アシックスの安全靴「ウィンジョブ CP210」の紹介です。
アシックス ウィンジョブ CP210 軽くて通気性の良い走りたくなる安全靴!
ウィンジョブ CP210 は、ホールド性がよく軽量なので、足との一体感が高いモデルです。
思わず走りたくような安全靴です。
またアシックスの安全靴の中でも特にスタイリッシュな安全靴です。
CP210 の基本情報
- 規格 :JSAA規格 A種認定品
- 締付方法:紐タイプ
- 外装 :メッシュ繊維
- 価格 :¥13,750(税込み)
- 発売時期:2019年7月
- 質量 :約360g(26.5cm)
- 靴幅 :2E相当(※3Eではないので注意!)
- サイズ :21.5cm~28.0(0.5刻み)、29cm、30cm
CP210の特長
CP210の安全性能・規格について
このCP210は「JSAA規格 A種認定品」という規格です。
2024年現在、アシックスの安全靴のほとんどが「A種(普通作業用)」です。
他のアシックスの安全靴と比較して特に優劣はありません。
ちなみにJSAA規格には「A種(普通作業用)」と「B種(軽作業用)」の2種類があります。
以前のアシックス安全靴にはB種モデルもありました。
一つ言えることは、JSAA規格A種のCP210は規格なしの安全靴と比較すると安全性能が高い!という事です。
CP210のフィッテングシステムが「ひも」である点について
CP210は「走りたくなる安全靴」というコンセプトで作られています。
靴を足にフィットさせると言いう点では、マジックテープやBOAシステムよりも「ひも」の方が優秀でしょう。
BOAシステムだと余計な器具が付く分、靴の重さも重くなります。
そういう意味でも「ひも」の方が軽くて有利でしょう。
また、CP210はひもを通す穴がジグザグに配置されている「クアドラレーシング」と言う方式を採用しています。
これにより、普通のひも靴よりさらに足にフィットしやすくなります。
ひも靴は「アンダーラップ」や「オーバーラップ」など、紐の通し方で履き心地を変えることが出来ます。
またCP210であれば足首部にサブホールが付いているので、ダブルアイレットなどのより足首や足の甲にフィットする結び方も可能です。
「走りたくなるくらい足にフィットして、重量も軽い」コンセプトを実現させるためには、「ひも」がベストなのだと思われます。
CP210の価格について
CP210は「ジョギングシューズのような安全靴」です。
安全靴でありながらも、軽さ・フィット性能・通気性・耐滑性・衝撃吸収性などを追及して作られています。
激安な安全靴等と比べれば快適で疲れにくく、同時に耐久性も高く長持ちします。
「定価¥13,750(税込み)」という価格は妥当だと思われます。
但し、2019年の発売開始当時には「¥10,780(税込み)」であった事を考えると、最近の物価高騰の影響を受けているのかなと言う印象です。
CP210のアッパー素材(外装)が合成繊維・メッシュである点について
CP210は「走りたくなる安全靴」というコンセプトで作られています。
人工皮革を使用すれば靴が重たくなるので、CP210では軽い合成繊維を採用しているわけです。
CP210の重量について
CP210の重量は360g(26.5cm 片足)です。
一般的なひもタイプのウィンジョブは400g程度です。
そう考えると360gと言うのはかなり軽いです。
この「軽さ」はCP210を選ぶ重要ポイントの1つのだと言えます。
CP210の靴幅について
CP210の靴幅は2Eです。
一般的な安全靴の中では細身です。
従来の安全靴は3Eが当たり前でした。
アシックスの安全靴に関しても主流は3Eです。
そんななかで靴幅を2Eにするのは結構な差別化でしょう。
この細身の靴幅は「走りたくなる安全靴」には必須の特長です。
但し、この細身の靴幅が「足に合わない」と考える方はいらっしゃると思います。
逆に足の細い女性にとっては選びやすいポイントでもあります。
この「靴幅の細さ」はCP210を選ぶ重要ポイントの1つのだと言えます。
CP210の通気性・蒸れやすさについて
CP210は靴幅が2Eです。
フィット感が良いので動きやすいのですが、足にフィットする分蒸れやすくなります。
その対策としてCP210はサイドメッシュの目を粗くすることで通気性を確保してあります。
これはCP210の大きな特徴の一つです。
メッシュの穴からオレンジ色の中敷きが透けて見えると思います。
こちらも中のピンク色が透けています。
このメッシュの目の粗さが通気性の良さにつながっています。
CP210の浸水性・濡れやすさについて
前述の通りCP210は大部分が合成繊維のメッシュ素材であり、かつサイドメッシュの目が粗いです。
なので雨が降ったり水たまりに踏み入れたりすると中まで浸水する可能性が高いです。
この浸水しやすさCP210の短所とも言えます。
でもこれは長所でもあるので、CP210に魅力を感じる方は受け入れるしかないでしょう。
但し、逆に言えばCP210は「乾きやすい」とも言えます。
以下のような方法も有効でしょう。
- 2足購入して上手にローテーションする。
- 別途、防水性の高い安全靴を準備して使い分ける。
- 靴専用の乾燥機で素早く乾燥させる。
CP210は人気の安全靴なので、上手に組み合わせて使うと良いでしょう。
CP210のサイズ展開について
CP210のサイズ展開は、21.5cmから0.5cm刻みです。
なので完全に女性が履く事を想定してのサイズ展開です。
他のウィンジョブでは22.5cmからとか24.0cmからなど、小さいサイズが存在しないモデルもあります。
とくに足のサイズが21.5cmや22.0cmの方にはメチャクチャ貴重な存在でしょう。
靴幅が2Eと言う点も合わせて考えるとさらに貴重です。
この「サイズ展開の広さ」は足のサイズが小さい方にとってはCP210を選ぶ重要ポイントの1つのだと言えます。
CP210の発売時期について
CP210の発売は2019年7月です。
2024年の現在では、発売から5年近く経過しています。
しかし2024年3月頃でも「軽くていい!」「履きやすい!」「メーカー品は違う!」などのレビューがたくさんあります。(Amazonレビュー)
まだまだ人気のようです。
CP210のカラーラインナップ
CP210のカラーラインナップは、一言で言えば「若者向け」という配色です。
もしかしたら年配の方は「ちょっと派手過ぎる」と思われるかもしれませんね。
昔ながらの安全靴の方が良いという方はCP106をおすすめします。
デザインや色がおしゃれなので、私服にあわせても大丈夫!
仕事場への行き帰りも履き替える必要はないでしょう!
CP210 の優れた機能
アシックスの安全靴の多くで採用されている定番機能から、CP210特有の機能まで多くの機能が搭載されています。
人気の理由はこれらの機能の充実にあります。
CPグリップソール
CPグリップソールは以下の性能を併せ持っています。
- 耐油性(油による劣化に強い)
- 耐摩耗性(すり減りにくい)
- 耐滑性(滑りにくい)
通常のアウターソールは油に触れると劣化しやすいです。
このCPグリップソールは耐油性ラバーを使用しています。
機械油などを扱う現場でしようしても劣化しにくいです。
また、滑りにくいので転倒事故を発生を抑制できます。
さらにすり減りにくいので長持ちします。
アシックスの安全靴は「靴底が減りにくく長持ちでコスパが良い」とよくレビューに書かれています。
それはまさにCPグリップソールの特長といえるでしょう。
トゥアップ設計
つま先が上に上がっている為、歩く時地面に引っかかりにくいです。
「転倒事故」の危険性を減少させてくれます。
ウィンジョブ CP210 は CP106の後継モデルなのか?
CP210は、廃番になったCP106の後継モデルなのか?と思われる部分があります。
その理由は「サイドメッシュの通気孔」です。
CP106とCP210の大きな共通点として「サイドメッシュの目がメチャクチャ粗い」というものがあります。
このサイドメッシュから外気が取り込まれるので、とても通気性が良いです。
CP106の代わりにCP210を購入したという方もいらっしゃいます。
CP106とCP210では靴幅が違う!
サイドメッシュの通気性については共通している両者ですが、実は大きな違いがあります
CP106とCP210の大きな違いは「靴の横幅」です。
- CP106 : 3E
- CP210 : 2E
です。
3Eより2Eの方が細身です。
靴幅2Eの方がフィット感は増します。
靴幅2Eは以下のような方におすすめです。
- 仕事で走り回る方。
- 女性の方。
- 足が細い方。
靴幅3Eは横幅に余裕があるので通気性が良いです。
逆にフィット感は少ないです。
とはいえ従来の安全靴は幅広タイプが普通だったので、違和感は少ないでしょう。
今でも安全靴の多くは靴幅3Eです。
靴幅3Eは以下のような方におすすめです。
- 同じ場所で作業を行う動きの少ない仕事の方。
- 男性の方
- 通気性重視の方
- 靴が足に密着するのが苦手な方。
男性は3E、女性は2Eと言うのは一般論です。
それぞれ好みも違いますし、足の形も異なります。
履き続けるうちに靴がなじんできたり、最初は違和感があったがだんだん慣れてくるなんて事もあるでしょう。
CP210はユニセックスモデルなので、最終的には好みに合わせて選べばいいと思います。
CP210のレビュー
Amazonなどのレビューを詳しく見てみましょう。
運送業で使用!足が疲れない!蒸れない!
足が疲れない!
運送会社で働いている主人は会社で購入できる一万円位の安全靴を履いていましたが、重い、通気性悪いでこちらを購入しました。
初日、足の疲れが全然違う!蒸れなくて良いと大喜び。見た目もいいし、丈夫そうでいい感じです!
出典:Amazon
「蒸れなくて良い」と満足されています。
この方は運送会社で働いている方の奥さんのようですが、まさにこのCP210は運送業の方の為に開発されたものです。
CP106の通気性には負けるが、クッション性はUPした!
通気性に問題なし。
個人的に一番重要なのは通気性だった。
蒸れるとすぐに水虫が再発するから。
今まで長い間購入していたCP106モデルがなぜか高騰。
27㎝が1万2千円に!
廃盤になったのか?反対側が透けて見えるほどのメッシュ生地で通気性がよくもうずっとコレを履いていたからショックだった。
CP106に出会うまでかなり試行錯誤したのにまた同じ苦労を繰り返すのか?
そう思って似たような感じのCP210を祈る気持ちで購入した。
メッシュ生地がどの程度の通気性か確認できる画像が無かったから。
そして本日届いて確認したら・・・。
おお!通気性良さそうじゃないか!これなら蒸れる心配はなさそうだ。
ただ派手過ぎるのでもうちょっと大人しい感じのデザインにして欲しい。
使い勝手に関しては後ほど追記したい。追記
CP106に比べるとやはり蒸れる。
しかしクッション性は増したかな。
思ったより派手で足元が目立つ。
もうちょっとCP106にぐらいの色のシューズを求む。出典:Amazon
この方のレビューはとても分かりやすいですね。
ただし「CP106に比べるとやはり蒸れる」と書かれています。
これからも分かるように、CP106は「蒸れない安全靴」としてピカイチだったのでしょう。
ではCP201は通気性で本当に劣るのでしょうか?
一点考えられるのは靴幅の違いによる通気性の違いです。
このCP210は靴自体が細身だから足に良くフィットします。
そのフィット感と通気性はどうしても相反関係にあるのかもしれません。
クッション性は増したとの事なので、運送業の方には本当にピッタリだと思います。
アシックスも下記のようにCP210のコンセプトを説明しています。
今回発売する商品は、歩いたり走ったりする場面が多い運輸業に従事する方が主な対象で、当社ランニングシューズなどにも採用しているスポンジ材をミッドソール(甲被と靴底の間の中間クッション材)に搭載したのが特徴です。
クッション性と反発性といった相反する機能を両立させており、着地時の衝撃を緩衝しながら効率よく推進力に変え、快適な足運びをサポートします。
かかと部にはクッション性が高いスポンジ材「fuzeGEL(フューズゲル)」を搭載しています。
靴底は素材の配合を工夫し、油分を含んでも劣化や形状変化をしにくくした、耐油性と耐摩耗性に優れた独自開発の「CPグリップソール」を採用しています。
出典:アシックスHP
走り回っても疲れないように、アシックスのGELでクッション性を高めています。
さらに走り回る時の靴の中の熱を逃がすためにサイドメッシュをより粗目に作ってあるようです。
雨で靴の中が濡れやすい!でも乾くのも速い!
通気性
夏先からちょっとした雨の中での作業用に
靴の中は濡れてしまうけど乾くのも早いのでこれ
サイズはワイズが2Eなのでワンサイズ上を選びました出典:Amazon
通気性が良いから夏用に履いているとの事。
雨が浸み込むのは通気性が良い証拠ですね。
乾くのも速いからと、「夏用」と割り切って使うあたり・・・さすがですね。
とにかく通気性はかなり良いモデルです。
「ただのメッシュ素材」ではなく、サイドメッシュの工夫が通気性バツグンの秘密なんですね。
最後に
運送業の方に特におすすめのアシックス安全靴 「ウィンジョブ CP210」。
一度履いたらやめられない人気の安全靴です。
カッコよく仕事をしたい方には特におすすめです!