6B鉛筆【硬筆鉛筆】は書写用・かきかた用に持って来い!
今回は6B鉛筆の紹介です。
「6B鉛筆」はめちゃくちゃおすすめです!
以下のような事が出来ます。
- 2~3歳の幼児のお絵かき
- 園児や小学生のかきかた(字の稽古)
- 大人の書写、写経
- お父さんの日曜大工
これらはHBの鉛筆では出来ません。
私は6Bの鉛筆なんて買った事も使った事もありませんでしたが、今回その使いやすさにびっくりしました。
近所のスーパーで発見!
先日たまたま近所のスーパーで在庫処分品の6B鉛筆を見つけたんです。
値札を見ると6Bの鉛筆「硬筆書写用」が3本で50円。
「安っ!」っと思った反面、「安物買いの銭失いだ!」と思いなおし一度は素通りしました。
ですが「6Bの鉛筆ってどんな感じなんだろう?」と急に気になり始めたんです。
「子供のお稽古用に使えるし、日曜大工で木材にしるしをつけるのにも使えるな!」と勝手な解釈変更を行い売り場に戻りました。
結局、6Bの鉛筆3本入りを購入しました。
50円ですからね。
やっぱり安い。
鉛筆って今は売れていないのかな?
シャープペンシルが普及してから鉛筆の出番は減りましたよね。
さらに最近では手紙やハガキではなくパソコンやスマホのEメール、lLINEなどがあるので、紙もえんぴつも使いません。
鉛筆で字を書く機会なんて少ないから売れないんでしょうね。
でも、使ってみたらやっぱり良いですよ!
鉛筆はいい!
uni硬筆書写用鉛筆 6B 六角軸 (三菱鉛筆)
コロコロと転がると面倒なので、丸軸ではなく六角軸にしました。
家に帰って早速開封。
6B鉛筆の特長
説明を読むと、以下のようなことが書いてあります。
「三菱鉛筆の”硬筆書写用鉛筆”は、お子さまから熟練者まで幅広くご使用いただけます。」
◆硬筆書写に最適
◆なめらかな書き味
◆太い文字も書ける
私は子供でも熟練者でもありませんが、大げさな文句にちょっとテンションが上がりました。
また項目別に以下のような説明もありました。
濃さ
「書いた時に芯から均一なくずれ方をするので、黒く、濃く、くっきり鮮明に書けます。」
書き味
「芯には特殊な油を染み込ませているので、書いた時の摩擦が少なく、滑らかに書けます。」
強さ
「芯には高級粘土を使っているので、折れにくく削る手間が少なくてすみます。」
太さ
「太めの芯を採用。削り方によって自由な太さの曲線が表現できるので、文字の練習には最適です。」
「また、「トメ、ハネ、ハライ」等の筆タッチが表現できるので、本格的な硬筆書写にもピッタリです。」
硬筆書写とはどういう意味?
教養の少ない私には「硬筆書写」という言葉の意味が分かりませんでした。
ちょっと調べてみました。
硬筆とは?
「硬筆」とは「えんぴつ」の事です。
”こうしつ”と読むのは間違いです。
”こうひつ”と読みます。
お間違えのないように・・・・私だけ?
書写とは?
「書写」とは「習字」の事です。
「習字」とは「字を習う」事ですね。
硬筆書写とは?
上記からまとめると、「硬筆書写」とは鉛筆で字の練習をする事です。
硬筆書写用鉛筆は、字の練習にピッタリな鉛筆です。
説明にある「本格的な硬筆書写にもピッタリです」というのは、まじめに字の練習をしたい方にピッタリという意味になります。
字が下手な私にピッタリ!・・・いやいや、お子さんの「かきかた」や字の練習にピッタリですね!
6B鉛筆を実際に使ってみた感想
6Bの芯の太さの違いにびっくり!
早速削ってみました。
いきなりビックリです。
鉛筆の芯がめちゃめちゃ太いんです。
思わず「ふとっ!」と声を出しました。
こんな感じです。
「そうでもないじゃん」と思ったあなた。
下の画像を見てみてください。
太いですよね。
鉛筆の太さに対する芯の割合が全然ちがいます。
まるで「少女マンガの黒目」ぐらいデカいです。
子供と絵を描いてみた!
子供と一緒に紙を出して書き始めました。
軽く握って書ける!力が要らない!
軽く握って紙の上を滑らせてみました。
「スルスルスル~! おお~!すごい!」
思わず大きな声を出してしまいました。
軽く、かるーーーく握って書いたのに、きちんと絵がかけるんです。
もちろん文字もかけます。
説明通り「なめらかな書き味」です。
その書き心地に思わず感動してしまいました。
小さい子供でも楽しくお絵かきできる!
うちの子供はまだ小さく、鉛筆をしっかり握れません。
これまではHBの鉛筆で絵や字を書かせていましたが、線が残らずせっかくの絵も薄くて見えませんでした。
でも、この6Bの鉛筆ならはっきり見えます!
筆先に力が掛かっていなくても、筆跡がきちんと描かれるので、子供が書こうとしたものがしっかり紙に描かれます。
うちの子供も「書けた!」という満足感からか、いつもより楽しそうに絵?を書いていました。
思い出がハッキリと残せる!
せっかく子供が絵を描いてくれたのに、薄くて見えなくて残念な事ありませんか?
でも6Bのエンピツなら子供が書こうとしたものがハッキリわかります。
初めて書いた子供の絵や字を思い出の品として残したいなら、6B位の濃さが良いと思います。
字を書いてみた!
今度は、きちんと力を入れて書いてみました。
筆で書くように筆跡が分かる
すると、さらに太く!濃く!くっきりとなめらかに書けます。
まるでサインペンで書いたようです。
HBの鉛筆との違いが分かるように、字を書いて比較してみました。
確かに、へた具合がよく分かる・・・泣。
この画像をUPするのはちょっと勇気が必要でした。
上記でわかるように、6Bだと鉛筆をどういう風にもって筆を運んだかが良くわかります。
同じ線でも薄い側と濃い側があるし、トメやハライの様子も良くわかります。
書き心地は毛筆に近いんじゃないでしょうか?
筆先はスルスルと気持ちよく滑るので、書くのが楽しいです。
まるで、高級ボールペンのようです。
HBのようにポキポキ折れたり崩れたりしないので、紙もかえって汚れません。
小さい子供は力加減もわからないので、特にポキッと折れやすいです。
その度に鉛筆削りで削りなおすことを考えれば、子供もより字を書くことに集中できます。
これなら、子供の字の練習にぴったりです。
芯が柔らかいから汚れるんじゃないか?
鉛筆を握っているそばから手や紙に鉛筆のスス?が付いて汚れるんじゃないかと思われそうですが、そんなことはありません。
インクのようにシミにもなりません。
HBの鉛筆や色鉛筆に比べても、より簡単に消しゴムで消せます。
クレヨンみたい手が汚れませんし、ボロボロくずれません。
鉛筆について
鉛筆は鉛が入っているから子供に危険!?
「鉛が入っているでしょ!大丈夫なの?」
お母さん、大丈夫です。
鉛筆って”なまり”は入っていないんですよ。
だから、特別に鉛筆だけが危険なんてことはありません。
もちろん、とがっているので、大人と一緒の時に使ったほうがいいとは思います。
以下は、三菱鉛筆(uni)のホームページに載っています。
メーカーの説明
鉛筆の生産に鉛は使っていません。
鉛筆は「黒鉛」と「粘土」を混ぜて作っています。
「黒鉛」とは炭素からなる鉱物で「鉛筆」の「鉛」の文字と同じように鉛は使っていません。
※参考「鉛」を使わないのに「鉛筆」とされる理由
いわゆる現在の鉛筆「以前のもの」は、鉛でできた棒「尖筆」でした。
この鉛の棒は現在の鉛筆ように黒い跡は残せず、文字を真っ直ぐ書くためにあらかじめ薄く線を引く目的で用いられました。
この鉛の棒を"lead pencil"(鉛の筆)と呼ぶようになり、呼び方と現在の鉛筆が一緒に輸入され「鉛筆」と訳されたのではないかと言われています。【三菱鉛筆(uni) お客様相談室】
http://www.mpuni.co.jp/customer/ans_57.html
他のメーカーでも同じような説明があります。
鉛筆には”鉛(なまり)”は使われていません。
ご安心ください。
鉛筆の持ち方
せっかくなので持ち方も書きます。
★全体
掌(てのひら)をあける。
三つ指は削り際よりやや上を軽く持つ。
人差し指がやや先に出る。
★人差し指
軸が第2~第3関節につく。
指を折りすぎない。
★小指
用紙に軽く触れる。
図解
字は雄弁に語る
字を見て、書いた人の育ち、家庭環境、親御さんをイメージする方も多いです。
意図的にイメージしようとしてするわけではなくて、感じでしまうんですね。
そんなことで人ははかれない!と言う方もいるでしょう。
しかし世間とはそういうものだと思います。
自分の下手な字が「恥ずかしい」と感じる瞬間がきます。
まるで、裸を見られているような感覚です。
「自分は今までこんな大切なことに気づかずに生きてきたのか!」とショックを受けます。
それと同時に、生い立ちや教養のなさに劣等感を感じ、人前で字を書くのが億劫になります。
その人の自信や積極性に関して大きな影を落とす可能性もあります。
大切な書類にサインをするとき、大切な手紙を出すとき、連名で署名をするとき、親となって子供の持ち物に名前を書くとき・・・あらゆる場面で恥ずかしい思いをします。
字が下手だと、死ぬまで一生気にすることになります・・・私もそうです。
まずは、自分、もしくは子供の親がその事に気づかないことには始まりません。
なかなか気づかないんですけどね。
気づいた時には手遅れで、親を怨んだり、独学で勉強したりするしかありません。
でも、あなたが子供の親なら、せめて子供に引き継がないようにはできます。
「上手に字が書ける」という能力は、親が子供に渡す大きな財産です。
学校のテストの点数ばかり気になりますが、本当は英語や数学よりも大切です。
外人が英語を書く場合であっても、上手か下手かは見たら分かりますよね。
英語が書けなくても分かるんです。
英語を喋れるけどひらがなや漢字の字が汚い日本人と、英語はしゃべれないが美しい日本語が書ける日本人、どちらが外国人にとって魅力的でしょうか?
私は、母国語をきれいに書ける方に教養や魅力を感じると思います。
最後に
6B鉛筆は太い字が書けるので、筆跡が良く分かります。
どういう筆遣いをして書いたのかがわかるので、字の練習にはとても役に立ちます。
今どきは小学生の早い段階からシャープペンシルを使うらしく、シャープペンシル市場が拡大しているらしいです。
でも、大人になった時に字が綺麗か汚いかでものすごく違いがでます。
出来れば、子供には濃いめの鉛筆を使わせ、その字を親がしっかり観察して指導してあげるのが良いと思います。
最近はいろんな鉛筆がネットで購入できますよ。
パステルカラーでかわいい「名前を刻印してくれる」サービスつきの鉛筆もあります。
卒園や入学の記念、プレゼントにピッタリですね。
名前がレーザーで刻印されていますから、きっと大切につかってくれますよ!
メール便で送ってもらえば送料も安いです。
6Bの鉛筆、すごくオススメです。
私も字の練習や日曜大工に使おうと思います。
ではまた!