マキタのインパクトドライバーは7.2V機~40V機まで、たくさんの機種が販売されています。
今回は18Vインパクトの最新機種を紹介します。
マキタの最新18Vインパクトドライバー 4機種紹介!
マキタのプロ用18Vインパクトドライバーを紹介します。
TD172DRGX 【最上位機種】
TD172DRGX
TD172DRGXは「フラッグシップモデル」です。
トルクが最強でその他性能も機能もすべてが最高です。
サイズ:一番小さい(コンパクト)
トルク:180N・m(クラス最強)
重さ :1.5Kg(超軽量)
業界最強レベルのトルクで、ハイテク機能を持っています。
それなのにヘッド全長は最短クラス、重量は最軽量クラスです。
最強なのに最高に取り回ししやすいフラッグシップインパクトです。
TD157DRGX 【軽量タイプ】
TD157DRGX
TD157DRGXは「軽量モデル」です。
重さは1.4Kgで、このスペックでは超軽量です。
ヘッド部がちょっと細身です。
でもヘッドの全長は長いです。
トルクは140N・mとちょっと小さめです。
トルク強化ではなく、軽さに重点を置いています。
この中では一番新しい機種です。
使い勝手に対するニーズが増えているのだと思います。
TD149DRFX 【シンプル機能・コスパ高い】
TD149DRFX
TD149DRFXは「ベーシックモデル」です。
「楽らくモード」などの便利機能は一切除外してあります。
シンプルな分価格を抑えてあります。
トルクは165N・mとちょっとだけ抑えてあります。
重さは1.5Kgです。
またこの機種はバッテリー容量が3.0Ahです。
他の機種の半分なので要注意です。
締め具合などの調整はすべて自分の指先の感覚で行います。
超シンプルなインパクトですが、これがインパクト本来の姿でもあります。
余計なボタンなどは一切ないので、操作は簡単です。
但しTD149DRFXには「防塵防滴」機能であるAPTが搭載されています。
※1世代前の機種には無かった。
TP141DRGX 【インパクト+振動ドリル ※コンクリートへの穴あけ可能】
TP141DRGX
TP141DRGXは「多機能モデル」です。
インパクトでありながら「振動ドリル」としても使えます。
この点が一番のポイントになります。
インパクトドライバーなのに「コンクリートへの穴あけ」が行えるのです。
まずは振動ドリルモードでコンクリート壁に穴を空ける。
空けた穴にコンクリートプラグを叩き込む。
インパクトorネジ締めモードでビスを打ち、コンクリート壁にモノを固定する。
上記の作業がTP141DRGX1台で可能です。
一般的なインパクトでもドリルドライバー代わりはできます。
でもインパクトドライバーに「振動ドリル」の代わりはできません。
それが出来るのがこの4モードインパクトTP141DRGXです。
インパクトとしてのスペックはトルク150N・m。
ドリルとしてのスペックはトルククラッチ9段です。
単体モデルのインパクトや振動ドリルと比べたら性能は少し低いです。
でもインパクトとドリルを別々に持ち歩くのが嫌な方にとっては最高の逸品です。
マキタ 18v インパクト 旧型機も含めた現行機全8機種(2022年2月時点)
マキタのカタログには1世代前のインパクトドライバーも現行機として載っています。
型番/コンセプト | 世代/発売日 | 商品リンク |
TD172DRGX /フラッグシップ |
最新型 /2021年01月 |
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TD171DRGX /フラッグシップ |
1世代前 /2018年01月 |
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TD157DRGX /軽量 |
最新型 /2021年02月 |
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TD155DRFX /軽量 |
1世代前 /2018年01月 |
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TD149DRFX /ベーシック(3.0Ah) |
最新型 /2015年08月 |
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TD146DX2 /ベーシック(3.0Ah) |
1世代前 /2013年01月 |
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TP141DRGX /4モード(6.0Ah) |
最新 /2015年12月 |
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TP141DRFX /4モード(3.0Ah) |
1世代前 /2011年09月 |
アングルインパクトは特殊なインパクトなので載せていません。
マキタの18Vインパクトドライバー 比較してみた! 【2022年 最新 4機種】
マキタの最新18Vインパクトを紹介します。
外観 重さ トルク 比較
マキタの最新型18Vインパクトです。
TD172DRGX
【1.5kg 180N・m】
TD157DRGX
【1.4kg 140N・m】
TD149DRFX
【1.5kg 165N・m】
TP141DRGX
【1.7kg 150N・m】
コンセプトの違いを比較
- TD172DRGX:フラッグシップモデル(最高性能・フル機能)
- TD157DRGX:軽さ重視モデル(普通性能・機能充実・軽い)
- TD149DRFX:ベーシックモデル(高性能・便利機能一切なし・コスパ良い)
- TP141DRGX:4モードモデル(振動ドリル機能付き・大きい・重い)
マキタの18Vインパクトドライバー 選び方
4機種の特長を覚えておこう!
マキタの18Vインパクトを選ぶ場合には、まず以下の点を覚えておきましょう。
ココがポイント
マキタの18Vインパクトにはそれぞれ個性があります。
特長を理解して自分に合うものを選びましょう。
4機種のどれを選べばいいか?
まず最初に言うと、
売れ筋のインパクトドライバーはTD712DRGXです。
基本的にプロの方はTD712DRGXを使っていると思って良いでしょう。
なので、基本的にはTD712DRGXを買えば問題ないでしょう。
あとは以下の通りです。
TD172DRGX を買った方が良い方
- とにかくパワーが欲しい。
- 仕事が早く終わる方が良い。
- 堅い木材相手に使いたい。
- 性能や機能で後悔したくない。
- 狭い場所で使いたい。
- おしゃれなカラーを選びたい。
- バッテリーは頻繁に交換したくない。
- 楽らくモードが欲しい。
- テクスモード(ドリルネジ)が欲しい。
- ボルトモードが欲しい。
テクスビス(ドリルネジ)を使う方やボルト締めや緩めを行う方は、テクスモードやドリルモードがあるTD172Dはおすすめです。
締め過ぎや緩めすぎを自動制御で防止してくれます。
TD157DRGX を買った方が良い方
- 少しでも軽い方が良い。
- 荷物を軽くしたい。
- 腕の負担を減らしたい。
- そんなにトルクが無くても問題ない。
- 納期があるような仕事ではない。
- フラッグシップは既に持っている。
- サブ機として使い分けたい。
- バッテリーは頻繁に交換したくない。
とにかく少しでも軽さを求める方にオススメです。
TD149DRGX を買った方が良い方
- 少しでも安い方が良い。
- 自分でやるから余計なモードはいらない。
- 操作は極力シンプルな方が良い。
- 便利機能があっても結局使わない。
- 作りがシンプルで長持ちする方が良い。
- バッテリーは3.0Ahでも足りる。
「シンプルが良い」という方にオススメです。
TP141DRGX を買った方が良い方
- インパクトと振動ドリルを1台で済ませたい。
- コンクリートへの穴あけを頻繁に行う。
- サイズがコンパクトじゃなくても大丈夫。
- インパクトやドリルのスペックにはこだわらない。
- 省スペースで保管したい。
DIY程度であればスペック的には十分です。
電気工事などでモルタルやブロックに穴をあけたりする方には便利かもしれません。
1世代前のインパクトをわざわざ買う意味はあるか?
基本的には最新機種を買った方が良いと思います。
但し、型落ちという事で1世代前の機種の方が安く売られている事もあります。
特に新機種の発売から数カ月間は新機種の価格が下がらない事もあり1世代前の機種の方が割安感があると思います。
ですが発売から半年くらいたてば価格が落ち着いてきます。
そうなった新機種と旧機種の価格の違いはほとんどなくなってきます。
場合によっては旧型の方が価格が高かったりする場合もあります。
なので基本的には最新機種を素直に買った方が良いでしょう。
マキタのインパクト 18v 最新4機種 さらに詳しく解説!
TD172DRGX 【2021年01月発売】最新フラッグシップモデル!
マキタ18Vで最高のインパクト!
マキタの中でも
「一番良いインパクトが欲しい」
という方にオススメです。
高性能インパクトでは世界一の存在感があるマキタ。
そのマキタのプロ用インパクトの中で頂点に君臨するのがこのTD172DRGXです。
上記のカタログにあるように「インパクトドライバーの王様」というコンセプトです。
後悔とは無縁の最強・最小・最軽量インパクトですよ。
それと同時に圧倒的な人気商品でもあります。
マキタ18Vで最高のインパクトは、そのまま世界中のインパクトでもほぼ最高のインパクトと思って良いでしょう。
トルクだけで見れば、他のメーカーにもっとトルクが大きい機種はあります。
でもこのトルクと豊富な機能と耐久性を持ちながら、このサイズでかつこの重さなのです。
どのインパクトよりも取り回ししやすいコンパクトさを持ちながら、最強クラスのトルクなんです。
総合的に見ればマキタのTD172DRGXに勝るインパクトは無いのではないでしょうか?
さらにマキタの18V電動工具の種類の多さやバッテリーの互換性の高さなどは他のメーカーにはマネ出来ません。
TD172DRGXはいろんなカラーが選べる!
フラッグシップモデルには他のモデルと違うところがあります。
それは5色のカラーラインナップがあるという事です。
しかも最新のおしゃれなカラーです。
また、発売から1年後や2年後に限定色が追加で販売されます。
個性的なインパクトドライバーを持ちたい方は、フラッグシップモデルを選ぶと良いでしょう。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!
TD157DRGX 【2021年02月発売】プロ向け軽量モデル(機能は充実)!
ちょい軽なのに機能はフラッグシップ!
フラッグシップの機能はそのままで、軽量化を図ったモデルです。
バッテリー込みの重さを1.4kgと100g軽量化しています。
トルクは140N・mとちょっと控えめですが、大工仕事も十分こなせます。
こんな方には超うれしいマキタ最新インパクトドライバーTD157DRGXです。
カラーラインナップ
但しこちらはカラーラインナップがブルー(マキタ色)とブラックの2色しかありません。
ちょっと残念です。
TD157DRGXにもカラーラインナップが増えるといいですね。
TD149DRFX 【2015年08月発売】無駄を省いたシンプル機能のベーシックモデル!
手加減は自分でやる人向け!原点回帰!
このTD149DRFXは、便利機能をすべて排除し、最低限必要な機能に絞ったインパクトドライバーです。
その分販売価格を抑え、コスパの良いプロ用インパクトドライバーという位置づけです。
「楽らくモード」や「打撃力切り替え」などの機能が一切ありません。
ボタンも無いので見た目もシンプル。
トルクはフラッグシップより少し小さいですが、プロ用として問題ない165N・mです。
バッテリーは6.0Ahではなく3.0Ahです。
重さはフラッグシップと同じ1.5kgです。
こんな方にオススメ!
贅沢や機能や必要以上のトルクは必要ない!
少しでも安くてコスパの良いプロ用インパクトが欲しい!
2022年現在ではプロ用としては少し見劣りするスペックです。
ですが、よく考えれば10年前のフラッグシップモデルと同じようなスペックです。
さらに昔は無かった「防塵防滴機能」を装備していますので、そういう意味では10年前より良いかもしれません。
そしてこのモデルはカラーラインナップが豊富です。
この点は非常に嬉しいですね。
大工仕事にも十分つかえます!
TP141DRGX 【2015年12月発売】異色の4モードインパクト(振動ドリル機能あり!)
ビス打ちも穴あけもコレ一台で!欲張りインパクト!
このTP141DRGXは、インパクトドライバーであると同時に「ドリル機能」と「振動ドリル機能」を有しています。
こんな方にオススメ!
インパクトドライバーと振動ドライバーの機能をコレ1台で済ませたい。
出来る事がたくさんあります。
機能 | 内容 |
インパクトドライバー機能 | トルク150N・m。打撃力3段階切替。 |
インパクトドライバー機能 (テクス用ネジ専用) |
ネジが締まると自動ストップ。 バカ穴にならない。 |
ドリルドライバー機能 (ネジ締め) |
クラッチ9段(低速・高速切替)。 |
ドリルドライバー機能 (穴あけ) |
クラッチ制御無し(低速・高速切替)。 |
振動ドリル機能 (コンクリート穴あけ) |
直径8ミリまでの穴あけ。 |
TP141DRGXのメリットは?(おすすめポイント)
このインパクト(TP141DRGX)があれば、ドリルドライバーや振動ドリルを買う必要がありません。
また「テクスモード」機能は、プロ用高級インパクトにしかついない機能です。
全部盛りの凄いインパクトドライバーです。
TP141DRGXのデメリットは?(残念ポイント)
デメリットしては、重さが1.7kgと少し重いです。
また、プロ用インパクトとしてはサイズがデカいです。
基本的にドリルドライバーはインパクトよりサイズがデカくなるので、当たり前と言えば当たり前でしょう。
TP141DRGXのカラーラインナップは?
色は2種類です。
青(マキタカラー)と黒です。
もうちょっと色が欲しいですね。
インパクトやドリルドライバーの単体モデルと比較したら、スペック的には少し劣ります。
でもコレ一台で全部出来るのはほんとにすごいです。
まとめ
マキタの18Vプロ向けインパクトは4種類の個性があります。
- フラッグシップモデル
- 軽量モデル
- シンプルモデル
- 多機能モデル
それぞれが他にない良さを持っています。
4機種ともおすすめです。
あとは目的に合わせて選んでください。