仕事で安全靴を履いているけど、足のムレが気になるひと多いですよね。
どうして安全靴を履くと足が蒸れるんでしょうか?
そしていい方法はないのでしょうか?
安全靴が蒸れる・・・その理由は?
安全靴が蒸れる理由が知りたい人は多いと思います。
「普段靴はいてもそんなに蒸れないのに、なぜ安全靴はいたら蒸れるし臭くなるんだろう」。
なぜ安全靴は蒸れるのか?
その答えは、「安全靴のアッパー部の素材が蒸れやすい」からです。
アッパーというのは、ソール部分以外の靴を覆っている大部分の事です。
じゃあなんでそんなに蒸れやすい素材でアッパー部を作ってあるんでしょうか?
安全靴はJIS規格で「アッパー部分の素材に天然皮革を使いなさい!」と決められている!
安全靴は安全そうな靴につけられている通称ではありません。
安全靴とは「JIS T8101」で定められた規格の認証を受けた靴だけに許された呼び方です。
その安全靴のJIS規格の中にこういう条件があります。
・「甲被は,革又はゴムを使用し・・・」
この革というのが天然皮革のことです。
安全靴は「革靴」でないとダメなんです。
安全靴は昔ながらのビジネスシューズみたいに、全体が天然の革で覆われていなければなりません。
だから、そもそも通気性という事を考えていないんです。
JIS規格の安全靴にこだわる限り、通気性はあきらめるしかない。
残念ですが、日本のJIS規格の安全靴を買いたい人には、通気性に関するアドバイスはありません。
あったとしても、
・ちょっと大きめの安全靴を履く
・紐を緩めに結ぶ
とかです。
でもこれって通気性が良くても安全ではなさそうですよね。
でもなんで通気性のいい安全靴の規格ってないんでしょうか?
蒸れて水虫になったら、それこそ長いスパンで考えたら安全じゃないですよね~。
「JSAA規格のプロテクティブスニーカー」なら通気性抜群!
実は日本にはJIS規格の安全靴のほかにもう一つ、JSAA規格のプロテクティブスニーカーという規格があります。
これもれっきとした規格なので、製品として素晴らしいものです。
粗悪品はJSAA規格の認証試験に合格できませんから、必然的に高品質のものである証明になります。
このJSAA規格の凄いところは、「快適性」を重視した規格だというところです。
安全靴としては製造販売できない通気性の良いメッシュ素材の安全靴を作ることが出来ます。
アッパー部が合成繊維などでもOKだからです。
もちろん他の部分はほとんどJIS規格の安全靴と同等の性能です。
試験の内容がほぼ一緒なのです。
だから一般的に通気性の良い安全靴といえばJSAA規格のプロスニーカーの事を指します。
但し、JIS規格ではないので”安全靴”と呼ぶことが許されません。
なのでプロテクティブスニーカーとかプロスニーカーと呼ばれています。
JSAA規格の蒸れない安全靴!おすすめはアシックスのウィンジョブ!
前述の通り、厳密には安全靴ではありません。
でもJSAA規格もちゃんとした日本保安用品協会の規格です。
職場でJISじゃなくてJSAA規格でも良いとの事なら、JSAA規格のプロテクティブスニーカーを試してみて下さい。
特におすすめはアシックスの安全靴です。
紐靴やマジックテープ、Boaシステムなどいろんな種類があり、そして通気性や安全性、防水性などの観点から、いろんな特長を持ったシューズがあります。
通気性にこだわるなら、外装が「皮革」でない物を選ぼう!
ウィンジョブには、靴の外側(外装)の素材が大きく4種類程度に分かれています。
外装の種類
- 天然皮革・・・・・・・・・一部のJIS規格製品のみ
- 人工皮革(合成皮革)・・・全体の半数近く
- メッシュ繊維・・・・・・・全体の半数近く
- ゴアテックス・・・・・・・数種類
上記の内、天然皮革と人工皮革(合成皮革)は基本的に通気性が低いです。
なので、通気性が良い安全靴を選ぶのであれば「メッシュタイプ」もしくは「ゴアテックス」を選んでください。
通気性が高いウィンジョブについては、こちらの記事でも紹介しています。