「振動ドリルってよく聞くけど、ただのドリルと何が違うの?」
そんな疑問を持っている方も良いと思います。
一体何のために使うどんな工具なのでしょうか?
振動ドリルドライバーとは?
用途は?何に使うの?
一言で言えば「穴をあける機械」です。
タイルや外壁、コンクリートや石材などの硬い材料に穴をあける時に使用します。
振動ドリルは振動を利用して効率的に掘り進めることができるので、楽に穴あけ作業ができます。
しかも圧倒的に早いです。
コンクリートの庭や壁に手すりや電灯などを取り付けたり固定するならこの振動ドリルが役に立ちますよ。
通常のドリルドライバーとの違い!
通常のドリルはただ高速回転するだけです。
木や柔らかい金属の場合は、柔らかいので回転だけでもドリルの刃が引っかかって掘り起こせます。
しかし、コンクリートやレンガ、石などの硬い対象物だと、高速で回転しても刃が滑るだけで掘り進めることが出来ません。
まるでサバイバルで木の棒を使って火おこしをするようなものです。
回転すればするほど摩擦熱でドリルの刃が熱くなり、刃がダメになります。
そこで振動ドリルの出番となります。
どんな動作をするの?
振動ドリルは縦方向に細かくピストン運動のように振動します。
セットしたドリルの刃は「回転しながら前後に振動する」わけです。
それによりドリルの刃が硬い石材に食い込み、ぐいぐい食い込んで穴をあけていきます。
穴の中を槍で細かく突き崩しながら、さらに回転で削って掘っていくようなイメージです。
動作音は「ダダダダダッ!」ていう連打音ではありません。
「ビーーーーン!」という超音波みたいな細かい振動です。
インパクトの音や、ドリルのクラッチ動作音とはまた違います。
通常のドリルだけじゃダメ?
通常のドリルでも、強く押さえつけて長時間頑張れば、硬いタイルや石材にも穴は開けられます。
しかし、ドリル強く押さえつけて切削すると、モーターに負荷がかかりドリルの故障に結びつきます。
振動モードにするか、振動なしモードにするかはスイッチで選べます。
なので、ドリルドライバーとしても普通に使えます。
振動ドリルに必要な先端工具
ちなみに、石材に穴をあける時にhあドリルの刃もコンクリート用の物にした方が良いです。
さらに穴あけ後にビスで固定するならコンクリートプラグもお忘れなく。
売れ筋のコンクリートドリル刃(六角軸)です。
コンクリートプラグです。
ドリルを買うなら、最初から振動付きを選んだ方が良い!
今から電動ドリルを買うなら振動ドリルの方がいいと思います。
モードの切り替えで通常の電動ドリルとしても使えるし、振動ドリルとしても使えるからです。
私はインパクトドライバーと同時に振動ドリルを同時購入しました。
浴室のタイル壁に手すりを付けたり、コンクリート舗装の道に手すりを設置したりするのに使います。
通常のドリルモードと振動ドリルモードでは、明らかに作業効率が違います。
もう別の工具かっていうくらい違いますよ。
振動ドリル、おすすめです。
マキタの振動ドリルドライバー「HP470D」レビュー
購入したのは「マキタの充電式振動ドライバドリル 14.4V HP470D」です。
私の場合は、14.4Vのインパクトドライバー「TD137DRMX」購入時にバッテリー2個と充電器が付属していたので、振動ドリルは本体のみ購入しました。
本体のみだと1/3位の値段で買えますから、経済的ですよ。
通常はドリルモードで使用して、コンクリート相手の時には振動ドリルモードに切り替えて使えます。
一台あると超便利です。