにした、各種コンボキット(combo kit)もあります。
並行輸入品ですが色んな組み合わせのセットがあります。
大きなバッグにまとめて入れられるので管理も楽ですね。
もちろんバッテリーは互換性があります。
このセットならマキタ電動工具をまとめて揃えられます。
いちいち調べて購入するのが面倒な方にはおすすめです。
最後に
以上のように、賢く買うなら出来るだけバッテリーと充電器を共通の物にした方がいいです。
リチウムイオンで一番汎用性があるのは14.4Vだと思います。
もし、パワーの必要な工具を揃えていくつもりなら18Vの方がいいです。
マキタなら100種類近い工具が共通で使える!
マキタのプロ仕様の工具の場合以下の通りです。
- 14.4Vバッテリーに互換する工具:85モデル
- 18Vのバッテリーに互換する工具:97モデル
さらに充電器は14.4Vと18Vの両方をバッテリーを共通で充電出来ます。
※詳しくはカタログをご覧ください。
http://www.makita.co.jp/product/
もし他の工具にも興味があるのであれば、各メーカーのカタログを見てから、互換性のあるタイプを購入したほうが、長い目で見るとお得だと思います。
お互い良い工具に出会えると良いですね。
では。