「マキタの草刈機が欲しいけど、種類が多すぎて何が違うのかサッパリ分からない…」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
カタログを見ても専門用語ばかり。
でも適当に選ぶと
「重すぎて腰が痛い」
「パワー不足で草が刈れない」
「バッテリーが使い回せない」
なんて大失敗に繋がります。
この第1章では、機種選びの前に絶対に知っておくべき**「7つの判断材料」**を、初心者の方にも分かりやすく解説します。
これさえ読めば、カタログのスペック表がスラスラ読めるようになりますよ!
1. 「エンジン式」vs「バッテリー式」どっちが良いの?
結論から言います。
今から買うなら断然「バッテリー式」がおすすめです!
かつては「充電式はパワーがない」と言われていましたが、それは過去の話。
40Vmaxシリーズの登場でエンジン式を超えるパワーを手に入れました。
| 特徴 | バッテリー式 (マキタ) | エンジン式 |
|---|---|---|
| 手軽さ | ◎ ボタン一つで始動 | △ スターターロープを引く力が必要 |
| 燃料 | ◎ 電気(充電するだけ) | × ガソリン混合油の管理が面倒 |
| 静音性 | ◎ 静か(住宅街でも使える) | × うるさい(早朝は近所迷惑) |
| 振動 | ◎ 低振動で疲れにくい | × 振動がすごく手が痺れる |
| 排ガス | ◎ ゼロ(ハウス内もOK) | × 臭い・空気が汚れる |
| 価格 | △ 本体+電池で初期投資は高め | ◯ 本体は比較的安い |
★ここがポイント! 「燃料を買いに行く手間」「エンジンがかからないストレス」「排ガスの臭い」から解放されるメリットは、価格差以上の価値があります。
2. 「モーターの場所」で何が変わる?(先端 vs 後端)
マキタの草刈機には、モーターがついている場所が2種類あります。
実はこのモーターの配置によって「重さの感じ方」が大きく変わります。
これは重要ポイントです。
① 先端モータ(アウタロータ)式
• 構造: 刃が付いている先端部分にモーターがある。
• メリット: 動力を伝える軸(シャフト)が不要なため、機械全体が軽い。パワーロスがなく高トルク。
• デメリット: 先端が重くなるため、振る時に少し重さを感じる。
• おすすめ: とにかく軽い機械が良い人(MUR190Dシリーズなど)。
② 後端モータ式
• 構造: 手元(バッテリー側)にモーターがあり、シャフトで先端に動力を伝える。
• メリット: 重いモーターとバッテリーが手元にあるため、「テコの原理」で刃先が軽く感じる。エンジン式と同じ重量バランスで振りやすい。
• デメリット: 部品点数が増えるため、少し重くなる傾向がある。
• おすすめ: プロのような長時間作業、広い範囲を刈る人(MUR005G、MUR195Dシリーズなど)。
3. バッテリーの「電圧」と「互換性」の落とし穴
バッテリー選びは「今後どんな工具を使いたいか」で決まります。
18Vシリーズ【抜群のの汎用性】
• 特徴: 掃除機、インパクト、ブロワなど300モデル以上と使い回せる。他社互換バッテリーも豊富に存在する。
• おすすめ: 家庭用からプロ用まで幅広く使いたい人。まずはコレを選べば間違いなし。2本差せば36Vとしても使えます。
40Vmaxシリーズ【次世代の最強パワー】
• 特徴: エンジン式を超えるハイパワーと、雨に強い防水性能(IP56)。
• 注意点: 18Vとは互換性がありません。
• おすすめ: 「エンジン式並みのパワーが欲しい」「本気で農地管理をしたい」というガチ勢向け。
14.4Vシリーズ【新製品投入停止中】
• 現状: 2021年以降、新しい工具の発売が止まっており、既存品の継続販売のみとなっています。
• アドバイス: 既に14.4V工具をたくさん持っている人以外は、あえて今から選ぶメリットは薄いです。将来性を考えるなら18Vへ移行しましょう。
ライトバッテリシリーズ(18V、14.4V)は要注意!
ホームセンター専用モデル(MUR140DSなど)に使われている「ライトバッテリー(BL1415Gなど)」は、プロ用工具(18V/14.4V LXT)と互換性が一切ありません。
「安かったから買ったけど、掃除機に使えなかった」
という悲劇が多発しています。
「バッテリーの型番」は必ず確認してください!
4. 「価格」と「性能・機能」の相関関係
マキタの電動工具全般は「性能」と「機能」で価格が決まります。
「芸能人の○○が使っているから人気で品薄!」
とか
「80年代のヴィンテージ品だからプレミア価格!」
なんてこともありません。
おかしな付加価値が付くことはほとんどないです。
マキタの草刈機でもそうです。
価格が高い製品には、それ相当の性能の良さや充実した機能が備わっています。
同じ機能が備わっていたとしても、価格が大幅に違う場合は作業効率や精度に差があります。
逆にいうと、「製品価格が安いから得をした」とか「製品価格が高くて損をした」なんていう事もほとんどありません。
そういう点がマキタの良さだと思います。
• 高価格帯(40Vmax / 18V×2本):
◦ パワー:エンジン30mL〜40mL相当。竹や藪も刈れる。
◦ 機能:防水、高トルク、自動変速、ハイテク機能満載。
◦ 価格:本体のみで5万〜10万円コース。
• 中価格帯(18V):
◦ パワー:エンジン22mL〜23mL相当。一般的な草刈りなら十分。
◦ 機能:防滴、楽らくモードなど実用機能は完備。
◦ 価格:セットで3万〜5万円台。コスパ最強ゾーン。
• 低価格帯(10.8V / 家周り用):
◦ パワー:柔らかい草専用。
◦ 機能:シンプル。
◦ 価格:1万〜2万円台。
5. 刈刃(ブレード)の種類と選び方
草刈機につける「刃」によって、刈れる草が変わります。
| 刃の種類 | 特徴 | 向いている場所 |
|---|---|---|
| 金属チップソー | 丸い円盤にチップが付いた刃。 8枚刃よりは高価。 少々固い茎や笹なら草と一緒に刈れる。 切れ味抜群で長持ち。 | 一般的な草刈り全般、篠、硬い草 |
| 金属8枚刃 | 安価で研磨して再利用できるので経済的。 柔らかい草を刈るなら最適! 石に当たると衝撃が大きい。 切れ味が落ちるのが早い。 スパッと切れるので草クズなどの飛び散りが少ない。 | 障害物のない平地、牧草 |
| 樹脂刃 | プラスチック製の刃。 金属より安全で、ナイロンより切れる。 | 庭木周り、柔らかい草、石が多い場所 |
| ナイロンコード | 紐で草を叩き切る。 石に当たっても跳ね返りが少ない。 逆に小石や砂はメチャクチャ飛び散る。 草のクズや汁が飛散して、服が汚れやすい。 | コンクリート塀の際、石垣、短い雑草 |
| シュレッダー刃 | 超強力 草を粉々にする。 笹や女竹、ツタなどが生えた荒れ地に適している。 上から押さえつけながら粉砕していく感じ。 特定のハイパワー機種(MUR012G/013G)のみ使用可。 | 藪、葛(クズ)、背の高い草の減容 |
★初心者へのアドバイス 最初は**「DCホワイトチップソー」などの高品質なチップソーが標準付属しているモデルを選びましょう。慣れてきたら、場所に合わせて樹脂刃やナイロンコードを「別売り」**で買い足すのが正解です。
6. ハンドルの形はどう選ぶ?(後から変えられない!)
これ、一番大事かもしれません。
ハンドルは基本的に購入後に変更できません(部品交換が高額かつ大変)。
自分の土地に合わせて慎重に選びましょう。
| ハンドル形状 | 特徴 | こんな人・場所におすすめ |
|---|---|---|
| Uハンドル (両手ハンドル) | 自転車のハンドルのような形。 腰を振って左右に大きく刈れる。 | 【基本はコレ】 平地、畑、広い庭、公園。 長時間作業でも疲れにくい。 |
| ループハンドル | 輪っか状のハンドル。 竿を縦に動かしやすい。 | 【斜面・狭い場所】 法面(土手)、障害物が多い場所。 平地と斜面が混在している場所。 |
| 2グリップ | 竿を直接握るタイプ。 細かい操作ができるが腕が疲れる。 | 【プロ・玄人向け】 山林、急斜面、入り組んだ場所。 初心者は避けたほうが無難。 |
★迷ったら?
平地がメインなら**「Uハンドル」一択です。
庭木の間を縫うように刈るなら「ループハンドル」**が良いでしょう。
7. まとめ:初心者が最初に見るべきポイント
1. 電源: 初心者なら特に「バッテリー式」(18Vか40Vmax)。
2. ハンドル: 平地なら**「Uハンドル」、斜面なら「ループハンドル」**。
3. 互換性: 他の工具も使いたいなら18V、草刈り最強を目指すなら40Vmax。
4. 刃: 最初はチップソーでOK。必要に応じて樹脂刃などを買い足す。
この4つを決めるだけで、膨大なカタログの中から「あなたに合う1台」がかなり絞り込めたはずです。
次の章では、これらの条件を当てはめた
「具体的なおすすめ機種」
をスペック比較表を使ってご紹介します!
⇒ 【2026年01月 最新版】マキタ「金属刃」対応草刈機 ハンドル別・全機種スペック比較表