「草刈り作業、刈るだけなら楽しいのに……」 そう思うこと、ありませんか?
草刈りの最大の敵。それは「刈った後の草の片付け」です。 集めて、運んで、袋に詰めて、ゴミに出す。あるいは、山積みにして枯れるのを待つ(でもなかなか枯れない)。 この**「刈った後の絶望」を、「刈ると同時に消滅させる」**魔法のようなアイテムがあるのをご存知でしょうか?
それが、今回ご紹介する**「シュレッダー刃(粉砕刃)」**です。
しかし、この刃はあまりに強力すぎるため、マキタの数ある草刈機の中でも「選ばれし機種」でしか使えません。 もし、対応していない機種に無理やり付けると、最悪の場合、機械が破壊されます。
この記事では、2026年1月時点の最新マキタカタログに基づき、シュレッダー刃が使える**「公式対応機種」と、絶対に知っておくべき「安全性」**について、どこよりも詳しく解説します。
1、シュレッダー刃とは?メリットや注意点を解説!
普通の草刈り刃(チップソー)は「円盤」ですよね。
でも、シュレッダー刃は違います。
まるでブーメランのような**「2枚刃」**で、先端がL字に曲がった特殊な形状をしています。
この形状が、草を「切る」のではなく**「叩き割って粉々にする」**動きを生み出すのです。
✅ ここが最強!シュレッダー刃の3大メリット
1. 草集め・ゴミ捨てが「完全に不要」になる! これが最大の理由です。刈った瞬間に草が粉砕(マルチング)され、細かくなって地面に撒かれます。そのまま土の栄養(堆肥)になるので、熊手で集める必要も、軽トラに積む必要もありません。 「刈り終わった瞬間が、作業終了」。この感動は一度味わうと戻れません。
2. ツル植物や笹薮に圧倒的に強い! 普通の刃だと絡まって止まってしまう「葛(クズ)」や、硬くて弾かれる「笹(ササ)」や「篠(シノ)」。シュレッダー刃なら、上から押さえつけるだけで**「バリバリバリッ!!」**と粉砕します。縦回転の力で叩き切るので、絡まる隙を与えません。
3. 草のボリュームを「減容化」できる 背丈ほどに伸びたブッシュ(セイタカアワダチソウなど)も、シュレッダー刃を通せば地面スレスレの高さまで一気にボリュームダウン。視界が開ける快感は病みつきになります。
⚠️ ここだけは注意!デメリット
• 飛び石・飛散物がすごい: 草を粉砕する勢いで、石や土も自分に向かって飛んできます。専用の大型カバーと、**フェイスガード(顔面保護)**は必須です。
• キックバックが強烈: 硬い切り株や岩に当たった時の跳ね返りが強いです。初心者の方は慎重な操作が必要です。
• バッテリーの減りが早い: 常に高負荷がかかるため、普通の刃よりも電池を食います。予備バッテリーは必須です。
2、シュレッダー刃はどんな用途に向いているの?
シュレッダー刃は、きれいな芝生や、柔らかい草を整えるのには向きません(虎刈りになります)。
以下のような**「ハードな現場」**でこそ真価を発揮します。
• 耕作放棄地の開拓: 数年放置してジャングルのようになった場所。
• 篠(シノ)や笹薮の刈り取り: 普通の刃では刃が立たない硬い植物の群生。
• 葛(クズ)や蔦(ツタ)の処理: 絡まりやすいツル植物の粉砕。
• 背の高い雑草の減容化: 刈った草をその場に放置したいけれど、そのままだと見栄えが悪い時。
3、シュレッダー刃はどんな人向け?
ズバリ、以下のような悩みをお持ちの方に全力でおすすめします。
• 「草刈り後の集草作業で、腰が限界を迎えている人」
• 「刈った草の処分場所に困っている人(燃やすのも禁止だし…)」
• 「庭というより、もはや森やジャングルと戦っている人」
• 「マキタの最強パワーを体感してみたい、道具好きの人」
特に、「草をゴミ袋に入れて出す」という自治体のルールがある地域の方には、ゴミ袋の数が10分の1以下になるので、経済的なメリットも大きいです!
4、マキタの充電式草刈機の対応機種はどれ?
ここが今回の記事で一番重要なポイントです。
マキタの充電式草刈機は数十種類ありますが、2026年1月現在、シュレッダー刃に「公式対応」しているのは、たったの2機種しかありません。
「え、これだけ?」と思うかもしれませんが、シュレッダー刃を回すには**「40mLエンジンクラス」**という、桁外れのパワーとシャフト強度が必要なのです。
【選ばれし2機種】公式対応モデル一覧
| 項目 | ① MUR012GZ | ② MUR013GZ |
|---|---|---|
| クラス | 80Vmax (40Vmax×2本) | 40Vmax (40Vmax×1本) |
| エンジン相当 | 40mL クラス (世界最強) | 35mL クラス (最強の取り回し) |
| 重量 (バッテリ含) | 7.9 kg (BL4040×2本時) | 6.0 kg (BL4050F時) |
| 防水性能 | IPX4 + ウエットガード | IPX4 + ウエットガード |
| シュレッダー刃対応 | ◎ (公式対応) | ◎ (公式対応) |
| 本体定価 (税別) | 106,700円 | 97,000円 |
※価格は2026年1月版カタログに基づく標準小売価格です。実売価格はAmazon等でご確認ください。
※両機種とも、シュレッダー刃を使用するには別売りの専用パーツが必要です(後述)。
5、おすすめ機種はどれ?違いと選び方!
2機種しかないと言っても、どちらを買うべきか悩みますよね。それぞれの特徴と、おすすめな人を解説します。
① 圧倒的パワーの怪物マシン【MUR012GZ】
「とにかくパワーこそ正義!」「広大な土地を更地にしたい!」という方向け
• 特徴: 40Vmaxバッテリーを2本直列で繋いで、脅威の80Vmaxで駆動します。エンジン式40mLクラスという、背負い式エンジン草刈機にも匹敵するバケモノ級のパワーです。
• メリット: シュレッダー刃の抵抗にも負けず、太い雑草も回転数を落とさずに粉砕し続けます。止まることを知りません。
• デメリット: 重いです。約8kgあります。手持ちで振り回すには体力が必要です(プロ仕様のハーネスが必須)。
② バランス最強の次世代エース【MUR013GZ】
「パワーは欲しいけど、重すぎるのは無理…」「扱いやすさも重視したい」という方向け
• 特徴: 40Vmaxバッテリー1本で駆動します。それでいてエンジン式35mLクラスのハイパワーを実現した、マキタ技術の結晶です。
• メリット: MUR012GZより約2kg軽いです。この差はデカイです。取り回しが良く、長時間の作業でも疲れにくいです。それでいてシュレッダー刃を回せる十分なトルクを持っています。
• デメリット: 連続稼働時間はバッテリー1本分なので、MUR012GZ(2本差し)よりは短くなります。予備バッテリーを用意しましょう。
【結論】どっちを選ぶ?
• 体力に自信あり&広大な休耕田や山林を拓く 👉 MUR012GZ
• 一般的な体格&広い庭や畑周りを効率よく管理 👉 MUR013GZ (★初心者にはこちらがおすすめ!)
6、必要なパーツやシュレッダー刃の種類は?
ここ、テストに出るくらい重要です。 本体を買っただけでは、シュレッダー刃は使えません!
「本体」+「シュレッダー刃」+「専用プロテクタ」+「専用取付金具」の4点セットが必要です。
特にプロテクタと金具は機種によって型番が違うので、間違えないように表にまとめました。
スクショ推奨です!
【完全保存版】シュレッダー刃導入 必須パーツリスト
| 機種 | ① シュレッダー刃 | ② 専用プロテクタ (カバー) | ③ 取付金具セット |
|---|---|---|---|
| MUR012GZ (80Vmax) | A-72861 (φ270mm) | A-72877 (3,700円) | A-75225 (3,700円) ※刃受・刃押金具のセット |
| MUR013GZ (40Vmax) | A-72861 (φ270mm) | A-75552 (3,700円) | A-75574 (3,700円) ※刃受・刃押金具のセット |
★購入時のポイント
• 刃は共通ですが、カバーと金具が別々です。
• 通常のチップソー用のカバーでは、粉砕された草が詰まって使い物になりません。必ずこの「デカいカバー(専用プロテクタ)」を買ってください。
• 取付金具も、通常のチップソー用とは厚みや形状が違います。これをケチると刃が外れて大事故になります。絶対に純正品を揃えてください。
7、他の機種にも使えるの?(18V機など)
繰り返しになりますが、マキタのカタログでは、シュレッダー刃に対応しているのは以下の2機種のみとなっています。(2026年01月現在)
- MUR012GZ ( 40Vmaxバッテリー×2本 )
- MUR013GZ ( 40Vmaxバッテリー×1本 )
2機種ともに40Vmaxシリーズの草刈機です。
ですが同じ40Vmaxの草刈機でも、他の機種は「非推奨」となっています。
18Vバッテリーシリーズの草刈機は、言わずもがな「非推奨」です。
マキタの18V草刈機(MUR190Dなど)や、40Vの軽量モデル(MUR005Gなど)に付けちゃダメ?」
これ、非常によくある質問ですが、結論から言います。
やめた方が良いです。(公式非推奨・保証対象外)
メーカー的には「使用不可」ではなく「非推奨」としているので、物理的には装着可能でしょう。
ネット上には「付けてみた」という動画があるかもしれません。
でもそれは「動くか?動かないか?」というレベルの話です。
「安全に使えるか」の話ではありません。
なぜ他の機種ではダメなのか?(シャフト強度の問題)
シュレッダー刃は縦回転で草を叩き割るため、通常のチップソーの1.5倍〜2倍のトルクと振動が発生します。
• MUR012/013GZ: この衝撃に耐えられるよう、ドライブシャフト(回転軸)が太く、ギアケースも頑丈に作られています。
• その他の機種: シャフトが細いため、シュレッダー刃の衝撃に耐えられません。
無理に使うとどうなる?(リスク)
シュレッダー刃を非推奨の機種に付けて無理に使用すると以下のようなトラブルが起きる可能性があります。
1. シャフトが曲がる・折れる: 最悪の場合、高速回転中に軸が折れて、刃が自分に向かって飛んできます。大事故になります。
2. ギアケースの破損: 数万円の高額修理になります(もちろんメーカー保証対象外です)。
3. 振動で手が痺れる: 振動吸収構造が対応していないため、まともに作業できません。
「自己責任ならいいでしょ?」と思うかもしれませんが、怪我をしてからでは遅いです。
シュレッダー刃を使いたいなら、MUR012GZ か MUR013GZ を買う。
これが一番安全で、かつシュレッダー刃の性能をしっかり発揮し効率的に作業が出来る方法です。
8、レビューや口コミからの使用感や感想を紹介!
実際にこの「最強セット(012G/013G × シュレッダー刃)」を使用した方のリアルな声を集めてみました。
【良い口コミ:感動の声】
• 「もっと早く買えばよかった! 笹薮があっという間に更地になった。刈り取った笹を片付けなくていいのがこんなに楽だとは。」(013GZ使用)
• 「エンジン式じゃないと無理だと思っていたけど、電動でここまでパワーがあるとは驚き。 静かだから早朝でも近所迷惑になりにくい。」
• 「葛(クズ)の処理に絶望していたけど、シュレッダー刃なら上から叩くだけで粉々。絡まり知らずでストレスフリー。」
• 「80Vmax(MUR012GZ)は重いけど、その自重を利用して草を押し潰せるので、慣れると逆に楽。」
【悪い口コミ:覚悟すべき点】
• 「顔に飛んでくる草の量がハンパない。 メッシュのフェイスガードだと汁が飛んできて顔が緑になる。透明なシールド付きが必須。」
• 「バッテリーの持ちは正直悪い。フルパワーで粉砕し続けると実働20分〜30分くらいで切れることも。予備バッテリーがないと仕事にならない。」
• 「専用カバー(プロテクタ)が大きすぎて、細かいキワ刈りは苦手。広い場所専用と割り切るべき。」
★現場からのアドバイス シュレッダー刃を使う時は、**「全身フル装備」**で挑みましょう。エプロンやスネ当て、そして顔全体を覆うシールドは必須です。服は草の汁で絶対に汚れるので、汚れてもいい服で!
9、まとめ
いかがでしたでしょうか?
マキタの充電式草刈機でシュレッダー刃を使ってみたい方に向けて書いてみました。
1. シュレッダー刃で草や笹などの藪を刈ると、粉砕されて草捨てが不要になる。
2. 対応機種は**「MUR012GZ」と「MUR013GZ」**の2つだけ!(2026年1月現在)
3. 最強パワーなら012G、取り回し重視なら013Gを選ぼう。
4. 「専用プロテクタ」と「取付金具」の買い忘れに注意!シュレッダー刃と一緒に買おう!
5. 18V機や他モデルへの無理な取り付けは、軸が折れるので絶対NG。
初期投資は少しかかりますが、「草を集めて捨てる時間」を時給換算すれば、あっという間に元が取れるはずです。
週末の草刈りが、苦行から「粉砕する快感」のエンターテイメントに変わるかもしれませんよ?
ぜひ、あなたも最強の「シュレッダー刃デビュー」を飾ってください!
(※本記事の情報は2026年1月時点のマキタ公式カタログおよび取扱説明書に基づいています。製品の仕様は変更される場合がありますので、購入前には必ずメーカー公式サイト等をご確認ください。)