「マキタの草刈機で、タイヤが付いてて押して歩けるやつないの?」 「夏の草刈り、重い機械を振り回してると腕も腰もパンパンで…」
そんな切実な悩みをお持ちのあなた、実はマキタに「正解」があります。
ただ、カタログをパッと見ただけでは絶対に見つけられません。なぜなら、いわゆる「手押し式草刈機」という単純な名前では売っていないからです。
今回は、知る人ぞ知るマキタの隠れた名機、**「タイヤ付きでコロコロ押せる草刈機(グラウンドトリマ)」**の正体と、あなたの刈りたい場所(雑草なのか芝生なのか)に合わせた正しい選び方を徹底解説します!
これを読めば、腰痛におさらばできる「神アイテム」に出会えますよ。
マキタ純正「タイヤ付き」草刈機。用途にあわせて3つの選択肢あり!
タイヤ付きの草刈機ってあるの?
まず結論から言います。
答えは以下の通りです。
「タイヤ付き草刈機はある!但し一般的な草刈機とは少し違う。」
詳しく解説します。
タイヤ付きの草刈機といっても、一般的な草刈機ではない!
マキタ純正電動工具で「タイヤを使って楽に草刈りをする」方法はあります。
以下の電動工具を使用するパターンです。
- バリカン
- トリマ
- 芝刈り機
おや?と思った方は鋭い!
実はこれらは、一般的な草刈機とは少し違います。
「バリカン」、「トリマ」については、草刈り機のような回転系の刈刃ではありません。
二つの刃がぴったり合わさって、往復運動をしながら鋏のようにチョキチョキ切断する仕組みです。
「芝刈り機」については4輪の小さな車のような形です。
車のそこに草刈り機のヘッドのような回転刃は付いており、それが芝や草を刈っていきます。
「おいおい!ふざけるなよ!草刈機ってこういうのじゃないだろ!」
そう思われた方、申し訳ない。
チップソーをブンブン言わせながらタイヤ付きの草刈機で豪快に刈り進めるイメージであれば、きっと不満に思われると思います。
そう言う意味では、現在の所、マキタの充電式草刈機などの園芸用品に希望に添えるような機種はありません。
でももしかしたら、状況によっては今回紹介する電動工具でもあなたの希望は叶うかもしれない。
上手に使い分ける事で、実はもっと楽に作業できるかもしれませんので、もしよかったら続きを読んでみて下さい。
マキタの草刈機には、タイヤ付きの回転系草刈機(チップソーなど)のラインナップはない!
なぜマキタには「チップソーのタイヤ付き」がないの?
そう思われる方はいらっしゃると思います。
「しっかり刈れるチップソーで、かつ腰への負担も少ないタイヤ付きだったら最高だ!」
実は私もそう思って探してみたんですが・・・。
インターネットで探すと、エンジン式で「チップソー(丸い回転刃)」が付いた手押し草刈機を見かけることがあります。
でもマキタの充電式純正ラインナップにはこのタイプが存在しません。
なぜでしょうか?
理由はズバリ、**「安全性」**への配慮です。
石飛びの危険性
チップソーは高速回転するため、石に当たると弾丸のように飛ばします。
手押し式は刃と足元の距離が近くなりがちで、地面の凸凹に合わせて刃が跳ねた際、作業者に石が飛んでくるリスクが高いのです。
キックバックの制御不能
チップソーが硬い切株や石に当たると、ガツン!と弾かれる「キックバック」が起きます。
手持ち式なら竿を逃がせますが、タイヤで地面に固定されていると衝撃の逃げ場がなく、機械ごと暴れたり、破損したりする危険があります。
そのため、マキタは安全を最優先し、**「刃が往復するバリカン式(グラウンドトリマ)」**を採用しています。
これなら石も飛ばず、キックバックも起きないので、誰でも安全に作業できるのです。
リアルな草刈りの現場ではタイヤが機能しない。
実際に草刈りを行う人なら想像できると思います。
まず、草刈りをするようなところって基本的に地面がデコボコな事が多いです。
草が生い茂っているくらいですから、土も草の根で盛り上がったりして平らではありません。
しかも草を刈ると言っても、すべてが地面とツライチに綺麗に刈れるわけではありません。
切り株みたいなものが田植えの後の田んぼみたいにモサモサ残っていますし、小枝のような堅い茎もあったりします。
そんなところにどんどん分け入って作業する事を想像すると、小さなタイヤだといろんなものに引っ掛かったり、穴ぼこにハマったりして大変です。
タイヤが大きい普通の手押しの一輪車(ネコと呼んだりする)だってそんなところに入ると押すのが大変です。
こうやってリアルに想像すると、いかに使いづらいかわかると思います。
田んぼのあぜ道だって実際には平らではありません。
ヘリの部分は草刈機の刃を上手にあてて刈っていくのです。
地面と平行に刈るだけでは、ちょんまげを切られた落ち武者みたいな仕上がりになってしまいます。
ちょっと長すぎましたが、そもそも草が生えている場所にタイヤはなじまないのです。
なじむとすればきちんと管理され、整地された場所に草が生えた場合です。
自宅の庭とか、学校の校庭とか、芝生を植えてあるゴルフ場や整備された子供の遊び場とかならタイヤ付きでも大丈夫でしょう。
逆に言えば、そういう場所であれば今回紹介するバリカンやトリマ、芝刈り機などがまさにうってつけです。
草刈機として使えるマキタの電動工具!3種類を紹介!整地された場所で大活躍!
前述の懸念がないようなある程度整地された場所の草刈りでは、以下のマキタ電動工具が草刈機として使えます!
というか、こちらの方が以下のようなメリットがあります。
- 地面に沿って安定的に刈れるので仕上がりがきれい。
- キックバックでのケガの危険性がほとんどない為、とても安全。
- 動作音も静かだったりしますから、騒音が気になる住宅街でも使いやすい。
中には
「なんで最初からコレを買わなかったんだろう?」と思う方も出てくるでしょう。
草刈機として使えるタイヤ付き電動工具!おすすめ機種はコレ!
具体的に紹介します。
| 分類 | ①【本命】雑草対策 | ②【芝生】広範囲 | ③【芝生】キワ刈り |
|---|---|---|---|
| スタイル | スプリットモータ +グラウンドトリマ | 充電式芝刈機 (4輪タイヤ) | 芝生バリカン +キャスター付柄 |
| 主な型番 | MUX18DWFN (セット) または MUX18DZ + EN424MP | MLM001C MLM532D 等 | MUM604D 等 + A-65800 |
| 刃の動き | バリカン刃 (往復) ※ギザギザの刃 | ロータリー刃 (回転) ※プロペラのような刃 | バリカン刃 (往復) ※小型の刃 |
| 得意な場所 | 平地の雑草・空き地 草丈のある場所もOK | 整備された芝生 ※背の高い雑草はNG | 庭のキワ・狭い芝生 ※ちょっとした草取り |
| 疲れにくさ | ◎ (最強) 大径タイヤで押すだけ | ◎ (自走式あり) 広い面を均一に | ◯ (手軽) 立ったままコロコロ |
これらがタイヤ付きの草刈機として使える機種です。
場合によっては草刈機よりも音が静かで危険性も少なく気に入ってもらえるかもしれません。
選び方のポイントは?
ここで一番大事なのは、以下の点です。
ポイント
- どこで使うのか?
- 予算は?
- どのような状態の草を刈るのか?
ここを間違えると、せっかく買ったのに「全然草が刈れない!」と後悔することになります。
おすすめ機種No.1 雑草をコロコロ押して刈る「グラウンドトリマ」
「これこれ!こういうのが欲しかったんだよ!」
と、実物を見た人が必ず言うのがこれ。
マキタの
「スプリット式草刈機(MUXシリーズ)」
という先端を付け替えられるモデルに、
「グラウンドトリマ」
というタイヤ付きアタッチメントを装着するスタイルです。
おそらくこの記事を読んでいる人がやりたい事を、一番かなえてくれそうなのがこの機種です。
なぜこれが「最強」なのか?
• 重くない!:重さをφ130mmの大型タイヤが支えてくれるので、腕や腰への負担がほぼゼロ。ベビーカーを押す感覚で進めます。
• 石が飛ばない!:ここが重要です。チップソー(回転刃)ではなく、ヘッジトリマのような**「往復刃(バリカン)」**で草を挟んで切ります。だから石跳ねが極端に少なく、駐車場や建物の近くでも安心して使えます。
• 地面スレスレ!:タイヤで高さが決まるので、地面を削らず均一に刈れます。
【注意】アタッチメントの選び方(EN424MP vs EN425MP)
カタログには似たような型番がありますが、用途が違います。
| 型番 | EN424MP (A-76146) | EN425MP (A-00413) |
|---|---|---|
| タイプ | 【基本はコレ】標準タイプ | 【プロ向け】広幅タイプ |
| 特徴 | φ130mm大型タイヤ付き | ローラー付き |
| 刈込幅 | 330mm | 500mm |
| おすすめ | 一般家庭、空き地、畑のあぜ道。 デコボコ道もタイヤで乗り越えやすい。 | 広大な平面、グラウンド管理。 一度に広く刈れるが取り回しは重め。 |
★迷ったらコレを買おう(セット品) バラバラに買うのが面倒な方は、モーターと標準アタッチメント(EN424MP)がセットになったモデルがおすすめです。
• MUX18DWFN(18Vバッテリー1本で動く軽量モデル)
◦ これさえ買えばすぐに「タイヤ付き草刈り」が始められます!
【自宅の庭に最適!】しゃがまずに立ったまま草刈り「ロングハンドル付芝生バリカン」
「うちはそんな広い場所の草刈りじゃない。」
「庭の隅っこや花壇の周りを、しゃがまずに楽に刈りたいだけ」
という方にはもっと手軽で安い方法があります。
ハンディタイプの
「充電式芝生バリカン(MUMシリーズ)」
に、別売りの
「ロングハンドルアタッチメント(キャスター付)」
を付ける方法です。
手持ちで使うバリカンが、立ったまま使える草刈機に大変身します!
アタッチメントとは?
「庭の芝刈り、しゃがんでやるのが辛すぎる…」
そんな悩みを持つ全ユーザーにおすすめなのが、マキタのロングハンドルアタッチメント(A-65800)です。
これさえあれば、ハンディバリカンが「キャスター付きの手押し芝刈機」に早変わり!
「ロングハンドルアタッチメント A-65800」
コレがあなたの願望をかなえてくれます!
対応機種は?
ここでは前述の神アタッチメントに対応した全モデルを、電源別に徹底比較します。
※14.4Vモデルにはバッテリー選びに致命的な落とし穴があります。一覧表の後に記載された注意文をお読みください!
【決定版】ロングハンドル(A-65800)対応 芝生バリカン 全機種スペック比較表
| 電源系統 | 型番 | 刃幅 | 刈込高さ | 特長・スペック (カタログ値) | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|---|
| AC100V<br>(コード式) | MUM1601<br>(旧MUM1600) | 160mm | 3段階<br>(15/20/25) | 【コスパ最強】<br>●消費電力: 80W<br>●重量: 0.87kg<br>●特殊コーティング刃<br>●電池切れなし | 標準的な家庭の庭に<br>3〜10坪程度。電源が近くにあり、充電管理が面倒な方。とにかく安く済ませたい方に。 |
| AC100V<br>(コード式) | MUM1101<br>(旧MUM1100) | 110mm | 4段階<br>(10/15/20/25) | 【超・小型】<br>●消費電力: 80W<br>●重量: 0.83kg<br>●最小10mm低刈り特化 | 極小スペース・キワ刈り専用<br>花壇の隙間など、とにかく狭い場所をピンポイントで刈りたい方。 |
| 10.8V<br>(スライド) | MUM600D | 160mm | 3段階<br>(15/20/25) | 【軽さNo.1】<br>●連続: 約40分<br>●重量: 1.2kg<br>●CXTバッテリー採用 | 女性・ご高齢の方に<br>腕の力が弱くても楽々扱えます。クリーナ(CL107FD等)と電池を共有したい方に。 |
| 14.4V<br><span style="color:red;">※ライト</span> | MUM601D | 160mm | 3段階<br>(15/20/25) | 【DIY専用規格】<br>●連続: 約50分<br>●重量: 1.4kg<br>●<span style="color:red;">プロ電池不可</span> | ライトバッテリーをお持ちの方<br>ホームセンター仕様のインパクト(MTD001等)を既にお持ちの方限定。 |
| 18V<br>LXT | MUM604D<br><span style="color:red; font-weight:bold;">★大本命</span> | 160mm | 3段階<br>(15/20/25) | 【LXT全共有OK】<br>●連続: 約2時間5分<br>●重量: 1.6kg<br>●高トルク&スタミナ | マキタユーザー・広範囲に<br>掃除機やインパクトと電池を使い回すならこれ一択です。圧倒的な作業量。 |
※ MUM1600SP等はMUM1601と同等性能です(消耗品等の違い)。
※ 連続運転時間は無負荷時のカタログ目安値です(BL1830B/BL1415G/BL1015使用時)。
※ 刈高調整は、ロングハンドル装着時はアタッチメント側の調整機能に依存せず、本体側のグラスレシーバを外して高さを決める形になります(基本的に平らな場所を転がす用途推奨)。
【要注意】14.4Vモデル購入前の注意点
「14.4Vだから、手持ちのインパクトの電池が使えるはず」は大間違いです!
• MUM601D は、DIY専用の**「ライトバッテリー(BL1415Gなど)」**専用機です。
• プロ用工具(LXTシリーズ)の「BL1430B」などは物理的に刺さりません。
• 逆に、ライトバッテリーを他のプロ用工具に使い回すこともできません。
結論: すでにマキタ工具をお持ちの方、あるいは今後集めたい方は、**互換性最強の「18Vモデル(MUM604D)」**を強くおすすめします。
プロの視点で選ぶ「買い」の1台は?
間違いなく【18Vモデル:MUM604D】です。
理由は3つあります。
1. 圧倒的なスタミナ: 1充電で約2時間以上も動くので、作業途中で充電するストレスがありません。
2. LXT共有で将来性抜群: バッテリーが300機種以上のマキタ製品(掃除機、ブロワ、インパクト等)と使い回せます。
3. パワーの違い: 18Vのトルクなら、少し伸びてしまった軸の太い芝でも噛み込みにくいです。
「予算を抑えたい、コードがあっても平気」
という方は、
AC100Vの「MUM1601」
がコスパ最強です。
バッテリー劣化の心配もなく、数千円安く導入できます。
是非、ご自身の環境に合わせてベストな1台を選んでください!
広い庭や芝生の広場をきれいに刈れる!「充電式芝刈機」
カタログを見ると、4つのタイヤがついた立派な手押し車(MLMシリーズ)がたくさん載っています。
「これなら楽そう!」と思って飛びつくと、雑草刈りには使えません。
なぜ雑草には向かないの?
• 刃の構造が違う:これらは「回転刃」で風を起こして芝を立たせて切る構造です。柔らかい芝には最適ですが、硬い雑草や太い茎が入るとすぐにロックして止まります。
• 丈の長い草は無理:伸び放題の雑草(20cm以上)の中に突っ込むと、草が絡まって動かなくなります。
★見分け方
• 型番が**「MLM」**で始まるもの = 芝刈機(きれいな芝生専用)
• 型番が**「MUR」「MUX」**で始まるもの = 草刈機(雑草OK)
まとめ:あなたにおすすめの「タイヤ付き」はコレ!
| あなたの状況 | おすすめの選択肢 | 買うべき型番 |
|---|---|---|
| 畑や空き地の雑草を、 腰を痛めずに楽に刈りたい。 | スプリット式 +グラウンドトリマ | MUX18DWFN (18Vセット) または MUX01GWAN (40Vセット) |
| 自宅の庭や花壇の周りを、 立ったまま手軽に整えたい。 | 芝生バリカン +ロングハンドル | MUM604D など + 別売 A-65800 |
| きれいに管理された芝生を、 美しく刈り揃えたい。 | 充電式芝刈機 | MLMシリーズ (MLM432Dなど) |
特に
「グラウンドトリマ(MUX18DWFN)」
は、地面を滑るように進む感覚が病みつきになります。
「草刈りはしたいけど、重いのはもう無理…」
と諦めかけていた方にこそ、ぜひ試していただきたい解決策です!
(※本記事の情報は2026年1月時点のマキタ公式カタログに基づいています。)