「マキタの草刈機を買ったから、縁石や壁際のキワ刈り用にナイロンコードカッタを買い足したい!」
そう思ってホームセンターの園芸コーナーに行き、パッケージ裏の適合表を見て
「種類が多すぎてどれが自分の機械に合うのかサッパリ分からない……」
とスマホを片手にフリーズしてしまった経験、ありませんか?
マキタの草刈機はラインナップが豊富でプロから家庭用までカバーしている分、
「どの本体に、どのナイロンヘッドが付くのか」
の組み合わせが少しややこしいのが難点です。
そこで今回は、マキタの現行カタログ(2026年1月版)の情報を徹底的に読み解き、
「現在主流の充電式草刈機と一部のAC機」
に焦点を当てて、どの機種にどのヘッド(ナイロンコードカッタ本体)が適合するのかを、パッと見て分かる一覧表にまとめました!
ご自身の愛機の型番と照らし合わせて、安全で確実な「絶対に失敗しないパーツ選び」の参考にしてくださいね。
第1章:まずは知っておきたい「充電式草刈機全機種※1」という暗号
マキタのナイロンカッタのパッケージ裏を見ると、一番よく目にするのが
「適用モデル:充電式草刈機全機種※1」
という表記です。
「全機種って書いてあるから、マキタなら何でも付くんでしょ!」
とレジへ直行するのはちょっと待ってください。
実は違います。
この「※1」という暗号は、ざっくり言うと
「金属刃(チップソー)が標準で付いている、先端の軸の形が共通のスタンダードな主力機種群」
のことを指しています。
【※1】に該当する代表的な草刈機グループ
(※下記は現行主力機の一部です。全リストは必ずマキタ公式カタログの適合表をご確認ください)
| バッテリシリーズ | 該当する代表的な草刈機モデル |
|---|---|
| 40Vmax シリーズ | MUR001G〜MUR005G、 MUR012G、MUR013G、 MUR015G〜MUR018Gなど |
| 36V (18V×2) シリーズ | MUR368D、MUR369Dなど |
| 18V シリーズ | MUR190D、MUR195Dなど |
| スプリット式 (※刈払アタッチメント装着時) | MUX01G、MUX02G、MUX60D、 MUX18D、MUX19Dなど |
もしあなたの草刈機が上記のグループに入るなら、おめでとうございます!
以下の「汎用万能ヘッド」がどれでも装着可能です。
選び放題の勝ち組です!
【※1グループ】に装着できる主な汎用ナイロンコードカッタ
| 製品名 | 部品番号 | 許容コード径 | 特徴・おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| らく巻きフラットナイロンカッタ | A-79435 | Φ1.6〜2.7mm | 【筆者イチオシ!】 コードを差し込んでダイヤルを回すだけ。 分解不要で交換のイライラから完全に解放されます。 (※MUR194Dにも適合します) |
| ウルトラメタルローラー4 | A-58241 | 〜Φ3.0mm | 【定番の高耐久】 底面が金属ローラーで、地面を滑らせやすい。 エンジン刈払機にも対応する頑丈なプロ向け汎用品です。 |
| ウルトラオート4 | A-13823 | Φ2.0〜3.0mm | 【自動繰出式】 遠心力で自動的にコードが出るハイテク仕様。 地面をポンと叩く必要すらありません。 (※左右回転対応) |
| タップ式ナイロンカッタ4 | A-13736 | 〜Φ3.0mm | 【シンプル】 昔ながらの標準的なタップ式。 価格を抑えたいコスパ重視の方に。 |
(※表内の「許容コード径」はヘッド本体の仕様です。実際に使用する際は、必ず草刈機本体の取扱説明書で推奨されている太さを優先してください)
私が個人的に激推ししたいのは、文句なしで**「らく巻きフラット (A-79435)」**です。
昔のヘッドのようにバネを飛ばしながら四苦八苦してコードを巻いていた時間が嘘のように、靴紐を結ぶより早く交換が終わりますよ!
第2章:要注意!専用・特殊ヘッドが必要な機種たち
「※1」のグループに入らない、小型機や特殊な仕様の機種をお持ちの方は要注意です。
本体のパワーや設計に合わせた専用のヘッドを選ぶ必要があります。
間違ったヘッドを買ってしまうトラブルが一番多いのがこのゾーンですので、しっかり確認しましょう!
① ミドルクラス・特殊仕様の機種
本体の回転方向や標準の刃物設定が特殊なモデルです。
品番が似ていても適合しないことがあるので気をつけてください。
| 草刈機モデル | 適合する主なヘッド | 許容コード径 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| MUR014G (40Vmax / 右回転機) | 楽巻きナイロンコードカッタ (A-75568) ウルトラオート4 (A-13823) | 最大Φ2.7mm Φ2.0〜3.0mm | MUR014Gは草が自分に飛んでこない 「左右回転切替」に対応した特殊なプロ機です。 交換用ヘッドとしてA-75568や、 自動繰り出しのウルトラオート4が適合します。 (※コード径の詳細は取説を確認してください) |
| MUR189Dシリーズ (18V / 刈込幅広め) | 楽巻きナイロンコードカッタ (A-68351) | Φ2.0〜2.4mm | 樹脂刃とナイロンコードを使い分ける機種です。 MUR189D専用の分解せずに巻けるタイプです。 ※MUR014G用のA-75568とは許容コード径が異なりますので混同に注意! |
| MUR194D (18V / 金属8枚刃機) | らく巻きフラット (A-79435) | Φ1.6〜2.7mm | 金属8枚刃が標準のバリュー機ですが、 嬉しいことに最新の神ヘッド 「らく巻きフラット(A-79435)」 がそのまま装着可能です! |
② お手軽・超軽量な機種(女性やシニアに人気)
このクラスは本体が非常に軽く扱いやすい反面、モーター保護のために太いコードは絶対に回せません。
「極細コード推奨の軽いヘッド」
の組み合わせが必須です。
| 草刈機モデル | 適合するヘッド | 許容コード径 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| MUR193D (18V / 軽量ナイロン専用機) | ナイロンコードカッタ (A-73863) | Φ1.6〜1.65mm | 細径の花形ナイロンコードを使うための、 専用の小型・軽量ヘッドです。 |
| MUR100Dシリーズ (10.8V / 超軽量機) | ナイロンコードカッタ (A-66400) | Φ1.65mm推奨 | 本体が1.8kgと極めて軽いため、 ヘッドも極限まで軽く作られています。 超軽量機専用として、 指定の極細コードのみを使用してください。 |
「細いコードじゃ切れないでしょ?」と思うかもしれませんが、マキタ独自の「花形ナイロンコード」を使えば、驚くほどスパスパと鋭く雑草を粉砕してくれますよ!
第3章:AC電源式(コード式)をナイロン化する時の「追加部品」の罠
「バッテリー式は高いから、庭のコンセントに繋ぐAC100V機の『MUR1600N』などを買おう!」という方へ。
これらの機種をナイロンコード仕様に変更する際には、非常に重要な落とし穴(罠)があります。
これらの機種には、第1章で紹介した汎用品の
「ウルトラメタルローラー4 (A-58241)」
が適合します。
しかし、ヘッド本体(A-58241)を単体で買うだけでは、草刈機に取り付けることができません!
ここを見落として「週末に草刈りしようと思ったのに付かない!」と絶望しないために、以下の表で必要な追加部品を確認してください。
【AC機】ウルトラメタルローラー4 (A-58241) 装着に必要な部品
| 現在お使いの草刈機モデル | 追加で手配が必要な部品 | 備考・注意点 |
|---|---|---|
| MUR1600N (金属刃専用機) MUR2600N (樹脂刃専用機) | ①ナイロンコード用ガード (DA00001097等機種のガード類) ②刃押金具 (DA00000744) ③ロックナットレンチ (DA00000718) | 金属刃や樹脂刃から「換装」するため、 ヘッドを固定するための 専用金具と安全カバーが別途必要になります。 |
| MUR1601N (両用仕様機) | 原則として不要 | 初めから「ナイロンコード+金属刃」の 両用セットとして販売されているため、 ガードや金具類は標準で付属しています。 ヘッド本体のみ買えば交換可能です。 |
「AC機だから専用の特別なヘッドが必要」というわけではなく、「汎用ヘッドを取り付けるための土台部品がAC機には必要」と覚えておいてくださいね。
第4章:スプリット式(MUXシリーズ)の賢い運用法
先端の刃物をガチャッと付け替えられる「スプリットモータ(MUX01G、MUX18Dなど)」をお使いの方には、ナイロン化にあたって2つの選択肢があります。
車のトランクに積んで持ち運ぶ方には最高の機種ですが、ご自身の作業スタイルに合わせて賢く運用しましょう。
【スプリット式】2つのナイロン化スタイル
| 運用方法 | 必要なアタッチメント・部品型番 | 特徴・こんな人におすすめ |
|---|---|---|
| ① 先端のヘッドだけを交換する (コストを抑えたい方) | 刈払アタッチメント (EM402MP) + らく巻きフラット (A-79435) など | すでにチップソー用の「刈払アタッチメント」を持っている人向け。 先端の軸は「※1」と共通なため、汎用ヘッドを選んで装着できます。 少し手間はかかりますが安上がりです。 |
| ② アタッチメントを丸ごと買う (快適さ・スピード重視) | ナイロンカッタアタッチメント (EM408MP / A-71744) | ポールと高耐久な「ウルトラメタルローラー4」が最初からセットになった商品です。 現場で「広い場所は金属刃、壁際はナイロン」と頻繁に切り替えたい人向け。 数秒でチェンジ可能です! |
第5章:絶対に守るべき!「コード径」と「安全」のルール
最後に、ナイロンコードを安全に使うための鉄則をお伝えします。
これを守らないと、機械の故障や思わぬ大事故に繋がります。
ルール①:コードの太さは「草刈機本体の取扱説明書」を最優先する!
ナイロンコードの太さは、草刈機のモーターパワーに合わせて緻密に設定されています。
ヘッドのパッケージに「〜Φ3.0mmまで対応」と書いてあっても、それはあくまで**「ヘッド側の許容サイズ」**です。
本体のパワーに見合わない太いコードを無理に巻いて使用すると、空気抵抗が大きくなりすぎてモーターが過熱・焼損する原因になります。
【各電圧クラスにおけるコード径の一般的な傾向】
• 40Vmax / 36V機:パワーが高いため、Φ2.7mm〜Φ3.0mmなどの太いコードも使用可能なモデルが多いです。太い茎も粉砕できます。
• 18V機:一般的にΦ2.0mm〜Φ2.4mm程度が推奨されることが多い帯域です。バッテリーの持ちとのバランスが最高です。
• 10.8V機 / 14.4Vライト機:モーター保護のため、Φ1.65mmなどの専用の極細コードが指定されています。
※注意:上記はあくまで一般的な傾向です。ご購入・ご使用の際は、必ず「お手持ちの草刈機の取扱説明書に記載された指定サイズ」を厳守してください。
ルール②:必ず「ナイロンコード用プロテクタ」を使用する!
金属刃で使っている小さな飛散防護カバーのまま、ナイロンコードを使用するのは大変危険ですので絶対におやめください。
ナイロンコードは使用中に遠心力で伸びていきます。長くなりすぎるとモーターに過負荷がかかり、足元への石跳ねも激しくなります。
マキタの「ナイロンコード用プロテクタ(カバー)」には、端に
「コードを適切な長さに自動で切り揃えるカッター」
が付いており、飛散物から作業者を守る面積も広く安全に設計されています。
(※一部、標準カバーが兼用になっている機種もあります。取扱説明書をご確認ください)
まとめ:正しいヘッド選びで、ストレスフリーなキワ刈りを!
いかがでしたでしょうか。
マキタの草刈機はラインナップが豊富でプロの現場でも愛用されている分、適合部品を見極めるのが少し難しいです。
ですが基本のルールとご自身の型番さえ分かれば、ピッタリの相棒を確実に見つけることができます。
「コンクリートの壁際」や「大切な庭石の周り」など、金属刃では弾かれて(キックバック)危険な場所も、ナイロンコードカッタがあれば「ほうきで掃くように」綺麗に草を削り取ることができます。
あの「バチバチッ!」と雑草を粉砕する爽快感は、一度味わうと病みつきになりますよ。
ぜひこの記事の表を活用して適合部品をゲットし、安全で快適な「コードレス草刈りライフ」を楽しんでくださいね!