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安全靴

安全靴って凄い!【JIS規格(T8101)】と【労働安全衛生法】」

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安全靴とJIS規格と労働安全衛生法

日本には日本工業規格(JIS)があります。

そして「安全靴」はJIS規格で定められた靴です。

この点について詳しく説明したいと思います。

安全靴はJIS規格との関係は?

”安全靴”は「JIS規格品」です。

逆にJISマークがついていなければ「安全靴」とは呼んではいけません。

”安全靴”とは何気なく使う言葉ですが、実はちゃんとした意味があるのです。

一般的なイメージ。「安全靴・・・って安全そうな靴の事?」

世の中では広い意味で「安全靴」という言葉が浸透しています。

なので一般的な認識は以下のようなものです。

「安全靴」=「つま先が堅い作業靴」

ですが厳密には違います。

そしてそれを知っておくことが粗悪品をつかまされない事に役立ちます。
さらには自分の身を守ることにもつながります。

本当の「安全靴」とは?

本物の"安全靴"の場合は「JIS T8101」に適合している証明としてJISマークがついています。

「安全靴」 = 「JIS T8101」の認証を受けた製品

JISマークの認証を受けていないない作業靴は、"安全靴"という名前を使えません。

メーカーがいくら「安全靴と同等に安全な靴です!」と表記しても、安全靴とは呼べません。

なぜなら日本の国が認めた機関の認証をもらっていないからです。
そしてその認証を受けた製品だけを「安全靴」と呼んでいいと法律で決まっているからです。

JISマークの意味は?

JISマークの意味は?

国の登録機関のテストに合格し、JIS規格に適合するという認証を受けた製品にだけ表示できる認証マーク。

JISマークはこんなデザイン。

こんなマーク見たことありますよね。

JISマーク見本

これがJISマークです。
※色は気にしないでくださいね。

どうやったら”JISマーク”をもらう事が出来るの?

JIS規格適合品として認証を受けると、JISマークを表示して販売できます。

では、どうすればJIS認証を受けることができるのでしょうか?

JIS規格の性能試験を受ける事!そして合格する事!

JIS規格は「日本工業標準調査会」という機関が定める規格です。

”安全靴”についても規格が定められています。
その規格を満たしている事を証明するための性能試験で合格することで初めて”安全靴”と認められます。

性能試験は以下の3つです。

 

1、先芯部の耐衝撃性能試験

2、先芯部の耐圧迫性能試験

3、表底部の剥離抵抗試験

安全靴にJIS規格が必要な理由は?ないとどうなる?

「JIS規格の安全靴を履きましょう!キリッ!」

会社からそんな事をいわれたて、いやな気持になる方もいると思います。

JIS規格や安全靴ってそんなに重要なことなのでしょうか?

安くてカッコいい作業靴がいっぱいあるのに!

最近はお店でもネット通販でも、いろんな作業靴が売られています。

JIS規格やJSAA規格の認証を受けていない靴もたくさんあります。

こうなってくるとJIS規格なんてどーでもよさそうに思えてきます。

よく聞く意見

「安全靴なんて自分の好きなの履けばいいじゃん!」

「値段が安い方を買うだけだよ!」

「見た目重視でしょ!」

「JIS規格なんてわざわざ確認しねーよ!」

では本当にJIS規格なんていらないんでしょうか?

安全靴にJIS規格が無かったらどうなるか?

もし安全靴に”JIS規格”という標準規格が無かったらどうなるか?
以下のような事がおこります。

JIS規格がないとどうなる?

どんな靴でも”安全靴”と言って売る事が出来る。

”粗悪品”が出回る。

信頼できる安全靴の判断基準が無くなる。

こうなると「500円のフニャフニャ安全靴」でも安全靴だと言って販売できる事になります。

そして最後にはこうなるでしょう。

ココがダメ

労働者の作業環境が悪くなる!

実は安全靴(JIS規格)は労働者を守るためのものでもあるのです。

「労働基準法」ではどうなっている?

ひどい環境で社員を働かせるのは労働基準法違反!

会社で働く労働者(社員)は、その会社の使用者(経営者)より立場が弱いですよね。

もしあなたの会社でこんな仕事を命じられたらどうしますか?

・地獄のように熱い作業場なのに水分補給できないしクーラーもない。
・死ぬほど寒い場所なのに作業着が半袖。
・超鋭利な物を扱うのに素手でやらされる。
・落ちたら即死しそうな高所なのに、安全帯(命綱)なしで作業させられる。

イヤですよね。
絶対ただでは済まないですからね。

でも上司や社長が「やれ!」って言ってきたらどうします?

そういう時はこうするんです。
労働基準監督署に駆け込んでこういいましょう。

「うちの会社は従業員に違法な労働をさせています!」
「労働基準法違反です!」

そう。
労働者は「労働基準法」で守られているんです。

”安全靴”を履いて作業するのは「法的な義務」です。

企業は「労働基準法」を守らなければ罰せられます。
これは労働者の安全を守るための法律です。

労働基準法の中には「労働安全衛生法」があります。
さらに「労働安全衛生法」の中に「労働安全衛生規則」というものがあります。

その中に安全靴に関する規則があります。

「安全靴等の使用」第558条
事業者は、作業中の労働者に、通路等の構造又は当該作業の状態に応じて、安全靴その他の適当な履(はき)物を定め、当該履(はき)物を使用させなければならない。
2 前項の労働者は、同項の規定により定められた履(はき)物の使用を命じられたときは、当該履(はき) 物を使用しなければならない。

※労働安全衛生法-労働安全衛生規則より

簡単に言うと以下の通りです

ココがポイント

1、会社は、危険な作業をする社員に"安全靴"を使わせなさい。

2、社員は、”この安全靴を使いなさい”と言われたら、その通りにしなさい。

こんな感じです。

ここで言う”安全靴”ってどれの事でしょうか?

それは「安全靴としてJIS規格の認証を受けた靴」という事になるようです。
「安全そうな靴」ではなくて"安全靴"という定義されたものを指しているという解釈ですね。

もし「安全靴(JIS規格)」が無かったら?

労働安全衛生法で「安全靴」と書いてあっても「JIS規格」が無いのであれば、使用者が都合よく解釈出来ます。

使用者(会社)は「500円の安物作業靴」で労働者に作業させることが出来ます。
だって「安全だと思った!」といえば違法にはなりませんから。
JIS規格の安全靴が存在しない事で、労働安全衛生法は役に立たない法律になってしまいます。

労働者のけがは増えるでしょう。

・重量物を足の上に落として骨折する。

・フォークリフトで足を踏まれて指がつぶれる。

・作業中にソールがはがれて転んでけがをする。

・落ちていた釘を踏み抜いて足に刺さる。

こんな事が起きても会社は「お前の注意不足だ!」といって責任を取らない事もできます。

でも怪我をして働けなくなったら、労働者はどうしたらいいでしょうか?

こんなことにならないように労働安全衛生法で「安全靴」と書いてあるし、その「安全靴」がどんなものかは「JIS規格」でしっかり定義されているわけです。

まとめ

覚えておくこと

今回は”安全靴”についての基本知識であり、超重要な知識を紹介しました。

ポイントは2つ。

1、"安全靴"の使用は法律で義務付けられている。
2、ここでいう"安全靴"とはJIS規格の試験、および認証を受けたものを指している。

こう覚えておけばいいと思います。

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