「電動ドライバーでトルクの調整が出来るのか?」
こんな疑問を持っている人もいらっしゃると思います。
今回はこの疑問に自分なりに答えてみたいと思います。
電動ドライバーでトルク調整が出来るのか?
この問いに私なりにこたえるとすれば、「ノー」です。
電動ドライバーでトルク調整は出来ません。
これが答えです。
但し、この場合前提条件があるのでそれを確認しておきたいと思います。
電動ドライバーとは、3.6Vのねじ回しとして使う電動工具の事を指している。
ここでいう電動ドライバーとは、例えばボッシュのixo7や電ドラボールのような、プラスネジをネジ穴に差し込んで締めることに使うようなものを指します。
自分で穴をこじ開けながら木材などを締結する木ネジやコーススレッドビスを使うような工具ではありません。
基本的には既にネジ山が切ってあるようなネジ穴にネジを入れて締めたり、すでに下穴が開いている組み立て家具の組み立てに木ネジを使用する場合に使うものです。
逆に言えば1分間に1,000回転以上の高速回転でドリル刃で穴を開けたりそんなことはできないのが電動ドライバーです。
電動ドライバーにはトルクを調整するような機能は付いていない。
電動ドライバーは基本的に一定の回転スピードで一定のトルクで締め付けるもので、トルクを変化させることはできません。
そんな機能が無い機種の事を電動ドライバーと呼ぶわけです。
もしも「トルク調節機能」がついていたら、それはドリルドライバー(ドライバドリル)です。
ここでいうトルク調整機能とは「トルククラッチ」という機能です。
10段階や20段階程度のトルク設定ダイヤルが付いていて、設定したトルク以上の負荷が掛かると、締め付けをやめて空転します。
これが付いている電動工具は、電動ドライバーではなく、ドリルドライバーと呼ばれます。
「トルククラッチ」が付いていない、ネジ締め用途の電動工具が「電動ドライバー」です。
「トルククラッチ」が付いていて、ネジ締め用途にも使えるし、高速回転+ドリル刃で木材や金属などに穴もあけられる電動工具が「ドリルドライバー」です。
一般的な認識では「電動ドライバー」にはトルククラッチ機能は付いていません。
逆にトルククラッチ機能がついていたら電動ドライバーではないという認識なのです。
そういう意味で電動ドライバーにはトルク調整は出来ないと言っているわけです。
例外はあるのか?
あるにはあります。
先ほど紹介してボッシュのIXO7などは、電動ドライバーです。
ですが、トルククラッチ用のアダプターを先端にセットすると、トルクダイヤルでのトルク設定が可能になります。
細やかな設定は出来ませんが、設定したトルク以上の負荷が掛かると空転します。
また、例えばマキタのTD173Dなどのような高級インパクトドライバーには、パワー切り替え機能が付いており4段階くらいの切り替えが可能です。
そのパワー切替を弱にすると、インパクトドライバーでの締め付けトルクが非常に弱くなります。
最強トルクを有するフラッグシップモデルなのに、そのトルクを小さくして相手に合わせた締め付けを行う事ができます。
まとめ
電動ドライバーという電動工具はピストル型電動締め付け工具全般を指す言葉ではありません。
一般的には「電動ネジ締め機械」的なものであり、電圧も3.6Vの非力な電動工具を指す言葉です。
安く買える代わりに、機能も大してないというような位置づけの工具です。
電動ドライバーではトルク調節は出来ない!
基本的には、
トルク調節もできる電動ドライバーは無い!
と考えてください。
例外はIXO7でしょう。
このIXO7なら、「トルクアダプター」というアタッチメントを追加購入すれば、電動ドライバーであってもトルク調整ができます。
ネジ締めしたくて、かつトルク調整がしたいなら3.6Vか7.2Vのドリルドライバーがおすすめ!
トルク調整もできる電動工具は「ドリルドライバー」です。
でももっと本格的なトルク調節をしたいのであれば、「電動ドライバー」ではなく「ドリルドライバー」という電動工具を探してみましょう。
ただしドリルドライバーは3.6Vの小型機からから36Vの大型機まであります。
ネジ締めに使うのであれば、3.6Vや7.2Vのドリルドライバーがベストでしょう。
トルク調節が出来るので、繊細な作業ができますし、一定の締め付け力で統一できるので、ネジ締めがムラなく効率よくできますよ。
おすすめはこちらのマキタのDF023Dなどのペンドリルドライバーでしょう。
ではでは。