最近ではホームセンターが自社ブランドのインパクトドライバーを販売しています。
ちょっと前までは電動工具メーカーしか販売していなかったインパクトドライバーですが、時代は変わりました。
具体的には以下のようなホームセンターがインパクトを販売しています。
- ビバホーム エレバリオ インパクトドライバー(LV-TT16540 LID-144S)
- カインズホーム Kumimoku e-cycle 14.4V インパクトドライバー KEC-01
- ナフコ パワークラシック(PowerCllasic) 14.4V充電式インパクトドライバー ID‐14.4LiNA
- コメリ ビーシェア(B-Share)10.8V 充電式インパクトドライバー BS-108 ID
今回はこれらのホームセンター自社ブランドのインパクトドライバーを紹介します。
【カインズホーム】Kumimoku e-cycle 14.4V 充電式 インパクトドライバー KEC-01
カインズホームの自社ブランド電動工具。
Kumimokuというブランド名で販売されています。
インパクトドライバーは14.4Vです。
スペック
最大締付トルク:130N・m
重量:1.0kg(本体のみ)
重量:0.295kg(バッテリーのみ)
充電時間:75分
価格は以下の通りです。
本体のみ
Kumimoku インパクトドライバー(KEC-01):¥7,980(税込)
別売り
バッテリー(14.4V・1.5Ah)(KEC-11):¥3,480(税込)
専用充電器(KEC-12):¥1,780(税込)
カインズ 電動工具 評判はどうなのか?
カインズホームのオリジナル電動工具といえばkumimokuシリーズです。
インパクトドライバーのバッテリーを共通で使える数種類の電動工具があります。
ちなみにカインズの電動工具の評判ですが、ちょっと良くないです。
電動工具の代表格であるインパクトドライバーの口コミを紹介しながら見てみましょう。
※カインズホームの販売ページのものです。
DIYをする時だけ、月に2回ほどちょっと使う程度でしたが、7か月目で壊れました・・
店舗にも相談したものの、保証切れ(保証期間半年)ているのでどうにもならず、日立やマキタ等を買えばよかったと後悔
DIY用だから保証が半年しかないのはしょうがないかもしれません。
でも月2回の使用で7カ月で壊れるなんてことはプロ用ではまずありえません。
マキタのプロ用は実質的に1年保証があるので、耐久性もアフターメンテもかなり差がありそうです。
店舗で安い!と思って買いましたが、電池別売でまた買いに行く羽目に
しかも電池の持ちが悪すぎる
作業小屋で使っているマキタ(安めのモデル)と比べてもあまりにもひどい
電池別売り、コレが一番つらいです。
普通はバッテリー込みの値段だと思いますもんね。
電池の持ちはもともとDIYモデルだからしょうがないとしても、バッテリーを別売りで買うこと自体が不満なのに2本買うのはもっと不満でしょう。
バッテリー1本約3,500円(税込)。
バッテリー2本と充電器で9,000円近い出費です。
本体が約8,000円ですから、フルセットで購入したら17,000円です。
しかもケースは無し。
ハイコーキ(日立工機)のDIY用インパクトのフルセットが12,000円で買える事を考えれば、あまりにもコスパが悪いです。
仕事が休みで 急いでやりたい作業があったので『カインズ』へ行き充電式ドライバーKEC-01を購入し
まずは電池を充電しようとしたら電池と充電器が入っておらず 箱をよく見ると横と裏に『別売り』と書いてあった
『よく見ない客が悪い』のでしょうが この表示だけではセットになっていると思う客も居るのでは?
という想像はできませんか?
それとも販売数優先でしょうか?
ガッカリしました
そうなんです。
もうバッテリーが入っていなかった時点で心情的にもアウトですよね。
使おうと思って買うわけですから、改めてバッテリーや充電器を買いに行くなんて「超がっかり」です。
しかも本体より高い価格で買わなきゃいけないわけですから想定の2倍の出費です。
おそらく電動工具メーカー別の品質レベルや価格帯を知っている方であれば、まずカインズの電動工具は避けると思います。
せめてバッテリー1本込みで1万円以下じゃない意味がありません。
ホームセンターオリジナルモデルに期待するのはコスパです。
コスパが悪い廉価モデルをわざわざ買う必要はないと思います。
カインズのインパクトを買う金があれば一流メーカーのDIYモデルが買える!
カインズの14.4Vインパクトは、スペックは低いのにマキタや日立のDIY機(とはいえ本格派)よりもだいぶ価格が高いです。
最初からバッテリー2本と充電器込みで一式がケースに入っているマキタやハイコーキのインパクトの方が絶対おすすめです。
詳しくは以下の記事で書いています。
マキタDIYインパクト ⇒ マキタ MTD001DSX(アマゾンで15,000円位)
ハイコーキDIYインパクト⇒ ハイコーキ FWH14DGL(アマゾンで12,000円位)
【ナフコ】14.4V充電式インパクトドライバー ID‐14.4LiNA
ナフコの自社ブランド電動工具。
パワークラシック(PowerCllasic)というブランド名で販売されています。
スペック
最大トルク:110N・m
重量:1.18kg(本体+バッテリー)
充電時間:70分
価格は以下の通りです。
セット価格
インパクトドライバーセット(ID‐14.4LiNA):¥9,328(税込)
- 充電器×1
- USB出力付1.5Ahバッテリーパック×1
- 6.35mm六角軸両頭ビット+No.2×65mm×1
- 収納袋×1
ちょっとパワーは控えめですがDIYだったら問題ないでしょう。
その分かなり軽量なので女性にも使いやすいと思います。
プロ用と比べれば充電時間がちょっと長いですね。
バッテリーをもう一個追加で買えば安心でしょう。
ナフコ オリジナル 電動工具 評判はどうなの?
ナフコの電王工具の評判は口コミがあまりないため情報が載せられませんでした。
但し私個人の評判(実際に使ってみた感想)としていえば、結構いい感じでした。
私が使ったのはインパクトドライバーで、ちょっとした大工仕事に使いました。
手軽に使えるのに普通にコーススレッドビスも打ち込めたので、初心者のDIYには十分だと思います。
他にも10数種類程度の14.4Vバッテリーの電動工具があり、バッテリーも共通で使えます。
バッテリー込みですぐに使えて、1万円以下というのがうれしいですね。
価格的にはもう少し出せばハイコーキのDIYモデル(ハイコーキ FWH14DGL)が買えるので、この辺りが悩みどころだと思います。
個人的にはハイコーキの方がおすすめです。
【ビバホーム オリジナル 電動工具】14.4V充電式インパクトドライバー
【 LV-TT16540 LID-144S 】
このビバホームのインパクトドライバーは自社オリジナルブランドの電動工具です。
エレバリオというブランド名で複数の電動工具が販売されています。
スペック
最大締付トルク:130N・m
重量:0.84kg(本体のみ)
重量:1.7kg(本体+バッテリー)
バッテリー容量:1.5Ah
充電時間:60分
セット内容は以下の通りです。
- インパクトドライバー本体(14.4V)×1
- 充電器×1
- 1.5Ahバッテリーパック×1
オンライン価格は以下の通りです。
- インパクトドライバーセット(LV-TT16540 LID-144S):¥10,758(税込)
最大締め付けトルクが130N・mなので、DIY用としてのパワーは申し分ないと思います。
こちらもプロ用と比べれば充電時間がちょっと長いですね。
バッテリーがもう一個欲しくなるかもしれません。
ビバホーム オリジナル 電動工具 口コミや評判は?
評価が5つ星のレビューがありました。
ビバホーム オリジナル電動工具 の評判はいいみたいですね。
肝心のインパクトはと言うと、14.4Vだし、130N出るし、リチウムイオンだし、DIYには申し分ないレベル。
惜しいとこはバッテリーが1.5Aなとこくらいかね。(別売で3Aのもあるみたい)よくある他の工具でも使えますよ的なバッテリーパックなので、他も欲しくなっちゃいますねー。
収納バッグ付きなのも便利!
(ワタシはパカッと半分に開く専用プラスチックケースが苦手ですw)良い買い物でした!
出典:https://minkara.carview.co.jp/userid/571396/car/1877534/10602998/parts.aspx
ビバホームのインパクトドライバー(エレバリオ)は、リチウムイオンバッテリーの電圧が14.4Vで本格的な作業が出来ます。
バッテリー容量が1.5AhはDIYモデルとしては普通です。
最大締め付けトルク130N・mというのは、DIY用インパクトドライバーとしては標準的なスペックです。
インパクトドライバーに期待される作業は問題なくこなせるパワーです。
バッテリーの互換性がある電動工具が他にもたくさんあるのはとても魅力的ですね。
ビバホームのインパクトドライバー(エレバリオ)のバッテリーの互換性
ちなみにビバホームのインパクトドライバー(エレバリオ)に使われているバッテリーは、以下エレバリオシリーズでも使えます。
以下はすべてバッテリーを共用できる出来る電動工具です。
- インパクトドライバー LID-144
- ドリルドライバー LDD-144
- ディスクグラインダー LDG-144
- セーバーソー LES-144
- マルチソー LMS-144
- パワークリーナー LCL-144
- ブロワー LBL-144
- 空気入れ LAP-144
- LEDコンパクトワークライト LWL-144
- LED投光器10W LTK10-144
- LED投光器20W LTK20-144
【コメリ インパクトドライバー】評判が良い!驚きのトルク!安さ!急速充電!
【コメリ】10.8V充電式インパクトドライバー 「BS-108 ID」
スペック
最大トルク:120N・m
重量:1.1kg(本体+バッテリー)
充電時間:45分
コメリの自社ブランドのインパクトドライバーです。
ビーシェア(B-Share)というブランド名で販売されています。
以前はRETZLINKというブランド名でした。
オンライン価格は以下の通りです。
- インパクトドライバーセット(BS-108 ID):¥7,980(税込)
セット内容は以下の通りです。
- インパクトドライバー本体(電圧10.8V)×1
- 充電器×1
- 1.5Ahバッテリーパック×2
- PHビット2本
コメリのインパクトの評判の理由はコレ!
他のホームセンターモデルと比べて、コメリのインパクトは大盤振る舞いです。
ケチケチしていません。
- 本体+バッテリー2個+充電器というフルセットなのに価格が安い。
- 10.8Vだけど最大締め付けトルクは120N・mなのでパワフル。
これだけスペックが良いのに安く買えるってすごいです。
電圧10.8Vなのに120N・mのトルクが凄い!
最大締め付けトルクは120N・mと、14.4V機にも匹敵するようなパワーです。
DIYなら全然問題ないパワーです。
安い方が良いけど、トルクはある程度欲しい!
「インパクトのトルクはせめて100N・m以上欲しいなぁ」
そう思った方にはこちらがおすすめです。
10.8Vだから軽い!
10.8V機はバッテリー自体も小型なので軽いです。
軽いインパクトが欲しい女性にもおすすめです。
バッテリーが2個付いてくる!
DIYモデルのインパクトは、安く売るためにバッテリーを1個しか付属しないセットが多いです。
でもこのコメリのインパクトはちゃんとバッテリーが2個付いてきます。
交換充電しながら使えるので作業が止まりません。
バッテリーの充電が早い!
このコメリのインパクトは、バッテリーの充電時間は45分とDIY用としては優秀です。
バッテリー2個付きで充電も早いという至れる尽くせりなモデルです。
コメリの看板を背負ったインパクトだから安心。
しかもコメリの看板を背負った製品なので、ネットで見かける怪しい中国製品より安心です。
コメリに行けば売ってますよ。
今回紹介する中ではかなり優秀なスペックです。
ホームセンター オリジナル インパクト(電動工具) 4機種の比較!
バッテリー電圧について
電圧については一流メーカー品だろうがホームセンター自社ブランド品だろうが選び方は同じです。
電圧10.8V以上のインパクトドライバーであれば最大締め付けトルクが「100N・m」程度はあると思います。
なので上記のどれを購入しても大工仕事はこなせるパワーを持っています。
言い方を変えれば120mmの長いコーススレッドを最後まで木材に打ち込むパワーがあるという事です。
ただし、電圧が高いほどパワーは強くなります。
メインの用途が「太い木材に長いビスをバンバン打ち込む大工仕事」なのであれば電圧14.4Vを買った方が作業ははかどると思います。
逆に大工仕事は少なくて、合板などの板の固定や60mm程度の短めのコーススレッドを使う方は電圧10.8Vでも十分です。
重量的には電圧10.8Vの方が軽いので、女性なら電圧10.8Vのインパクトをお勧めします。
バッテリー容量について
バッテリー容量は電池切れまでの時間に関係します。
上記で紹介したインパクトはどれもバッテリー容量1.5Ahです。
基本的にDIY用のインパクトはどのメーカーもバッテリー容量1.5Ahの場合が多いです。
バッテリー容量1.5Ahだと、65mmのコーススレッド(木ねじ)を80本くらい打ち込んだら電池がなくなります。
プロ用に比べればDIY用インパクトは作業効率は悪いです。
ビスを打ち込むスピードが遅いからです。
でもDIYには厳しい納期があるわけでもないのでプロ用じゃなくても問題ないでしょう。
椅子や机・テーブルの作成は出来る?
椅子や机、テーブルを作成する程度の用途なら問題ありません。
65mm程度のコーススレッドで足りるでしょうし、本数も大して使いません。
バッテリー1本でも大丈夫でしょう。
ウッドデッキ作成は出来る?
ウッドデッキ作成だと65mmや75mmくらいのコーススレッドを使うかと思います。
しかし連続で大量にコーススレッドビスを打ち込む事になります。
なので途中でバッテリー切れになると思います。
でもバッテリーが2本あればバッテリーを交換しながら連続作業が出来ます。
コメリのインパクト「BS-108 ID」は最初からバッテリー2個セットなので問題ありません。
但し他のメーカーはバッテリーが1個しか付属していません。
バッテリー1個だとDIYであっても使い勝手が悪いです。
最初から2個買うつもりで金額を見積もった方が良いと思います。
そう考えるとコメリのインパクトはかなりコスパが高いですね。
小屋を建てるなどの大工仕事は出来る?
小屋を作るなどの大工仕事になると、太めの木材同士を長めのコーススレッドで締結する作業が出てきます。
そうなると120mmなどのコーススレッドを使うでしょう。
コーススレッドビスは長くなると一気に負荷が3倍4倍に高くなります。
1本打ち込んだら一気にバッテリーを消耗します。
120mmのコーススレッドだと20本程度でバッテリー切れでしょう。
こうなると今回紹介しているDIY用だと連続作業はできません。
プロ用インパクトを準備した方が楽しく作業できると思います。
バッテリーの充電時間について
充電時間はそれぞれ差があります。
- コメリの10.8Vインパクト:45分
- カインズホームの14.4Vインパクト:75分
DIY用インパクトは電池容量が小さいので、2本のバッテリーを交互に充電しながら連続作業します。
その時重要なのが充電時間です。
上記の2機種でも45分と75分で30分の差があります。
電圧が違うので単純比較はできないのですが、機種によって時間が違うのはお分かりいただけると思います。
DIY用であれば、のんびり作業できるので75分の充電時間でも待つことができるでしょう。
待てるのであればなんら問題はないです。
コメリのインパクトは優秀ですね。
最大締め付けトルクについて(パワー)
上記のどのメーカーも最大締付トルクが「100N・m」以上あります。
机やテーブルを作る程度の軽い木工DIYであれば問題ないです。
マキタなどの一流メーカーでも「DIY向けインパクト」のトルクは100N・mちょっとです。
これくらいのパワーなら120mmの長いコーススレッドを打ち込む事も可能です。
おそらくパワーに関しては心配の必要はないです。
但し、実際に使った場合には電圧が高い機種の方がパワーがあると思います。
1秒でも早く作業を終わらせたいという方は、10.8Vより14.4Vの方が良いかもしれません。
まとめ
まずは一回インパクトを買って使ってみたい!
そんな方にはお手頃価格の上記のインパクトはおすすめです。
上記の4機種で言えば、私個人的には「コメリのビーシェア」のインパクトがおすすめです。
コスパが高いしバッテリー2本セットなど、セット内容が充実しているからです。
一流メーカーのDIY用インパクトはもっとおすすめ!
もし1万円程度の金額が出せるのであれば、以下の機種も検討してみてください。
-
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私は最初からプロ用を買いました。
わたしはプロではありませんが、DIYで木材に長いコーススレッドビスを打つことがあります。
また木材に穴をあけたりすることもあります。
プロのように納期がある仕事ではありません。
でも使い勝手は最高ですから作業をしてて楽しいです。
なので男性の方でこれからもずっとインパクトドライバーを使うおつもりでしたら、プロ用はおすすめです。
ちなみに私はDIY用のインパクトとして、最初の1台目からマキタのプロ用を買いました。
当時のフラッグシップモデルです。
10年近く経ちますがまだ壊れません。
マキタの18V最新インパクトであるTD172DRGXも持っています。
マキタの18Vバッテリーシリーズは、同じバッテリーで300種類以上の電動工具が使えます。
私も本体だけを買い足して好きな工具を揃えています。
マキタの18V電動工具には男のロマンが詰まっていますよ!
そのはじめの一歩として買うインパクトなのであれば、TD172DRGXは最高のインパクトです。
価格は高いですがすべてにおいて最高です。
- パワー
- 性能
- 機能
- 耐久性
- 軽さ
- コンパクトさ
- カッコよさ
- バッテリーの汎用性
- 所有する満足度
買って後悔する事が何もありません。
この満足感は使ってみなければわかりません。
ですが一度使うと他のインパクトは使えなくなります。
永く愛着を持って使える電動工具は、道具ではなく「人生のパートナー」になります。
では。