ドアを油圧を使って優しく締めてくれる「ドアクローザー」。
目立たないけど、私たちの生活を円滑にしてくれるとても大切な部品です。
ドアの閉まり方が乱暴だと人間関係まで悪化します。
そんなドアクローザーですが寿命があるって知ってますか?
ドアクローザーの寿命とは?症状と交換時期。
ドアクローザーが古くなると以下のような不具合が出てきます。
そろそろ寿命かな?と思うのはこういう時ですよね。
でも一般的にはドアクローザーの寿命ってどれくらいなんでしょうか?
ドアクローザーは一般的には10年~20年で寿命を迎える。
新築やりリフォームなどで新しくドアを設置した場合はドアクローザーも新品が付いていますからドアは静かに閉まります。
でも何年も住んでいるといつの間にか「バタン」とうるさく閉まるようになっています。
毎日ちょっとずつ変化していくので案外気づかないことも多いです。
既に15年~20年以上使っているドアクローザーなら「寿命」が近づいています。
ドアクローザーには修理という概念はありませんので、後述する「調節」を行うかもしくは新しい物に交換しましょう。
ドアクローザーの油漏れは即アウト!寿命が来た証拠。
ドアクローザーは油圧で動作しています。
なので中に入っているオイルが漏れだしてしまうと正常な動作はできません。
ドアクローザーのメーカーにはNEWSTAR(日本ドアーチェック)、NHN(ニッカナ)、リョービなどがありますが、どのメーカーであっても油漏れはアウトです。
この写真を見て下さい。
NEWSTAR(日本ドアーチェック)のドアクローザーです「。
ドアクローザーの側面の六角形のくぼみの下に黄色い水っぽい物が垂れているのがわかりますか?
この黄色い液体の正体は油です。
ドアクローザーの中に入っているオイルが漏れだしているのです。
オイルが下の方まで垂れています。
ドアクローザーの中に入っているオイルが漏れだして、ドアにたくさん流れています。
油圧式のドアクローザーから油が漏れだしてしまうと、もう油圧でのスムーズな開閉はできません。
「油漏れは交換のサイン」です。
ドアクローザーの寿命です。
こうなると「油圧ダンパー」としての役割は果たせません。
油圧が利かなくなるので、ドアが「バタン」と閉まるようになります。
オイルが漏れてしまったドアクローザーは、いくら調整しても無駄です。
「バタン」と閉まるか「バイーーン」と止まってしまうかのどちらかにしか調整できません。
どんなにシビアなミリ単位の調整をしてもダメです。
ゆっくりスムーズに閉める事は不可能なのです。
スッパリ諦めてドアクローザーを交換しましょう。
最近はメーカーに関係なく穴あけ工事不要でDIYで交換可能な交換用ドアクローザーがあります。
以下の記事が参考になると思います。
⇒ ドアクローザー 交換【選び方・取り付け】とにかく費用を安く抑える方法!
原因不明ならまず調整してみよう!。
不具合の原因がオイル漏れである場合は交換してください。
でも漏れたオイルを綺麗に拭き取ってあったら、オイル漏れなのかどうかがわかりません。
はるか昔にオイル漏れを起こしているのに、ずっと放置してある場合などはオイルもなくなって漏れたオイルが確認できない場合もあります。
「オイル漏れに見えないけどドアがバタンと閉まる?何年経ってるのかなぁ?」
そんな時はとりあえずドアクローザーの速度調節をやってみましょう。
ドアクローザーの調整方法(だれでも分かる)の記事を参考にしてみてください。
まだオイルが漏れていないのであれば簡単に治る場合もありますよ。
速度調節がうまくいかないならおそらく寿命です。
ドアクローザーは15年・20年と使ううちに寿命が来ます。
そして古くなると思い通りの調整は出来なくなります。
- ネジの角度を1度締めるとドアが「バイーン」と止まる。
- ネジの角度を1度緩めるとドアが「ビュン」と抑制が効かずに閉まる。
こうなるとどんなに頑張ってもうまくいきません。
新品のドアクローザーならある程度雑な調整でもゆっくり閉まるようになります。
もしミリ単位のシビアな調整をしてもうまくいかない場合は、それは「オイルが漏れてなくなってしまった」という事です。
油圧が利かなくなった古いドアクローザーには、もう二度と「ゆっくりと閉まる」という動作は出来ないのです。
もう諦めて新しいドアクローザーに交換しましょう。
ドアクローザーの修理方法!
ドアクローザーの調整ってやったことありますか?
「最近、玄関のドアがバタン!と閉まってうるさいんだよなぁ。」
そんな方はぜひチャレンジしてみてください。
ネジを少し調節するだけで、見違えるようにやさしく閉じるドアになる可能性が高いです!
ドアクローザーの修理ってどうやるの?
ドアの開閉がうまくいかず、ドアクローザーの修理をしたいと思っている人は多いと思います。
では「ドアクローザーの修理」っていったい何をするのでしょうか?
実は、ドアクローザーは修理することはほぼありません。
やるのは速度弁の調整です。
ドアクローザーは調整or交換が基本!
ドアクローザーにはドアが閉まる速度を調整するネジがあります。
ドアの閉まり具合に問題がある時はそのネジを回して調整します。
自分でドアの閉まり具合を見ながら調整しましょう。
調整しても治らないドアクローザーの不具合は「交換」になります。
ドアクローザーは安い物なら5,000円くらいから買えます。
高いものでも2万円くらいです。
という事でなので「ドアクローザーの修理」とは通常は「速度調整」もしくは「新品への交換」の事を指します。
ドアクローザーを自分で交換したい方へ。
ドアクローザーを交換する場合は、以下のいずれかです。
- 業者に頼む。
- 自分でDIY交換を行う。
業者に頼むと高いです。
自分でやると安上がりですが、ドアクローザーの選び方や交換方法を理解する必要があります。
最近は交換用のドアクローザーという便利な商品が売られています。
DIYで交換したい方は、この「交換用ドアクローザー」を購入すればかなり簡単に交換取り付けが可能です。
交換前のドアクローザーのメーカーがメジャーなメーカーであれば、新たに穴あけ工事などを行わなくても簡単に作業ができます。
さらに価格的にもドアクローザーの交換が激安でできるのでかなりおススメです。
詳しくはこちらに書いています。
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ドアクローザー 交換【 種類 と 選び方 】玄関ドアに自分で取り付け!
ドアクローザーを交換したいと思っている方いませんか? ドアクローザーを新品に交換すれば、古いドアでも高級ホテルのようなドアに変身します。 「でも玄関ドアの交換を業者に頼むと高そうだなぁ」 そう思う方も ...
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バタンとうるさく閉まるドアは、確実に人間関係を悪化させます。
壊れたドアクローザーは放置せずに調節するか交換しましょう。
家庭内や仕事場が平和になり、気分も明るくなりますよ。
では。