世の中にはたくさんのドアがあります。
そしてドアクローザーもたくさん設置されています。
公共施設なんかはほとんど設置されていますよね。
もちろん住宅の玄関ドアにもほぼ必ず付いています。
でも実際には・・・?
ドアクローザーは付いていても「実は機能していない」という現実!
実は世の中には「機能していないドアクローザー」がたくさんあります!
私自身、たくさんの機能していないドアクローザーを見てきました。
特に築10年以上経過した家の玄関とか、古い公共施設なんかはそうですよね。
機能していないドアクローザーは危険!
ドアクローザーが設置されていても、動作していなければ何の役にも立ちません。
それどころか、閉まる力が強すぎて逆に危険な場合もあります。
小さい子供が指などを挟んだり、お年寄りがケガをする場合もあります。
なぜ動作不良のドアクローザーを放置するのか?
動作不良のドアクローザーが放置される理由はいくつかあると思います。
一般の住宅の場合はこんな理由でしょう。
放置する理由(一般家庭)
・徐々に動作が悪化するので、故障に気づかない。
・そこまで困らないので目をつぶってしまう。
・女性や子供はドアクローザーの役割自体が理解できていない。
・故障は承知だが、修理や交換の費用が高そうなので先延ばしにしている。
公共施設の場合はこんな理由でしょう。
放置する理由(公共施設)
・施設管理者の知識不足。
・担当者の責任の所在が不明確。
・動作不良に気づいていない。
・予算がなくて後回しになっている。
動作不良のドアクローザーを見つけたらどうすればいい?
動作不良の原因は大きく2つです。
原因
- ドアクローザーが壊れている。
- 調整がうまくいっていない。
では実際に見つけた場合はどうすればいいのでしょうか?
方法は以下です。
- 速度調整ネジを回して、調節してみる。
- 調整してもダメなら交換する。
1、速度調整ネジを回して調節してみる。
女性の方だと「調整なんて、自分にはとてもできない!」と思う方もいるでしょう。
でも実はそんなに難しくないんです。
故障なのか?それとも調整がズレているだけなのか?
それを判断するためにも、まずは調整を試してみてください。
調整ネジをマイナスドライバーかプラスドライバーで回してみるだけです。
場合によっては10円玉や5円玉で代用できます。
やり方はこちらの記事を参考にしてみてください。
ちなみに、ドアクローザー本体から黄色っぽい油が漏れだしている場合は「油圧オイル漏れ」です。
オイル漏れは修理できませんので、ドアクローザー本体を交換しましょう。
2、ドアクローザー本体を交換する。
ドアクローザーの調整を行ってもうまくいかない場合やオイル漏れの場合は交換です。
業者に依頼すれば「ドアクローザーの選定から取り付け工事」まですべてをやってもらえます。
ただし、ドアクローザーの交換を業者に頼む場合の費用は高額です。
最近は、自分でDIYで交換可能な「交換用ドアクローザー」が安く売られています。
うまくいけばドアクローザー本体費用(1万円以下)だけで交換作業が自分でできます。
DIYでのドアクローザー交換についてはこちらの記事を読んでみてください。
⇒ ドアクローザー 交換【玄関・勝手口】DIYで簡単に取り付け可能!
最後に
ドアクローザーは設置から10年くらい経過すると動作が怪しくなります。
そのまま放置するとケガの危険がありますし、うるさい音で心も病んでしまいます。
公共施設のドアクローザーの場合は、施設の管理者に「調整が必要だ」と伝えましょう。
その際、「調整方法」も伝えるとベストです。
担当者が調整方法を知らない場合も多いですからね。
1台の調整がうまくいけば、施設中のドアクローザーが全部調整されて快適になるかもしれません。
個人宅の場合は、ぜひ調整をしてみてください。
オイル漏れなどが無ければ、ネジの調整だけで簡単に治る場合も多いです。
3分程度の作業で簡単に治る場合も多いですよ。
女性の方もむずかしく考えず、エイヤッと調整を行ってみましょう。
治った時の満足度はハンパないですよ!
では。