家具の組み立てって地味に大変ですよね。
だから電動ドライバーを使おうという方は多いと思います。
でも実際に購入するとなると
「どんな電動ドライバーを買えば良いのか分からない!」
という方も多いのではないでしょうか?
「最大締め付けトルク〇〇N・m(ニュートンメートル)」
とか書いてあるけど、いったいこの数値をどう受け止めればいいのか分からない方も多いでしょう。
今回はこの家具組み立てに使う電動ドライバーのトルクについて書いてみます。
家具の組み立てに必要なトルクとは?
世の中にはたくさんの電動工具があります。
片手でプラスネジを締め付ける電動工具でもそのトルクは3N・m~200N・mくらいの幅があります。
まずはざっくり分けるとこんな感じでしょう。
| 締め付けトルク | 電動工具の種類 | 家具の組み立てが可能か? |
|---|---|---|
| 3N・m~5N・m | 安くて小さい3.6V電動ドライバー。 | 最初は木ネジが入っていくが、最後の締め付けにはトルク不足かも。 最後は手の力で手締め。 |
| 5N・m~10N・m | しっかりした3.6V電動ドライバー。 7.2Vのペン型ドリルドライバー。 | 通常の下穴が開いている組み立て家具であれば、 締め付けまでほぼ大丈夫。下穴なしならトルク不足。 |
| 10N・m~30N・m | 7.2Vのペン型インパクトドライバー。 10.8Vのドリルドライバー。 | 下穴ありの組み立て家具ならこのトルクで全然大丈夫! 下穴なしだと7.2Vインパクトならギリギリ行けるかも? |
| 30N・m~110N・m | 10.8Vのインパクトドライバー。 14.4V以上のプロ向けドリルドライバー。 | 下穴ありの組み立て家具なら余裕。 下穴なしだと頑張れば何とか入る。 ドリル刃で下穴を自分で開けてから木ネジを打てば余裕で大丈夫。 いきなり木ネジ打つのであれば、出来れば80N・mくらい欲しいかも。 |
| 110N・m~150N・m | 14.4V以上のDIY向けインパクトドライバー 18Vの大型ドリルドライバー。 | トルク的には十分。 下穴ありだと、木ネジの打ち込みすぎに注意(板が割れるかも) 下穴なしでも65mm程度の長い木ネジを打ち込める。 |
| 150N・m~200N・m | 14.4V以上のプロ向けインパクトドライバー。 36Vのプロ向け大型ドリルドライバー。 | トルク的には十分すぎる。 下穴ありだと、木ネジの打ち込みすぎに注意(板が割れるかも) 下穴なしでも65mm程度の長い木ネジを打ち込める。 |
私の感覚で表を作りました。
厳密な表ではないので、そこのところは大目に見て下さい。
必要トルクについては、人によって感じ方も違ったりするので、一概には言えません。
安くて小さい3.6V電動ドライバーに、家具の組み立てに必要なトルクがあるか?
下穴が開いている組み立て家具を組み立てるのであれば、3.6Vのその辺で売っている電動ドライバーでも十分役に立ちます。
ネジって何回転もさせなくてはいけないので、最初の段階では大して負荷が無い状態で、手で何回も回す必要があります。
それを電動ドライバーがギュイーンと自動で回転してネジをねじ込んでいってくれるのはメチャクチャ助かります。
小型電動ドライバーであっても、あるのと無いのでは大違いです。
なので絶対に合った方が良いです。
ただし3.6Vの小型電動ドライバーでは、ネジ締め終盤のしっかりと締め付ける段階ではちょっとトルク不足かもしれません。
その小型電動ドライバーが「手締め対応」と書いてあれば、そのまま電動ドライバーごと手で回転させて締め付けることができます。
最後の1回転くらいを手締めでやればいいとおみます。
また、最初に細いドリル刃などで下穴を開けておけば、負荷がかなりなくなるので、それもおすすめです。
下穴なしの家具であれば、まずはその3.6V電動ドライバーにドリル刃を装着して下穴を開けてから、プラスビットに交換してネジ締めを行えばかなりスムーズに作業できると思います。
「しっかりした3.6V電動ドライバー「や「7.2Vのペン型ドリルドライバー」に、家具の組み立てに必要なトルクがあるか?
6n・mくらいになれば、結構な締め付け力があります。
ボッシュのixo7くらいのしっかりした電動ドライバーであれば、30mmくらいの木ネジを下穴なしでも打ち込めます。
※但し、固い木材だったり、太い木ネジだったり、溝の密度の高い木ネジだったりすると厳しいのでご注意を。
下穴が開いている組み立て家具を組み立てるだけであれば、このクラスの電動工具でも十分に組み立てができると思います。
できればマキタのペンドリルドライバークラスのドリルドライバーを1本持っておけば、下穴開けにもネジ締めにも活躍すると思います。
「7.2Vのペン型インパクトドライバー」や「10.8Vのドリルドライバー」に、家具の組み立てに必要なトルクがあるか?
7.2Vのペン型インパクトドライバーは30N・m近い締め付けトルクがあります。
電動ドライバーしか使った事が無い人が使うと、メチャクチャ頼もしく感じると思います。
10.8Vのドリルドライバーも、マキタなどのしっかりした機種であれば20N・m~30N・m近いトルクがあります。
ここまでくると、基本的にはトルク不足になることは少ないです。
但し、下穴が無い板にいきなり木ネジを打ち込んで家具を組み立てるという場合には結構厳しいかもしれません。
とはいえ、家具を組み立てるときに下穴を開けずにいきなり木ネジを打ち込むというのは実際にはほとんど行わないと思います。
理由は「板が割れてしまう恐れがあるから」です。
木ネジを打ち込むときには、どうしてもそういう恐れがあります。
柔らかい木材ならまだしも、固い板なら余計に割れる心配があります。
しかも家具ともなれば犬小屋を作るのとはわけが違います。
なので下穴が開いていなくても、自分で下穴を開けてから木ネジで締結するのが王道でしょう。
そういう意味ではこのクラスの電動工具であれば、トルク不足になることはないと思います。
「10.8Vのインパクトドライバー」や「14.4V以上のプロ向けドリルドライバー」に、家具の組み立てに必要なトルクがあるか?
前述したとおり、この前の段階ですでに必要トルクはあります。
ですので、
10.8V以上のバッテリー電圧のインパクトドライバー
14.4V以上のバッテリー電圧のプロ向けドリルドライバー
このクラスになれば、もう家具の組み立てに必要なトルクは満たしています。
逆にトルクがつよくなればなるだけ、締め付け過ぎとか板割れなどの心配も出てきます。
そういう点では、ドリルドライバーであればトルククラッチが必ずついているので安心です。
トルククラッチで設定トルクを小さめにセットしてから木ネジを打ち込めば、セットしたトルクで締め付けを止めてくれます。
インパクトドライバーの場合はマキタやハイコーキの高級機を選べば安心です。
TD173Dなどの高級機にはパワー切り替えボタンが付いていて、電子制御で弱いトルクで使う事ができます。
まとめ
家具の組み立てに使う電動ドライバーのトルクってどれくらい必要か?
この問いについては、
トルク5N・m未満の電動ドライバーでは少しトルク不足だが、あると便利。
トルク5N・m以上の電動ドライバーなら、下穴が開いている家具の組み立てに必要なトルクは大体満たしている。
トルク30N・m近いトルクがあるインパクトドライバーやドリルドライバーなら、下穴が無くても何とかなる。
トルク100N・m近いトルクがあるインパクトドライバーやドリルドライバーなら、完全に必要トルクを満たしている。
こんな感じです。
厳密ではないですが、家具の組み立てに使う電動工具を選ぶ際の参考にして頂けると幸いです。
ではでは!